2017/7/15

心に残ったコンサートふたつ  
6月19日、チューリッヒに戻ってから
ふたつの印象的なコンサートを聞きました。

◆6月21日 Engeの教会にて
ドレスデン聖十字架合唱団コンサート

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少年と男声からなる合唱団の宗教的な曲ばかりのプログラム。
世界で最も古い歴史を持つ合唱団の、
その響きは「素晴らしい」、の一言、でした。

感情を揺さぶられて、というのでなく、音楽の響きにただ身を委ね、
ふと頬を伝う涙に気づく、なんていう体験、初めてだったと思います。、

最初の曲に、コーラス全体が聖堂の響きとなじむのに
お互いを少し用心深く探している様子が見て取れたけれど、
プログラムが進むにつれ、どんどん響きに一体感が増してきて、
引き込まれて行きました。

肉体と声を媒体として、無心に放たれる音楽。
ひとりひとりの自我を超えたもの・・。

人間の声って、こんなに美しいものなんだ!

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チューリッヒ・エンゲの教会


◆6月25日 Wasser Konzert 水のコンサート
Wollishofen Alte Kirche

ギターのワルターが、出演するから、と案内をくれました。
朗読とソプラノ、ピアノ、ギターという編成で
水にちなんだメルヘンを音楽にしたプログラム。

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音楽も演奏も朗読も、衒いがなく素直に聞けてとても良かった。
静かな、穏やかで満ち足りた時間を過ごしました。

そしてコンサートのテーマ「水」という意味は?

主催は
Sanakvo」基金(健康な水、という意味のエスペラント語だそうです。)。

生命にとって絶対不可欠な水。
しかし世界では150億人もの人が飲み水に事欠いています。
地域環境、や自然災害がその誘因であるだけでなく、
本来自然の恵みであるはずの水をめぐる世界経済や政治の権力闘争は、
一層熾烈さを増しています。

主催のSanakvo基金は、「空気から飲める水を作る」研究で
世界的にも認められ功績への評価も得ているスイスのNPOで、
実はその、雨水に頼らない「空気から飲める水を安価に作り出す」実用化もあと一歩のところ、
なのだそうです。

水の豊富なスイスという国で、人道援助としての「水を生み出す」研究が行われ、
その活動を広く世間に知らせ支援を得るための活動として、
音楽家の協力を得てコンサートを開く・・。

なんとも地道な、しかし長大な展望による発想は、その音楽と共に
心に響きました。。

水も音楽も、人間の肉体と魂にとって不可欠なもの。
科学者であり音楽家である前に、人間である、ということ。

不条理な世界状況のうねりの底に、静かな次へのムーヴメントが
起きていることを感じました。

その一滴が現実的な力強い流れとなることを願っています。


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2017/7/10

前半終了(その2)  
本当は、5月、6月に行なったコンサートについて、
そして、印象に残った様々な出逢い、出来事について
間をおかずに書いておきたかったのです。

が、なにしろ、6月18日芦屋でのコンサート後、即東京に取って返し
翌朝直行便でチューリッヒに戻ったその翌日から

手ぬぐいで頭を被いエプロンをしてPUTPUT(娘の店の名前です)の手伝いをする。
この二足目の草鞋が私にとってとんでもなく畑違いで、
なかなか頭と身体の切り替えが難しいのです。

とにかく、ほぼ立ちっぱなしの肉体労働のおかげで、
夜はくたくたになって爆睡、
朝は、身体が痛くて目が覚める・・・。
(娘に言わせると、「お母さん、これまでそれでよく生きて来れたわね」、とのことですが。)
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PUTPUTのロゴマークです。

マイペースで適当に(は御幣がありますか)練習し、
本番の緊張は打ち上げのビールでほぐす、
というヴァイオリン弾きの生活とは
180度違う生活なわけでして・・。

でも、気がついたら2017年も半分が過ぎてしまいました。
この二足の草鞋の生活を2018年はどうしようか、と頭を巡らすこの頃でもあります。

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5月27日大人の修学旅行 in じょんのび村

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6月3日アーサービナードさんをお迎えして
富士山ピース&アートフェスティバル in 富士宮

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打ち上げにて

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6月10日茅野市K邸ホームコンサート、本番前のくつろぎタイム

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真剣にリハーサル

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いただいた花束

主催してくださった協力者の方々
来てくださったお客様
誰一人として欠かすことのできない共演者たち

本当にありがとうございました。

こうやって
いざ、演奏することが二足のうちの片方の草鞋になってみると

愉しみ方が変わってきた気がします。
ワクワク感が違う。
こんな風なことになるとは思っていなかったけど

こころから《おまけ》を楽しむ、というような・・・。

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2017/7/9

前半終了(その1)  
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昨夕の雷雨の後の空。

チューリッヒはこの数日、30℃を超すひどい暑さでした。
普通ならひんやりしているはずの石造りの建物ですが、
限度を超えると蒸し焼き状態。

エアコンの普及率が低いですから、かなり厳しくもなります。

そんな中、昨日は夕方に雷と大粒の雨で、一気に気温が下がりました。
熱気の波は、日本を発った6月半ば以来、何回も押し寄せては退いています。
まだ7月に入ったところですから、この後の夏、どういう展開になるのでしょうね。

暑がりの私はすぐ、暑い暑い、と愚痴をこぼしエアコンを恋しがりますが、
たいていのスイスの人たちは、「夏は暑いもの」と文句を言わず、受け入れています。

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日本より遅くまで9時半ころまで明るく、夕暮れの美しさは、この季節ならでは。

さて、あっというまに5月が過ぎ6月が過ぎて、2017年の前半終了。

5月20日の息子の結婚式は、危ぶまれた雨も降らず、
たくさんの友人・知人と家族に祝福され無事に終わりました。

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軒下につるされたテルテル坊主が功を奏した?

業者の介在することがほとんどの日本の結婚式とは違って、
結婚の証人も務めてくれた介添え人の友人がすべて取り仕切って手作り感満載。

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乾杯!


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「息子さんが結婚されて親としてホッとしたでしょう」、
と言われることが多いのですが、

父親は無事年金暮らしに移行、妹は独立を果たし
母親は娘を助けてお店の手伝い、それぞれに落ち着いて

「さて、自分も身を固めようか」、
(と本人思ったかどうかはわかりませんが)

などと想像して、私は内心可笑しがったりしています。
とにもかくにも、末永く二人仲良く健康に、幸せにね!

結婚式の翌日、
アレーナ・シラト・カワムラのトリオのコンサートも無事に終えて
5月下旬に日本へ移動。

以降、再びスイスへ向けて出発した6月半ばまで
毎週末本番が続きました。
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