2020/6/24

スイスの非常事態宣言解除!  
つい先日ふと見たら、
キッチンの窓辺にひっそりと置かれて久しかったサボテンに
小さな花が二輪咲いていました。、

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4年目にして初めて咲いた花です。可愛い。

翌日には儚くもしぼんでしまいましたが
夏も近づいて来て普段ならなんとなく気分が浮き立つはずの季節に
今年はどうしても重苦しさがぬぐえず黙々と繰り返す日常の中、
嬉しい小さな発見でした。

さて、3月に発令されたスイスの新型コロナウィルスへの非常事態宣言が
6月19日に解除され、緊急性の一段階低い特別事態、ということになりました。

1000人以上の集会・イベントは9月1日まで禁止ですが、
色々な行動の制限がほとんど緩和されました。
社会的距離・ソーシャルディスタンスは2メートルから1,5メートルに、
在宅勤務推奨の勧告は撤廃、
公共の乗り物でのマスク着用は引き続き推奨
(実際は2割くらいの人しかマスクはつけていませんが・・)などなど。

日本との直行便は週2便が再開されたようですが
日本人の観光目的や短期滞在での入国はまだ許可されていません。

経済への影響は当分残ることでしょうし
必ず来る、と言われている第2波、第3波への用心は
社会全体で怠ることはできませんが、
ひとまずここまで何とか切り抜けられた運に感謝して
夏の陽気が感じられるこの頃、少し解放感を味わいたいものですね。



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2020/6/10

日本の銘品  
この年齢になると、モノに対する欲、ってあまりなくなりますね。
外出制限の中、断捨離に励んだお陰かもしれません・・、
物欲より、世の中の平和とか人の幸せ、を願う気持ちのほうが強くなります。
って、仙人、みたいなことを言っていますが

もちろん、自分の満足、があってのことです。

その満足感が人の笑顔によってもたらされることが多くなってきた、
というのは本当です。

4月、私が日本に足止めを食らっている間に
緊急事態宣言下のチューリッヒで
テイクアウトの店をひとりで切り盛りしていた娘の奈緒は
誕生日を迎えました。

親が祝う、というよりは友達と楽しむ、となって久しいですが
今年は、その、友達と会うこともままならない状況で
色々と厳しい時期だったと思います。

数日遅れとなりましたが、誕生日プレゼントに何が良いか、と考えて
特注の彼女と店の銘入りの、プロ仕様の包丁を持って帰りました。

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日本有数の刃物の町、
岐阜の関市で数年前にご縁を戴いて共演した
筝奏者の塚原並江さんのご主人の作品、です。

以前にもご主人の手に依る包丁を戴いてその切れ味は経験ずみですが、
切れ味だけでなく、ずっしりと手に収まる存在感と、
ほれぼれとする見た目の美しさと。

ご主人の包丁はこれまでに、《佳人》の銘で、日本だけでなく
世界でも有数な刃物の専門書に「世界で最も美しい包丁」に
選ばれたこともあるそうです。

娘は、よそ行きの服のように大事にしています。
私も、ここぞ、というときにだけ使わせてもらうこともあります。

切る、というより、預けて滑らす、という感じ?

「そういえば、ヴァイオリンの弓のしなりと
包丁の刃のカーブは、角度と言いプロポーションといい、
重力との対峙の具合が似ているかも?_」

とか思いながら
皮付きの鶏のもも肉カレー用を切っています。
素晴らしい切れ味です‼

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2020/6/7

三つの訃報・・  
6月に入りました。
半分通常、半分自粛の延長、のような生活がほぼ習慣になりつつあります。

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本当は、別の投稿を念頭に置いていたところですが
この数週間のうちに、身近な、そして他人事とは思えない訃報があり
書かずにはいられない心境です・・。

年明けからのコロナ禍が、このような展開になるとは夢にも思わなかった昨年11月、
ほぼ5年かけて計画したプロジェクト《音楽狂言ヨーロッパツアー》、
ふり返れば本当に、よく2019年のうちに実現にこぎつけたものだと思います。
準備は本当に厳しい状況で、挫折しかけたこともありましたが
昨年のあのタイミングを逃せば、この先実現はおぼつかなかったかもしれません。

