ゲーテアヌム建設現場で講義するルドルフ・シュタイナー(唯一の写真)        「ラディカル」とは「ラディッシュ」と同じ語源で、「根源的」という意味。表面のみならず、その「根」を見ようとすること。このブログはそういった意味でラディカルでありたい。

2008/9/9

Hokkaidou です  ドイツ名言珍言集

     「小林さんはカボチャの中に住んでいたのですか?」

 今ドイツでは異変が起きている。昔は、サッポロ生まれです、と言うとすぐに、ああ、冬季オリンピックの街ですね、と云う答えが返ってきたものだが、今は、年配の人以外反応なしである。1972年、ミュンヘンが夏季で札幌が冬季オリンピックだった。ミュンヘンでは、パレスチナ解放を訴える為のテロがあって、イスラエル人選手が何人も殺害された、と云うことも多くの若いドイツ人は知らない。

 もう一つの大異変は、北海道という地名に関することだ。先日、ボーフム集会で聖化式のあとにいつものように簡単な食事をしていると、今が旬のカボチャのスープが出た。少しレモン汁が入っていて本当にうまい。すると、誰かが言った。「ホッカイドウだ、やっぱりうまいな」と。私が、「ホッカイドウは私の故郷ですよ」、というと、「え〜、小林さんはカボチャの中に住んでいたのですか」と云う、珍言が飛び出した。

 もうだいぶ前から、「ホッカイドウ」と云う名のカボチャがドイツで出回っていることは知っていたが、これほどまでに広まっているとは知らなかった。確かにドイツのカボチャは水っぽくて不味い。そこに、我が北海道で開発された、うまいカボチャの品種が入ってきたから、ドイツ人は飛びついた、と云うわけだ。しかしその語源を知る人は先ずいない。だから、「ホッカイドウ」はこれからもカボチャであり続けるだろう。

 昨日、クレーフェルドという街のキリスト者共同体で、司祭仲間の会合があった。昼食を集会の方々が作ってくれた。またしても、カボチャスープである。とてもうまかった。キッチンに食器をさげに行ったとき、お礼に、とても美味しかった旨を伝えた。「そうでしょ、ホッカイドウだから」と云う答えが返ってきた。私はもう何も言わなかった。
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