2005/7/19

日教組大会向け被処分者の会ビラ  X日の丸・君が代関連ニュース
日教組は「日の丸・君が代」強制反対の全国闘争の再構築を!
 憲法・教育基本法改悪阻止!教え子を再び戦場に送るな!
 雑誌「論座」の森越委員長発言に抗議し撤回を求めます!

    2005年7月18日 東京「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会

■吹き荒れる「処分」の嵐―不当な大量処分撤回を求めて闘う被処分者の会
 第93回日教組回定期大会に参加されたすべての皆さん! 私たち東京の「『日の丸・君が代』不当処分撤回を求める被処分者の会」は、日教組が「憲法・教育基本法改悪阻止、『日の丸・君が代』強制反対」の確固たる方針を確立し、全国的な闘いを再構築することを強く訴えます。
 右翼石原都知事の下、横山前教育長・都教委は、2003年「10.23通達」以来、周年行事、卒・入学式での「君が代」斉唱時の不起立・不伴奏を理由に延べ311名を大量処分しました。不起立等1回で戒告、2回で減給1月、3回で減給6月、そして4回で停職1月という極めて重い処分です。定年後の嘱託の解雇、任用取消、不合格も延べ15名に達しています。都教委の常軌を逸した「処分」の乱発が東京の学校現場を吹き荒れています。さらに「生徒・保護者に内心の自由を説明した」「生徒の不起立が多かった」等を槍玉に挙げ「不適切な指導」として管理職を含む72名に「厳重注意」などの実質上の「処分」を強行しています。抵抗する教員への懲罰的「再発防止研修」も行なわれています。見せしめ的な業績評価による昇級延伸、報復的な人事異動も起こっています。
 石原都知事や前横山教育長(現副知事)は「命懸けで憲法を破る」「東京においては教育基本法は既に改正されている」などと傲然と言い放ちなりふり構わぬ強制・処分に血道を上げています。横山氏の後任の中村正彦新教育長(前危機管理監)は、処分を連発する教育委員会の方針を「正しい」として継承し、処分を振りかざした強制を一層推し進めていくことを宣言しています。
 私たちはこうした処分攻撃の嵐に屈せず、断固として跳ね返すべく、「『日の丸・君が代』不当処分撤回を求める被処分者の会」を結成し闘っています。被処分者の孤立した闘いでなく、教職員の思想・良心の自由を守り抜き、生徒への強制を許さず、職場・地域に闘いを広げ、都教委の暴走をストップさせるべく全力で闘っています。何よりも教育・学校の自由を守り抜き、この国を「戦争をする国」にさせない、「教え子を戦場再び戦場に送らない」という教育労働者の良心にかけて。

森越委員長の発言に抗議し、撤回・謝罪を求めます!
 森越日教組委員長は、雑誌『論座』6月号での鈴木邦男(右翼・一水会顧問)との対談で、許し難い発言をしています。曰く「憲法は不磨の大典ではない」「前文と9条は、今のところ変える必要はない」「(外国と比して)君が代は非常に平和的な歌だ」「日本は八百万の神の国(右翼鈴木に『すごい!』とほめられた)」等々。「君が代」は何が「平和的な歌」なのか! どのように弁解しようとも、これらの発言は、自公連立与党等「改憲」勢力に屈服し、「改憲反対」「日の丸・君が代強制反対」の旗を降ろすことを表明しているものではないでしょうか。
 生徒への強制を許せず、処分をも辞さずピアノ伴奏拒否・不起立・不斉唱をもって抗議の意思表示を貫徹した教職員の行動と心情を一体どのように考えているのでしょうか! 石原都政下で凄まじい攻撃に抗して闘っている組合員、全国で必死に闘っている組合員に対する裏切り的発言に他なりません。森越委員長に発言の撤回・謝罪を求めます。
都教委の入学式処分についての中村日教組書記長談話は、生徒への強制に言及しても、「不適切な指導」という口実の実質上の「処分」や不起立・不伴奏による教職員の大量処分には全く言及していません。また、重大なのは不当処分撤回闘争についても何の見解も示していないのです。
「平和な歌・君が代」を「学習指導要領にもとづいて」「政府見解にのっとって」子どもたちに教えるという日教組大会議案は修正されるべきです。日教組は「日の丸・君が代」強制反対の全国闘争の再構築に全力を挙げるべきです。全国の「日の丸・君が代」不当処分撤回闘争を支援すべきです。
日教組大会代議員の皆さんのご理解を切に訴えます。