そして、たくさんの協力者の方たちと仲間たちのチームワークに助けられて
プロジェクトを成功裡に終えられたことには感謝の気持ちしかありません。
その、ツアーの2週間で6回の公演を重ねる中でチームの大切な仲間との
連帯感、親近感も一層深まったわけなのですが、
狂言の善竹十郎さんのご長男、そして大二郎さんのお兄さんである善竹富太郎さんが
4月30日に新型コロナ感染がもとの敗血症で急逝されてしまいました。

4月初めに、2020年に再び予定されている音楽狂言の公演について
大二郎さんとオンラインで約束していたミーティングが
富太郎さんの急な入院でキャンセルになった後、
快復を祈るご家族の願いも空しく亡くなられてしまったのでした。

伝統芸能の未来を担って行かれるはずの40歳という若さは、
我が家の長男と同世代です。
すべてはこれから、だったはず・・。

チームとして、2週間のツアーの間に親しい時間を共有させていただいた善竹ご夫妻と大二郎さん。
親子3人での共演も今後叶わなくなってしまった、その喪失感、
残されたご家族の悲しみ、無念を思うと、本当に言葉が見つかりません。
心からご冥福をお祈りするばかりです。

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6月4日読売新聞の記事。



今年9月12日、計画通りであれば例年のように
富士宮で富士山ピース&アートフェスティバルが行われるはずでした。
が、世の中のすべてのイベントが中止、延期を余儀なくされる中、
9月にどのような状況になっているか予測がつかない、ということで
私たち実行委員会も、来年に仕切り直し、を決めたのでした。

この、ピース&アートフェスティバルで、毎年のように
共演してくださっていたピアノの細川恵美子さんの訃報を
私が受け取ったのは、恵美子さんが亡くなってから半年後の5月半ばでした。
数年前に罹った病気は、ご自身曰く、克服されていたはずだったのに・・。
そして、同じ年に御父上が亡くなられたことを聞いていたけれど
まさか、私よりはるかに若い恵美子さんが後を追うように逝ってしまうとは
夢にも思いませんでした。
まだまだ、一緒に演奏する機会がある、と思っていたのに。
悲しいです・・。

ヴァイオリンとピアノ、重なるのは音だけではありません。
音が重なる、ということは魂のやり取りなのだなあ、と思うことは
長い、様々な共演者との演奏経験で幾度もありました。

《重なり合う音を介しての記憶は人生の中でも特別なもの》、との思いを
突然の恵美子さんの訃報に接して、あらためて強く抱きました。
これから先もそう思うことは、人生の中、多々あるのかもしれません・・。

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昨日、6月5日、横田めぐみさんのお父様、横田滋さんがお亡くなりになったというニュースが入ってきました。
めぐみさんが拉致された1977年、今から43年前ですが、私と夫が
当時の西ドイツに旅立ったのが1976年です。

また、西も東もわからない若い私たち夫婦が
見知らぬ国に旅立ったのと時を同じくして
ヨーロッパから北朝鮮に拉致された方も何人かいらっしゃるので
拉致被害者の方たちの運命を思う時、自分が過ごしてきた
人生の時を刻んだ長い年月とどうしても重なり合うのです。

新しい土地で学業に励み、就職をし、子供が生まれ育児と仕事をこなし、
自分の仕事の方向性を模索し、やがて子供たちが独り立ちしていく・・、
という自分なりの歴史を刻んできたこの長い、と言えば長い年月は、
このご夫妻にとって、時が止まってしまった終わりの見えない時間だった、
と思うと、本当に本当に、心が痛む、というか、
勝手気ままに生きてきたこの私でさえ、やり場のない憤りに駆られます。

そして、そのやり場のない怒りを鎮めることが出来ないまま
横田さんは逝ってしまわれた・・・。
鎮魂、という言葉しか浮かんできません。

めぐみさん、早紀江さんに、少しでも心の平安を取り戻すことが出来る日が
来ますように、とお祈りするばかりです。





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