2020/5/8

スイスのテイクアウト事情  
4月30日午前中に、人気がなく閑散としたチューリッヒ・クローテン空港に着いて
その寂しさに、スイスの緊急事態状況をひしひしと感じたのでした。

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トラムの停留所に、「みなさん、家にいてください!」の大きな看板。

その三日前、4月27日に美容院・理髪店、花屋、ホームセンターなどの
一部の店舗や外来診療、リハビリ診療所、などが徐々に再開され、
5月に入って町にどんどん活気が戻ってきています。

特に、お天気が良く気温も上がって来たここ数日、
以前だったら考えられなかった厳重なマスク姿の人も結構いますが
人々は陽の光に誘われて、ただし公共の乗り物は使わず、
徒歩と自転車で皆が外に出てきました。

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緑と光の季節
太陽の光がウィルスを駆逐してくれますように!

私が日本に着いた3月13日、スイスでは緊急事態対策が発令され
3月16日から学校が全休校、店は食料品店、スーパーマーケット、
薬局、テイクアウトを除いてすべて営業停止となったのでした。

私が日本に行っている間、パートタイムで助っ人を頼むほかは
すべて一人で切り盛りすることになっていた娘の店も
営業許可は下りていて、結局私の留守中ずっと、厳しい条件のもと
営業を続けたのでした。

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閉店や営業時間短縮の選択ももちろんありましたが、
娘は可能な間は店を開けよう、と決めていました。
世の中がこれだけ緊急事態で、自分の友人たちも多くは
フリーのクリエイターたち、甚大な影響を受けている中、
閉店に対する補償金を受け取る選択肢もあったものの
働ける有難さを選んだようです。

営業できるのはテイクアウトの部分だけなので、椅子やテーブル、
販売している小物の棚などすべて片付け、
店に入れるお客さんは1名のみ。

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注文、支払いを済ませて一人が出たら次の人が入れる。
外で待つ人は二メートルのソーシャルディスタンスを保ち
支払いはクレジットカードで・・・。

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厳しい制約ですが、かなりきちんと守られていたようです。
そして、ほんとうに有難いことに売り上げにはさほど影響がなかったのでした。

他の分野でも制約への指示が非常に具体的で、
来週5月11日から緩和が次の段階に入ります。
レストランなども営業再開となりますが、
席数制限や場所の間隔なども細かく指定され、小さな店は影響大なことでしょう。
そして、お客さんは名前と連絡先を告げることが義務づけられることになるとか。
マスク着用の義務をどうするか、と検討もされている、ともいわれています。

二か月の厳しい時期を経て、人々の忍耐も限界にきていることでしょう。
陽の光にも誘われて、街全体が再開を待ち望んでいるように感じます。

この社会的な努力が報われて、感染の収束に近づくことができるよう
心から願っています。
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