2017/11/27

空はつながっている in チューリッヒ  
《空はつながっている》というのは
2014年6月の沖縄平和祈念の式典に選ばれた
石垣島の当時小学3年生だった増田健琉くんが書いた
平和への願いをこめた詩のタイトルです。

2011年3.11当時の「ヴァイオリン弾いている場合ではないのではないか」
というショックから、ようやく抜け出しかけていた私は
この詩に大変感銘を受けて、

遠くの空の下では今でも戦争をしている国があるけど

「子どものぼくには祈ることしかできない」
という健琉くんの言葉に
「大人の私には何ができるのか?」
と大いに触発されました。
そして、この詩を歌にして、
平和の空をつなげるプロジェクトにしたい、と思ったのでした。
2016年初め、ワルター・ギーガーが
児童合唱団とヴァイオリン、ピアノ、コントラバスのための大曲に
仕上げてくれました。

昨年10月15日、いしがき少年少女合唱団の指導者、砂川富貴子さんの指揮のもと、
合唱団の子供たちと、ピアノ・アレーナチェルニー、コントラバス・白土文雄
とヴァイオリン・私河村典子の演奏で初演を行うことが出来ました。

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2016年10月15日「空はつながっている」初演時に。

そして今年11月11日、チューリッヒ日本人学校の創立30周年の記念式典で
補習校の子供たちとサポートする先生たち、そして
夏前からの練習に深く関わってくださった音楽仲間であり保護者の
神谷未夏さんのヴァイオリン、と初演時の顔ぶれ、
ピアノ・アレーナ、コントラバス・白土で、本番を迎えることができたのです。

私はなんと、指揮を担当しました。

合唱団としてのトレーニングを受けていない子供たちには難しすぎるのではないか
16分の大曲はセレモニーに重すぎるのではないか
政治的な意味合いがあるのでは?
などなど、様々な懸念の声も無くはなかったのです。

確かに練習時間も限られ、色々なプレッシャーもあったに違いありませんが
子どもたちは音楽的にも、そして詩の内容もよく理解してくれたと思うし
先生方の熱意の賜物で、
大人も子供も関係なく、皆心を一つにしてよい本番にしてもらえました。

歌い終わったときの皆の笑顔が、達成感と解放感にあふれていて
それだけで、やって良かったと思ったのでした。

平和を願う思いとひとつになった健琉くんの言葉と、
歌いきってくれた子どもたちの素直な感性が

「平和の対極は不寛容である」ということを教えてくれた気がします。

平和の反対は戦争である、というけれど、
戦争はただ始まるわけではないのです。
不寛容さは、私の心の中にもありはしないか?
私たちは、まずそのことを自分に問いただすことが必要なのではないでしょうか?

今回、石垣から砂川富貴子さんも来てくださって
2019年3月の、いしがき少年少女合唱団のスイスツアーに関して
具体的な話もできました。

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砂川富貴子さんと。2017年3月来瑞第1回目のときに。

空をつなげるプロジェクト、今後も進めて行きたいです。





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2017/11/27

クラウドファンディング成功!  
チューリッヒの娘の店 PUTPUTakeaway が
11月に、クラウドファンディングを行いました。

何かというと、お客さん用のトイレを作って
テーブルを置けるようにしたい、とのこと。
1年前にオープンした時にすでにその計画はあったのですが、
当局への登録と認定・許可に時間がかかるのと
資金の問題で、当面テイクアウトだけで、と発進したのでした。

11月初め、夫と私がチューリッヒにいるときに急遽
キャンペーンのためのコンサートを行ったりしました。

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12,000フランの目標を立てていましたけれど当初は
ようやく3分の一達成、とか言っていましたし、
内心は、どうなのかしら、と思っていました。

感心したのは、娘の友達が大勢で本当に団結して
ヴィデオクリップ作成から、情報拡散をして、
惜しみなく協力してくれたのと
ずいぶんたくさんのリピーターのお客さんたちが、今どう?などと
協力もし、関心も示してくれて、ついに目標達成と相成ったのでした。

日本人の女の子が、いくら生まれた時から住んでいるとはいえ
このように、様々な人から協力してもらって目標達成できるとは
金額だけではない、本当に感謝に堪えないことだと思います。

色々な問題がこの後もあるのかもしれませんが、
良心と哲学と感謝の念をもって、やっていってほしいなあ、と思います。
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2017/11/26

寿来爺ふたたび  
今年も《降誕祭》の季節が近づいてきました。

そして、あの寿来爺(すくるーじ)がふたたび能楽堂に帰ってきます。
一昨年12月に初演を行い、予想をはるかに上回るお客様に来ていただきました。

19世紀イギリス文学と狂言とスイスの現代音楽が
違和感なく融合されていて、とても楽しめた、とのお声をたくさんいただきました。
昨年は、広島のオリエンタルホテルでの公演が叶い、
出演者それぞれ、少し余裕を持って舞台を終えることが出来ました。
やはり、舞台を磨くのに、本番に勝るものはないのです。

三回目となる今年は、余裕+楽しんで、の公演となるよう願っています。

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12月1日(金)18時30分開演
東中野・梅若能楽学院能楽堂

