2019/12/13

ヨーロッパツアー道中記C 〜チューリッヒ・ジュネーヴ〜  
2019年11月20日 チューリッヒ公演

ウィーン公演の翌朝、チューリッヒに移動。
いよいよスイスツアーが始まりました。
移動・本番・移動・本番・・・・、三日間連続で
チューリッヒ、ジュネーヴ、シュヴィーツ公演、
一日置いてクールへ。

よくまあ、こんなにきついスケジュールを組んだものだ、と
そして、チームの皆さんに拒まれることなく
そのスケジュールをこなすことができた、と
ふり返れば感謝しかありません。


それぞれに、個性的な会場の第2弾は
チューリッヒの聖ヤコブ教会でした。

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本番会場 聖ヤコブ教会。
日常的に、いつもその前を通っているお馴染みの場所です。


自分の地元であるがゆえ、勝手もわかっている反面
ついつい色々な用事を本番前日・当日まで抱え込み
本番前の内心の余裕のないことであったのは反省点でした。

本番は、思い描いていた以上にたくさんのお客様が
来てくださいました。本当に嬉しいことでした。
そして舞台は集中力が途切れることなく、皆勢いがあったと思います。

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公演第2回目、終了。ほっと一息。

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公演後TZテーブルウェアさんが協賛して下さったアペロを
皆さんと楽しむ間もそこそこに、

舞台監督の長屋晃一さんと梅若幸子さん、
私の3人はコントラバスを積んで
夜中のアウトバーンをジュネーヴに向かったのでした。


2019年11月21日 ジュネーヴ公演

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ジュネーヴ旧市街にある、カルヴァンの高校に属する
フランク・マルタン・ホールがジュネーヴの会場です。

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3回目にして、ようやく舞台のある会場となりました。
ここは、もう20年ほど前に、乙女文楽「鷺娘」を上演した懐かしい会場でした。


スイスは国土が四国くらいの小さな国ですが
3つの言語(ドイツ語、フランス語、イタリア語)の地域にまたがり
同じ国内でも、他所の国か、というほど
チューリッヒとジュネーヴでは気質が違います。

フランス語、ということもあったのですが、ドイツ語圏の気質と違い
ジュネーヴでは、字幕なしの公演となりました。
字幕の難しさは、最初から予想できたことではありました。

普通の演劇であるならば、字幕は当然言葉に呼応するべきものですが、
音楽狂言の場合は、演者と音楽が厳密であるようでいて、
緩やかに絡みあう余地があるように構成されているので
多少のずれは(多少、以上の場合もあったりしたのですが)
織り込み済みでありました。

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当日のプログラムです。
オリジナルの日本語の台本から、ドイツ語、フランス語、英語へ。
その時間とエネルギー・・、
どれだけの協力者の手に依ったものであったことでしょう・・・。


分析とか理解、とかが重んじられるドイツ語圏気質と
直感的、直截的なフランス語圏気質の違い、ということなのでしょう、

主催を担って下さったスイス日本協会ロマンド支部の皆さんの
要望で、字幕は要らない、ということになりました。

開演前、フランス語訳の台本を観客に読んでもらう時間をとり
あらすじを理解してもらったうえで、あとは直感的に想像力を巡らせて
舞台を楽しんでもらう・・・。

色々な経験を積ませていただきました!
お客さまの、積極的な楽しみ方、というものがどういうものか
考えさせられました。
皆様、本当に、大変に、喜んで、楽しんで下さっていました。

はたして、同じやり方でそのまま、ドイツ語圏で同じ反応に通じたかどうか、
はわかりません・・・。

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なんと、日本語の台本から直接!フランス語への翻訳を
担ってくださったネーゼル氏と《寿来爺》善竹十郎氏。
ネーゼルさんには、2005年愛地球博でスイス・パヴィリオン館長さんで
いらしたときにお近づきになり、その節、大変お世話になりました。


さて、ツアーも折り返しの3回の公演が終わりました。
3日連続の移動と本番。
そろそろ疲れもピークに達する頃です・・。

公演ごとに出来が良くなるのは当然、ということでは当然なくて
一回一回、本番は生ものです、各人の集中力と気力と覚悟と余裕と・・・
が混ざり合って一期一会の本番となるわけです。

今回の2週間で6回もの本番を質を保ってやりとげられたのは、
本当に仲間たちのプロ根性のおかげです。
舞台上+舞台裏、のよきチームワークの賜物でした。

旅は続きます。
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