最近、富士急界隈がアツい……と思うのは私だけでしょうか。何と言っても本日から夏の富士登山シーズンが幕開けとなり、吉田口登山道の一般通行が解禁となります。但し、先月末の梅雨の晴れ間に下界から富士山が見えた際にも余りにも明らかな通り、今年の富士山は去る2月の超!豪雪の影響で未だに積雪がハンパなく (夏至過ぎでも真っ白な富士山なんて生まれて初めて見ました……冷汗)、山梨県公式HPによりますと、当面登山用の道のみ必死に除雪をして開通させ、下山用の道は通行禁止にするとのこと。標高3000m台での雪かき合戦お疲れ様です……。しかしまぁ、富士山を取りまく信仰文化が世界文化遺産に指定されてからちょうど1年、例年にも増して吉田口には人が押し寄せると思われるわけで、先月上旬に怪社の若手社員旅行に付き合って吉田口五合目まで行ったところ (←残念ながら貸切バス)、んも〜ぅ土産物屋は外国人観光客のるつぼと化しておりました (滝汗)。この調子ですと、吉田口ルートは人種・民族の万国博覧会状態となることは間違いなし。そのうえ登山下山路共用とは……。今年は○○年ぶりに富士山に登りたいなぁ〜と考えているのですが、こんな超ワケワカメ状態はご遠慮願いたいですので、ハードすぎてパンピーは避ける御殿場口から登ろうと画策しているところです (その場合でも富士急バスに御布施することには変わりありませんし。笑)。
いっぽう、富士急と言えば富士急ハイランドですが、最近中国に富士急ハイランドのお化け屋敷のパクリが登場したという話題には笑わせて頂きました。何事も創意工夫ではなく安易なパクリに走るのは彼の国の習わしですが、何せ「聖人君子は怪力乱神を語らず」というイイ子ブリッ子な国を今支配しているのは超越を一層激しく否定する共産党であるということもあり、いくら何でもお化け屋敷まで登場することはまずないだろうと思っておりました。以前、怪社の中国人若手を日光江戸村に連れて行ってやった際、お化け屋敷に入ろうと誘ったものの、彼らは入口だけで完全に足がすくんで頑として拒否し、結局日本人だけで入って造り込み具合を楽しんだという……(笑)。というわけで、伝統的にはさておき、いまの中国には怪奇を消費する発想はないのかもな……と思っていたところ、さすが最近の文化的な多様化により、よりにもよって富士急ハイランドの恐怖の病院を完全にパクったシロモノが杭州に出現し、門票100元 (=約1600円。高っけぇ〜!) にもかかわらず賑わっているとは……。
一昨日夜7時のNHKニュースでそんな話題に笑い転げた私としましては、さっそくいろいろとググッて中国語の関連ネタをチェックしてみたのですが、何とも面の皮の厚いことに、主催者は「日本富士急楽園株式会社授権」をうたっているとは! そして、それを目にした若者が「本場日本の指導監督か!こりゃ楽しみだ!」と思って大挙してやって来るというのです (←したがって、この国は究極の反日と究極の親日が同居する驚異のツンデレ国家だということが言えませう)。しかし……パクリがバレる過程もまた、ネット社会化した最近の中国らしい……。訪問を楽しみにしていたヤツが試みに富士急ハイランドの公式HPにアクセスしてみたところ、中国にライセンス提供云々という内容が一切なく、そこで不審に思い富士急ハイランドに問い合わせてみたところ、そこで富士急ハイランドもパクリの事実に気づいて問題発覚! いや〜パクリは遺憾ですが、事の顛末が余りにも中国らしくて笑えます。
そんなこんなでいろいろとアツい富士急、間もなく小田急20000形 (RSE) あらため8000系が正式デビューとなりますが、まぁ個人的にはミトーカにならなくて本っっっっ当に良かった!!という思いでいっぱいです♪ あの落書きのようなイラストでも、ミトーカ化されることに比べればどれだけマシか分かりません。
では、今日の画像は一体何なのか、というお叱りを受けそうですが、いや勿論、貴重な205系田の字窓車がミトーカになってしまったことは遺憾です。しかし、205系の富士急での活躍そのものは見守ってやりたいですし、何と言っても世界遺産HMによって、一番ムカツクアイテムである正面ロゴマークが隠れているのが超グッド! 今後も末永く、何かしらのHMを掲げ続けて欲しいものです……(^^;)。