プログラム
E.グリーグ ホルベルグ組曲
D.ショスタコーヴィチ 二つの楽器のための組曲
I.ストラヴィンスキー ペトリューシュカ より
・・・・・・
W.ギーガー クリスマスキャロル 音楽狂言《寿来爺》

狂言・善竹十郎、善竹大二郎
ヴァイオリン・河村典子
アコーディオン・大田智美
コントラバス・白土文雄

練習も佳境に入ってきました。
たくさんの方のお越しをお待ちしております。
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お問い合わせ・お申し込みは 
officen_info#yahoo.co,jp まで (#を@マークに)
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2017/11/23

三冊の本  
手元に、最近私のところに来た三冊の本があります。

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1冊目は、ゴールデン街バー十月のママさん、くぼたかずこさんの
第二集となる歌集《お気に召すまま、召されるままに》。
第1歌集《とんとん月をだいて帰ろう》と同じように、
優秀なプロの常連さんたちが力を結集して、素敵なセンスある歌集に仕上がりました。

カウンターの中からみた人間模様が
ほろり、にやり、とさせられるかずこワールド全開で描かれています。
日常に埋もれてつい忘れがちな
人間観察の細やかさと、言葉が引き出す想像力を思い出させてくれます。

私を詠ってくださったと思われる一首。
「弦と弓の交わるところに音が生まれる指で天指すヴァイオリニスト」

そう、お酒飲みながら、いつもの宇宙の話になったのでしょうね・・。

2冊目は、毎年のように演奏させていただく瑞浪芸術館館長さんの
陶芸家、近藤精宏さんの《陶芸への道》。

私より少し上の世代の近藤さんですが、時代の色や背景や香りや
育まれてきた人間関係、不思議な縁、汗、涙がすべて
あの、ふくよかで何とも言えない味わいのある作品にこめられているのだなあ
と改めて思いました。

なんと、《忘れえぬ人とことども》の項に、
知り合いになって日も浅い(それでも10年ほどになるのかも)
私のことまで書いてくださいました。
私のバッハの演奏をいつも応援してくださいます、有難いことです。

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昨年の10月に共演したアレーナも一緒に。

3冊目は、《手紙ーお母さんへ》、
浪江町から富士市へ移住された堀川さんご夫妻が自費出版された本です。
先週末、富士山ピース&アートフェスティバル秋の特別企画で
富士宮交流センターでお話をしてくださりました。
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日々上書きされていく、たくさんのニュースの中で
個々の当事者たちの知られざる事実があり、向き合わなければならない日常がある、
他人事にしてはいけない、忘れてはいけないことなのではないでしょうか?

堀川さん、ありがとうございました。クリックすると元のサイズで表示します
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2017/11/23

友、遠方より来る  
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11月3日文化の日
恒例の東大寺・二月堂での吉田真誉さんの《華の仏さま展》のコンサート
楽しかったです。

その前、二週続いて台風に見舞われた週末でしたが
(前の週は河内長野のY邸ホームコンサート、その前の週は衆議院選挙で富士宮まで行きました)
文化の日は、これまで12回、一度も雨にたたられたことがありません。

観光シーズンで、しかも人気の奈良、ということもあって
毎年、各地から来てくださる友人たちがいます。
お客様の中に見知った顔を見つけて、相手もニコニコ、
はて、この方はどこでの知り合いだったかな、と思っていると
思いもかけず遠方から来てくださった知人だったり。

今年は地元・奈良をはじめ、本当に各地から友人たちが来てくれました。
地元にお住いのMさん、二月堂まで送り迎えをしてくださったり
いつも本当にお世話になっているのですが、今回は
富士宮と大阪から来てくれた知人たちも一緒に、若草山の頂上まで
ドライブに連れて行ってくださいました。
奈良で弾くこと13回目、でもいつも観光とは無縁の私ですが
人込みのなかではなく、はるか遠くに奈良の街を望むドライブは
本番前のわずかな時間でしたけど、良い気分転換となりました。

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そして、本番前の楽屋もにぎやかでした。

富士宮、名古屋、大阪、岐阜、京都・・・。
それぞれ知り合いになっている人たちもいれば、初顔合わせの方たちも。
本番の準備をしながら皆様お引き合わせし、
それぞれに自己紹介、皆さんでお茶を飲んでおしゃべり。

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何十年ぶりに会った中学時代の同期生のY子さん、

先週末のコンサートに来てくれたばかりのお客様やその主催者、
京都の河原で練習しているときに声をかけてきてくれた叔父様、
私が出会う人ごとに手渡ししているえにしのレターのお知らせを見てきてくださった方や
ワークショップの参加者の方たち、
なんとにぎやかで楽しかったことでしょう。

いつもそんな余裕があるとは限らないけれど
同じ場所での13回目のコンサート、
リラックスしてみなさまにも楽しんでいただけたのではないかと思います。

友遠方より来る、またたのしからずや。


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そして、最後までMさんのご好意に甘えて連れて行っていただいた
ここは、帯解神社。
息子たちのために安産祈願のお守りを買いました・・・。

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