憲法・教基法は最後のそして最強の盾だ―憲法・教基法改悪断固阻止!
 私たちは、各種裁判や、人事委員会審理において都教委を徹底的に追求し、その暴走を社会的に告発する闘いを続けています。
 都教委側は、「上司の職務命令には従わなければならない」「国旗・国歌の指導は学習指導要領に基づくものだ」として「10.23通達」の正当性を主張しています。私たちはこの「10.23通達」そのものが教育基本法・憲法に違反しているのだ、と強く主張しています。全国の教職員にとっても憲法・教育基本法は権力の介入から学校現場、教育内容、教職員と生徒の思想・良心を守る最大の砦なのです。私たちは憲法を前面に掲げ、まさに「この国の民主主義を守り抜く闘い」(尾山弁護団長)を現実に展開しているのです。
 今日、この時に、憲法を軽視し、「改憲」圧力に屈して"改憲やむなし"というような態度を示すのであれば日教組全組合員に対する裏切り行為ではありませんか。「改憲・論憲」論の核心的部分は「第九条」の改定(軍隊の保持と集団的自衛権の公認)であり「戦争のできる国」への飛躍を狙ったものです。こうした「改憲」圧力の中だからこそむしろ憲法を守り抜く闘いに日教組は総力を挙げるべきです。

「被処分者の会」の闘い―全国の支援を訴えます!
 私たち「被処分者の会」は、都教委の大量処分攻撃と弾圧に抗し、多くの仲間と力を合わせ、人事委員会へ提訴するとともに、「日の丸・君が代」強制反対、不当処分撤回の闘いを、いま断固として推進しています。昨年の「服務事故再発防止研修」を事実上粉砕し、それに続く「育成計画」のための「校内研修」においても分会・本部と連携を強化し、不当な管理職にたいして、その発言の撤回・謝罪をかちとってきています。今年も7月21日に予定されている「再発防止研修」にたいして、抗議・激励行動を配してとりくんでいます。
 私たちの闘いは、いま広がりをもち、着実に世論をも変えつつあると確信しています。朝日新聞の世論調査でも61%が強制に反対、と答えています。昨年の7月23日に開催された都高教第76回定期大会では、まさに「被処分者の会」や「予防訴訟の会」に結集する仲間たちの奮闘に応えて、各職場の良心的な組合員からの「執行部は強制反対・不当処分撤回の闘いの先頭に立て!」という趣旨の発言が相次ぎ、石原=横山当局の暴挙にたいして「断固闘おう!」という空気に包まれました。その結果、闘う修正案がじつに40本(約4割)も雪崩を打つように可決するという、まさに歴史的大会になりました。私たちは、この画期的な意義を薄れさせることなく、執行部を先頭にした闘う態勢を、職場・分会から作り上げていくために日々奮闘しています。
 この東京の「日の丸・君が代」強制反対・不当処分撤回の闘いは、「憲法・教育基本法改悪反対」の運動の前進にとって極めて重要です。ご支援を心からお願いすると同時に、今次日教組大会で「改憲阻止」「日の丸・君が代強制反対」の揺るぎない方針を確立しようではありませんか! 共に頑張りましょう。

<転載>
 早朝から「予防訴訟」「被処分者の会」等様々なところからのビラ撒き参加があったそうですが、全て排除された模様です。
 大会運営に当たっている人から、「社文の敷地内ではダメ」と排除され、仕方なしに公道で配布していると今度は“機動隊から「公道ではダメ」、さらに外れて配布しようにも機動隊から“永田町”駅近辺まで押し戻される、といった状況だった模様。逮捕者がでそうだったがなんとかそれは仲間で阻止した、とのこと。
 大会にビラを撒かせないとは前代未聞。対権力の組織であるはずの組合がここまで来た。腐った組織は“肥し”にもならん!


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