2019/11/23

あおもりスタディツアーに参加して  ]Xフクシマ原発震災
  たんぽぽ舎です。【TMM:No3795】
 ▼ 「これは生活者の闘いだ!止めるまであきらめない」
   あさこハウス(大間町)の厚子さん語る

青山晴江(たんぽぽ舎会員)

 11月15日から17日、「あおもりスタディツアー」(六ケ所村に新しい風を起こす会主催)に参加してきました。
 核と軍事施設の非常に厳しい現実を肌感覚で知ったツアーでした。参加者10人。
 最高気温6度の寒風吹くなか、たくさんの施設を訪問したり外から見学した。

 ・[八戸市] 是川縄文館
 …1万年前の縄文人の豊かな暮らしに惹かれる。
 高度な工芸技術、遺跡群には戦争の跡がない。

 ・[三沢市] 米軍三沢基地・飛行訓練のため移転した住宅群
 …3人に1人は米軍・自衛隊関係の町だ。
 6日にはF16戦闘機から模擬弾が落下、もし核施設に落ちていたらと住民をゾッとさせた。


 ・[六ケ所村] 六ケ所核燃サイクル施設(再処理工場正門前)
 …高レベル放射性廃液が東海村と同様に貯蔵されていて、このうち1%が沸騰・爆発したら東日本に人が住めなくなると言われている、とガイド役の山田清彦さんが説明してくれた。
 再処理工場の恐怖をあらためて知る。
 六ケ所原燃PRセンター、むつ小川原港、六ケ所ソイルセンター(汚染土壌処理施設)。メガソーラー
 …あまりに広大で海のようだ。
 ・菊川慶子さん宅訪問交流。

 ・[東通り村] 東北電力東通原発、建設中の東電東通原発、PR館。
 東通村の学校・役場は超豪華な建築物。

 ・[むつ市] むつ使用済み核燃料中間貯蔵施設(RFS)。
 施設稼働延期中。東電と原電の出資施設で乾式キャスク貯蔵。
 永久的な核のゴミ捨て場になるのではと住民に懸念されている。
 海風が強いこの地では、津波の危険もありそうだ。下北が原子力半島へと変貌してきた背景と現状を、栗橋伸夫さん(核の中間貯蔵施設はいらない!下北の会)からお話を聞いた。
 明治からの鉱工業、戦中・戦後の事業の挫折などの背景が原子力半島への布石となったことの話が印象に残った。
 むつ科学技術館では原子力船むつの原子炉格納容器の内部をのぞき窓から見たが、無理な開発の痛ましい終末の姿を覗いているような気がした。

 ・[大間町] 大間原発(建設中)世界初のフルMOX燃料。
 あさこハウス訪問交流。亡き熊谷あさ子さんの不屈の抵抗で、原発を200mずらして遅れて着工。それがなければ、原発は完成していたろうという話を聞いて、一人の人間の大きな力に心動かされた。
 娘さんの厚子さんが、「これは生活者の闘いだ!止めるまであきらめない。」と明るい声で言われた。薪ストーブの前に猫が、外には数匹の犬が厚子さんを守るようにそばにいた。

 1日目夕方の事前学習会から始まり2泊3日のツアー。
 たくさんの場所を案内してもらい、知らないことの多さ、知ろうとしてこなかった自分を知ることになった。
 遠い所の問題ではない、至近の危険なのだと気づかせてくれたあおもりスタディツアーだった。

トラックバックURL

トラックバック一覧とは、この記事にリンクしている関連ページの一覧です。あなたの記事をここに掲載したいときは、「記事を投稿してこのページにお知らせする」ボタンを押して記事を投稿するか(AutoPageを持っている方のみ)、記事の投稿のときに上のトラックバックURLを送信して投稿してください。
→トラックバックのより詳しい説明へ


teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