2006/3/17

増田先生から卒業生へはなむけのメッセージ  \増田の部屋
<九段中 3年生の皆さんへ>

 こんにちは。皆さんの進路も「全員決まった」と聞きました。本当に、おめでとう! 実は、卒業式か、それでなければ式練習のときにでも、九段中に行き、直接皆さんの顔を見ながら心からのおめでとうを言いたいと、強い希望を持っていたのです。でも、校長先生とご相談して、もし、何かあって後味の悪いことになってはいけませんので、悔しくはありますが、断念し、手紙にしました。

 さて、9月1日から、いきなり皆さんと授業をできなくなって、もう半年近くが過ぎました。この、自由と民主主義の日本国憲法を持つ国で、未来の主権者である子どもたちに歴史と社会の真実を伝えることをやめさせようとする人たちがいることは、本当に残念です。現代は「悪代官と越後屋さん」の時代ではないはずなんですけどねえ。

 中学校の歴史教育では時間に限りがあるため、『川井訓導事件(『訓導』とは戦前の名前で、今は『教諭』といいますが、先生のことね)』とか『生活つづり方教育事件』とかは扱えないんですが、実は歴史を振り返ると、あのビデオ『侵略』『予言』の時代に向かう前、自由と真実・平和・民主主義を求める教育をしようとする先生たちは、『悪い先生』として、やめさせられていった事実があります。

 『川井訓導事件』について、ちょっと説明しますね。戦前の道徳の授業を『修身』といい、天皇のために戦争で死ぬことが日本人として一番正しいことと教える、国が定めた国定教科書を使うことになっていました。川井先生は正面きって、そういう教育に反対したのではなく、ただ大正デモクラシ−の風潮の中で、生徒に自由な教育をしたくて、その修身の時間に国定教科書を使わず、森鴎外の文学作品を使って、人間の生き方を考えさせようとしただけなんです。でも、「悪い先生」として、やめさせられました。

 「生活つづり方教育」というのも、生徒に自分の生活を作文に書かせて、しっかりと現実の生活を見つめさせ、精神の成長を支援しようとしたものなのです。でも、現実の生活をよく考えていけばどうしても社会批判・政治批判に結び付いていきますから、権力者たちには気に食わなかったんですね。そして、自由にものを考え、間違っていると思うことを批判することは「悪いこと」として、ひどい拷問・弾圧が待っていました。だから、普通の人は侵略戦争に反対することができなくなり、あの無残なビデオ『侵略』『予言』の世界が、この世に出現してしまったのです。

 歴史を学ぶのは、過去の過ちを教訓として未来に生かし、自分も歴史を作る主体として、より良い社会を作ることに参加し、自分も他人もともに充実した人生が送れるようにするためであると私は考えます。そのためには事実をきちんと知り、自由に考え、自由に自分の意見を発表し、討論することによって批判しあい、他人の考えも知り、自分の考え・意見をより豊かにしていくことが必要です。そのために紙上討論授業は、とても有効な方法だったのです。

 残念ながら「それが気に入らない。生徒に自由な政治批判能力をつけさせることが気に入らない」という人々が権力を握っている現実があると私は思います。しかし、いずれ、そう遠くない時期に歴史の審判が下ると私は確信しています。地動説を唱えたガリレオ・ガリレイを『悪いやつ』ということにしたバチカンが、自分の誤りを認めてガリレオの名誉を回復させるのには、なんと、400年もかかりましたけど、いくらなんでも、日本国憲法を持つ現代の日本では、そこまではかからないだろうと思っているんですけどねえ。

 私は、どういう場合も「逃げない。隠さない。ごまかさない」で生きてきました。なぜなら、私は逃げることも、隠すことも、ごまかすことも必要のない真っ正直な人生を生きてきたと自信を持って言えるからです。もちろん、自分が間違ったときには相手が子どもであれ、大人であれ、誰であれ、心からきちんと謝ってきました。ですから、私は相手が子どもであれ、大人であれ、誰であれ「それは人間として、間違っている」と思うことに対しては、ハッキリと「それは間違っています」と言えるのです。そのために、こういう目にあっているのですが、全く後悔したことはありません。

 民主主義社会では、これは、全く人間として当然のことだと思うからです。その意見が間違っていると思うなら暴力や権力を使って相手の口をふさごうとするのではなく、言論で、その過ちを指摘するべきなのです。相手の意見に対して、それが間違っていることを言論で証明できないので、暴力や権力を使って口をふさごうとするのは、人間としてあまりにも卑しく、下劣なことだと思います。皆さんは、そういう卑怯な人間にはならないでくれるだろうと信じています。

 あなたたちと過ごした1年半は、とても短かったですけれど、とても充実していました。紙上討論を通じて、どんどん成長していった皆さんを心から大切に、また、誇りに思っています。それで一つだけ、皆さんにお願いがあります。私はいつも3年生の最後の3月に「紙上討論を通して学んだこと」というテーマで意見・感想を書いてもらっていました。その頃になると一人でプリント1枚ぐらいの意見・感想を書く人がいっぱい出てくるので、私はそれを打ち込むのに死にそうになり、いつも嬉しい悲鳴を上げたものです。残念ながら、皆さんには3年生では1回やっただけで紙上討論は断ち切られてしまいましたけれど、できましたら、今の皆さんの意見・感想を手紙にして書いてくれたら嬉しいです。

 最後に、あなたたちのこれからの人生が、健やかで幸多からんものであることを心から祈っています!

