東北から関東を襲った震災は多くの犠牲と被害を残し、今なお福島原発では収束の気配すら見えない状態が続いています。我がホームグラウンドの那珂川流域でも多くの被害があり、土砂崩れ、住宅の被害等が自身の爪あととなって残っています。旧黒羽地区でも震度6強、今まで経験した中で最大の揺れでした。震災から2週間が過ぎ、遅くなった解禁に寒井の那珂川に向かいました。本流は渇水状態、今年はまだ那須方面に残雪が多く、気温も朝夕、氷点下になる日もあり、例年よりは季節が少し遅れ気味なような気がします。えさになるヒラタ、黒川は釣り場にたくさんいて、調達も容易にできます。本流の渇水状態と低温のため、魚はまだ瀬に出ておらず、水深のあるよどみ狙いに徹しました。水温が低いせいか、アタリはほどんとなく、1時間粘ってようやく1尾ヒット。急瀬の中でかかったため、取り込めず、15分ほどやり取りの末、ようやく川岸に。反転する姿は銀色にひかり、尺近いヤマメ。ゼロ釣法の限界か、0.1号の糸では、ヤマメの引きと、流れの強さに耐え切れず糸切れ、姿を確認したため、本年最初のヤマメは取り込めず次回の挑戦に期待でした。その後、余笹川の場所を移しアタリを見るも、小ぶりなものが多く、気温の上昇街の様な気がしました。北の風強く昼にて納竿、次回が楽しみです。

寒井の那珂川本流

余笹川のチビやまめ(もちろんリリース)

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