朝の宇野線での103系撮影を満喫したあとは、岡山8:55発の糸崎行 (1729M) に乗って103系の高速走行を楽しみつつ、用務先の広島へと向かう計画だったのですが、広島での用務は夕方から夜にかけてでしたので、もっとチンタラと寄り道することも可能でありました (浮世離れした酔狂な出張でスミマセン ^^:)。そこで、「どうせ広島では明日を中心にじゅうぶん撮り鉄する時間はある。むしろ折角の機会なので、未訪問な路線を今後の参考も兼ねて少しずつ撮ってみよう」……という浮気心を起こしまして (笑)、1本前の431M (115系6連) に乗って倉敷へ。いやー、湘南色にボックスシートの115系、久しぶりに乗りました……(*^^*)。
倉敷と申しますと、世間一般的には繊維産業の街にして、昔ながらの水の風景の街。美観地区という如何にもなネーミングがついた一画も、いつかはのんびりと歩いてみたいもの。しかーし! 倉敷初下車の今回はゴリゴリの撮り鉄モードにつき、駅前から真っ直ぐ続く表通りには目もくれず (^^;)、駅右側の少々ごちゃっとした空間へ。するとありました! 水島臨海鉄道の倉敷市駅! たしか平日の朝は9時か10時頃までキハ20の運用があるはずだ……というわけで、究極の行き当たりばったりながら (汗) その勇姿をちょちょっと記録しようという算段です (^^;
とりあえず倉敷市駅で客待ちをしていたのは、水島臨海名物の長〜い軽快DC・MRT300形。これに乗って適当なところで当たりをつけて下車し、キハ20を待ち構える……ということでも良かったのですが、とにかく急な思いつきでの初訪問ですので、どの駅の周辺が良さそうか皆目見当もつかず、あたふたして決心がつかない間にキハ20と交換してしまってはまずいわけで……(滝汗)。しかもこの日は梅雨時であるにもかかわらず何故かドピーカンにつき (@o@)、撮影場所の選択も大いに制約されてしまいます。
そこで「う〜ん困った。後で撮りたいスポットとの時間的な兼ね合いを考えれば、水島や三菱自工前まで乗り通すのも得策ではない。手近なところで撮れないものか」と思い、さらに線路沿いをウロウロしてみますと……ををっ、これは何とも絶妙なことに、線路の南側に道路が並行しており、しかも完璧な順光!!
というわけで待つことしばし……国鉄色と水島色とのコンビネーションが、う〜ん素晴らしいです!! (*^^*) しかも倉敷方に連結されているキハ203は、2002年の赤穂線全通40周年イベントにあたってJRWに貸し出され、キハ58と組んで播州赤穂まで往復したこともあるという名役者でもあります (RP誌・03年1月号による)。盛岡のキハ52が消え、米坂線も風前の灯火となっている今、ひたちなか・大糸北線ともども国鉄色キハ20系列の貴重な生き残りとして今後いっそう注目が集まるのかも知れません (そういえば、ひたちなかのキハ205は水島臨海を経ていましたっけ)。
なお、水島臨海のキハ200は1運用のみで、普段は国鉄色2両または水臨色2両で編成を組むことが多いようですので、混色になるのは割と珍しいのかも知れません (マジで偶然かも……^o^;)。水臨色もなかなか良い感じですので、今度は水島臨海色をバリバリの順光で撮りたいなぁ……と思っています (^^
あと、全くどうでも良い妄想ですが……京葉臨海と神奈臨にもこんな旅客列車があればなぁ……と (^^;)。また、水臨を訪れる前に寄り道した大元駅からかつて岡山臨港鉄道が枝分かれしており (高架化と区画整理により全く痕跡はありません)、シブい旧型DCが活躍していたことを想うにつけ、「ああ、もっと早く生まれていれば……」のひとことです (こればっかし。汗)。