2016/12/30

「Blowin' In The Wind 風に吹かれて 」  
2016年も終わりに近づきました。

先日目にした、深く心に残った言葉、
今年のノーベル文学賞を受賞した、ボブ・ディランのスピーチです。

http://www.nikkei.com/article/DGXLAS0040006_R11C16A2000000/

「如何に」よりも「何故に」を
自分に問うて歌い続けてきたであろうことが良くわかる
誠実なスピーチだと思います。

・・・私は文豪ウィリアム・シェークスピアのことが頭に浮かびました。彼は自分を劇作家だと考えていたと思います。文学作品を書いているという考えはなかったでしょう。彼の文章は舞台のために書かれました。読まれることではなく、話されることを意図していました・・・シェークスピアの意識から最もかけ離れていたのは「これは『文学』だろうか」という問いだったと確信します。・・・

・・・これまで「自分の歌は『文学』なのだろうか」と自問した時は一度もありませんでした。・・・


演じられるために書かれた戯曲たち、
歌われるために作られてきた歌たち。

職人肌の創作者たちによって生み出されてきた幾多の作品の
シンプルな、
これ以上ない最高の存在理由ですね。

・・・一つだけ言わせてください。これまで演奏家として5万人を前に演奏したこともあれば、50人のために演奏したこともあります。しかし50人に演奏する方がより難しい。5万人は「一つの人格」に見えますが、50人はそうではありません。一人一人が個別のアイデンティティー、いわば自分だけの世界を持っています。物事をより明瞭に理解することができるのです。(演奏家は)誠実さや、それが才能の深さにいかに関係しているかが試されます。・・・

この言葉にも深く共感を覚えました。
5万人の《ひとつの》聴衆と、一人一人の聴き手が50人。
そうなのだ、演奏家として、私も深く後者と関わりたい、と思ったことでした。

そして、スピーチの締めくくりに

・・・これまで「自分の歌は『文学』なのだろうか」と自問した時は一度もありませんでした。

そのような問い掛けを考えることに時間をかけ、最終的に素晴らしい答えを出していただいたスウェーデン・アカデミーに感謝します。



いかにもボブ・ディランらしいです、素晴らしい!

The answer is blowin' in the wind.
その答えは 風に吹かれて (だれにもわからない)
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2016/12/25

身辺あわただしく・・  
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今年もチューリッヒ中央駅構内に、きらびやかなスワロフスキーのクリスマスツリーが。

大変大変、あっという間に今年も残すところ
あと5日となってしまいました。

いつものように慌ただしくも
クリスマス、年の瀬を迎え心浮き立つような季節であるはずですが、
世界中で不穏な動きも。

つい先日にチューリッヒで起きた発砲事件に関連しても
大使館から注意喚起のメールが送られてきました。
そうはいっても、怯えて暮らすわけにもいかないし、
粛々と、日常をこなし
無事に静かなクリスマスの休日第一目をむかえられたことを
感謝するばかりです。

今年はいつもの年より1ヶ月早く11月末にチューリッヒに移動しました。
その分、11月はこれまた色々と詰め込み
文化の日、奈良のお寺コンサート二回のあとは
今年四回目となった沖縄行き(今回は沖縄市)、新しい出逢いがありました。
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去年の初演に続いて実現した音楽狂言<寿来爺>の広島公演、
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お久しぶりに谷川俊太郎さんともご一緒に。

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えにしのサロンで「ミツロウろうそくづくりの集い」
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と、

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合間に八王子の野菜たちの様子を見に行って・・・。

大忙しでした。

そして、演奏の仕事納めを早々と、
今は、スイスで冬ごもりの準備と静かな時間、

どころではなくて、実は一身上に
人生初体験(で、大変だけどこれはこれで楽しい)なことが
色々と起きています。

実は、娘が最近チューリッヒにカレーライスと🍙おにぎり、と
自分のデザインしたグッズの
テイクアウトのお店を始めて、そのお手伝い。

ほんとに助っ人の役を果たせているのか心もとないですが、
その珍道中記はいずれ詳しく書くとして、
音楽家の日常とは全くかけ離れた
未知の世界を経験しています。

2017年、一体どんな年になるのでしょうね。
世界に目を向けると一体どの情報を
信じたらよいものやら、
いずこも不透明な状況が続いています。

与えられた命を生きるということは祝福されるべきこと、
と信じたい、
世の中に未来への明るい兆しが見いだせる、
新しい年にはそういう展開を期待したいです!

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アムステルダムの上空から

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読谷村・座喜味城址、素晴らしかった!

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ミツロウろうそくづくりの会で、大須賀麻由美さんが作ってくださった
伝統的なクリスマスのお菓子シュトレンとパネットーネ、絶品でした!
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