2012/5/13

”えにし”の話  私の中のスイスと日本
スイスは、昨日日中27度、今日は14度、でした・・・。
すごい差です、雨も時折激しく降っていたし。
季節がどっちに向かっているのかわからなくなる。

でも、確実に日ごとに木々の緑が豊かになって、美しい新緑の季節です。

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あんまり緑のグラデーションが美しかったので、思わずパチリ!
(道のわきに並んでいる紺色のモノは、実は分別ゴミの容れ物です。)

町中なのに、草の匂い(花の匂いではなくて)がするのです。
ふだん都会にいると、音もそうですが、匂いも、自然の匂い、なんて
まず意識しないですものね。
(まあ、チューリッヒも都会と言えば都会なんですけど・・・。)

風が運んでくる芳しい草の匂い。ああ、良いものだなあ、と思いました。


さて、話は飛びますが(^^♪

”えにし‐縁”という言葉には、なにかしら不思議なパワーがあると思っています。

2004年、日本スイス友好通商条約締結140周年の年に、スイス外務省との協働で
スイスの若い弦楽オーケストラを日本に招聘するプロジェクトをやったことがあります。

同じ年、日米友好通商条約締結150年記念、だったので、
開国直後アメリカのわずか十年後には、この小さな国が東の果ての日本と
友好関係を結んでいたということ。

しかも、他のどの国よりも長く、です。なにしろ両国は一度も戦争をしていないのだから。

プロジェクトの内容は

尺八・琵琶・コントラバスのソリストとスイスの若いオーケストラの共演で
スイスと日本の作曲家のツアー委嘱作品初演、
東京、大阪、九州、で計6回ほどのコンサート、
堺での日本の若い音楽家との共演や、長崎でのホストファミリーとの交流、
東京のコンサートは、スイス連邦大統領来日歓迎のレセプションを兼ねて

という、ずいぶんむこう見ずで大それた企画だったと思います、我ながら。

そのプロジェクトの名前を何にしようか、と散々考えて、
”時間・空間・人間のENISHIプロジェクト” にしたのでした。

しかし、スイス人に ENISHI の意味を聞かれて、説明がむずかしい!
運命的な出逢い、ではニュアンス違うし。えにし、ねえ・・・。

でも、ENISHIプロジェクトの河村さん、「えにしのKAWAMURAさん」、と
外務省の方たちは日本語そのままで覚えてくださって、翌年の愛・地球博までも
ご縁が繋がりました。

苦労も一通りではなかったけれど、あの、私にとっては一大プロジェクトが、
国内国外のたくさんの協力者のお力添えで成功裏に終えられたのは
魔法の言葉「えにし」のパワー、言霊の力があったから、と思います。

考えてみたら、生の音楽、ってまさにENISHIが形になったものなんですね。
いつか、どこかで、だれかが、でなくて

「いま」「ここで」「私、私たちが」の・・・。




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