2006/3/17

3・20予防訴訟結審  X日の丸・君が代関連ニュース
予防訴訟いよいよ最終弁論
 ぜひ傍聴にご参加ください

┌──────────┐
│3月20日(月)       │
│午後1時30分〜4時  │
│東京地裁103号法廷  │
└──────────┘

報告集会:TKP霞ヶ関会議室(港区西新橋1−6−5虎ノ門立川ビル3F)

 都教委みずから「学校経営上最大の課題」と位置付けた「日の丸・君が代j強制の1O.23通達」に抗して、先制的に不服従の闘いを挑んだ予防訴訟は、2004.1.30第1次提訴から2年2ケ月を経て、来る3月20臼に最終弁論を迎えます。
 この間の都側の主張を打ち砕き、私たちの主張の正当性を全面的に明らかにした最終準備書面にもとづいて、弁護団が陳述を行います。教育裁判の歴史の中でも特に意義ある法廷となるでしょう。
 大勢の方の傍聴参加をぜひお願いいたします。
 なお、判決は今年の夏、あるいは秋と予想されています。

〔連絡〕
●法廷には原告優先で入っていただくよう取り扱います。
 原告で、原告席に着席を希望する方、また、傍聴席の予約をする方は、永井までご連絡ください。
 その他の方は、当日、東京地裁での傍聴券の抽選に並んでください。午後1時過ぎに抽選となる予定です。
●「最終準備書面」は冊子にして、当日、お分けする予定です。

2006/3/17

「3月31日は国会へ」(8)  X日の丸・君が代関連ニュース
<転送歓迎>(重複ご容赦) 少し長いです。

「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」、並びに「都教委包囲首都圏ネットワーク」の渡部(千葉高教組)です。

すでに新聞等でも流れていますが、都教委は「君が代」斉唱時、生徒の起立徹底を命ずる通達を出しました。

昨年12月8日、中村教育長は、都議会で、「学級の生徒の多くが起立しないという事態が起こった場合には」生徒を適正に指導する旨の「通達」を発出すると表明し、露骨に圧力をかけました。
にもかかわらず、一部の都立高定時制で、「君が代」斉唱時に学級の生徒の大半が起立しないという事態が発生しました。

都教委は、中村教育長の「圧力」によってできれば生徒の大半の不起立などは起きないように、と考えていたでしょうが、そうはなりませんでした。
そこで都教委は、自らの言動に縛られ、「通達」を出さざるを得なくなったのです。

2006/3/17

都議会のビデオ実況中継  Y暴走する都教委
3/16(木)都議会の、ビデオ実況中継

http://www.gikai.metro.tokyo.jp/live/live.cgi?file=c0603160&start=13848&file_mode=.wmv

憲法・教育基本法を忘れた東京都の教育の責任者中村正彦教育長が、極右偏向古賀俊昭都議に、鼻面を引きずり回されている無惨な様子をご覧下さい。
追って、議事録も「都議会HP」に掲載されます。

2006/3/17

3・22ブラウス裁判判決  X日の丸・君が代関連ニュース
渡辺厚子さん 大泉ブラウス裁判 判決!
 日時:3月22日(水)
 場所:東京地裁710号法廷
判決後、報告集会。弁護士会館10階。


「良心・表現の自由を!」声をあげる市民の会の通信『ほっととーく bR9』の記事。

何を言っても許される、
 米長氏に良心はないのか!

 2月11日は戦前・戦中.「紀元節」と呼ばれていたことは中年以上の皆様はご存知のことです。この日が「わが国」の建国の日であるなどということには、歴史の上では、一片の真実もありません。でも今の時代に、このことをはっきり言うにはちょっぴり勇気がいるかもしれません。本当に無気味なことになってきました。
 新聞報道によると、この日、教員、保護者ら約270名が参加して、東京都教育研究連盟(都教連)の結成大会が開かれました。教職員団体「全日本教職員連盟」(全日教連)の傘下に入り「信頼と誇りある教育の復活」をスローガンに掲げるそうです。
 2月14日、私たち「良心・表現の自由を!」声をあげる市民の会は、結成大会で講演をした米長邦雄氏と東京都教育委員会宛ての以下の抗議文を都教委に持っていきました。

                   抗議文
 2006年2月11日、港区赤坂において東京都教育研究連盟の結成集会が開かれました。当日、東京都教育委員の米長邦雄氏が講演し、「従軍慰安嫌や南京大虐殺はでっちあげ。間違った歴史教育のために父母や祖父母を尊敬できない気持ちが生まれ、日本の若者がだめになった」などと話したことが報道されています。


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