2007/12/30

「1円以上」領収書  
 ◆ 改正政治資金規正法 「1円以上」領収書 ◆
  セコすぎる議員の愚痴


 来年一月一日から施行される改正政治資金規正法。「1円以上の出費に領収書をつけろ」という国民の怒りに従った点が目玉だが、「自販機でジュースを買ったときはどうするのか」などと、議員たちからは早くもぼやきが…。この国の議員は、いったい、どこまでセコいのか。議員が愚痴る不満のばかばかしさ、世間知らずを検証すると…。

 世間知らず?「活動」線引きあいまい

 ◆ 香典でも要求?


 議員たちが「困った」を連発したのが葬儀の香典だそうだ。いわく「遺族側に領収書を要求するのは気が引ける」
 こんな愚痴を「当たり前だろ」と一蹴するのは、千葉県のセールスマン(四四)。「政治家にとっての支持者は、セールスマンにとってのお得意さんでしょ?お得意さん関係の葬儀に駆けつけるのも、客観的には営業。だから香典は自腹で当然。なのに、ちゃっかり領収書までほしい、というずうずうしさが理解不能」と、不愉快な表情。

 ◆ 屋台の焼きそば


 議員ともなれば、地元自治会などの集まりで顔を売るのも仕事。しかし、公職選挙法で、土産は持って行けないから、かわりに会場の屋台で焼きそばを買ったりするという。「でも、そこで領収書なんてもらえない」と議員たちはぼやいているらしい。
 これに、大笑いするのは町内会活動経験者の神奈川県の男性(六七)。「だって、その焼きそば、食べるんでしょ?食べるのも政治活動なのか、議員の個人的な食事なのか、誰が決めるの?議員の食事は、すべて政治活動と言いたいのかね」と、ばっさり。

 ◆ 自販機ジュース

 議員といえば会合、会合といえば議員。議員は会合が大好きだ。喉が渇いては議論もできないということか、出席者にジュースやミネラルウオーターのボトルを配る。そこで、議員からは「ジュースを自販機で買ったら領収書が出ない」という愚痴も飛び出しているという。
 「はあ?」ーあきれてため息をついたのは東京都内の団体職員(三六)。「会合のたびに飲料を出す感覚じたい、分かりませんが、百歩譲って、領収書が欲しいなら酒屋さんかスーパーでお買いになってはいかがでしょうか?自販機で買うと領収書が出ない?駄々のこね方が小学生レベル以下ですね」

 ◆ 会合相手バレる

 「領収書を出すと、ライバル政党に会合相手がばれてしまう」。こう話す政治家も少なくないという。
 「???なぜ、領収書が必要な場所、すなわち、料亭や飲食店で会合しなければならないのでしょうか」。東京都の団体職員(四六)は笑う。「飲み食いしないと会合をした気にならないんじゃないの」

 ◆ 事務量が膨大に

 「いちいち領収書が必になると、事務量が膨大になる。ひいては税金の無遣いになる」と指摘する議員もいるそうだ。議員から税金の無駄遣いを指摘されるのは片腹痛いが、それはさておき、現に一般国民は、その「事務量」をこなしている。
 「民間は接待伝票一枚でも詳細に書かされる。ためてしまうと大変だから、週末なり半月ごとに処理しては、いかがでしょうか」ー一部上場企業の管理職(五〇)は怒りを噛み殺すように言った。「なんで、新入社員のしつけみたいなこと言わなきゃいけないの」

 政治資金や情報公開に詳しい清水勉弁護士は「『香典やジュースぐらい出せよ』という有権者がいるのも事実で、政治家には『ケチだと思われたくない』という恐怖感がある。国民も”たかり”から脱皮しないと」。ただ、「領収書だけで会合相手が分かるわけではないし、人と会うにはカネがかかるという発想じたいおかしい」と首をひねった。

『東京新聞』(2007/12/28 「ニュースの追跡」)


…そのセコさを、派遣労働者の「データ装備費」や「口座振り込み手数料」など、違法なピンハネ摘発に目を光られて、生かしてほしいものだ。
 民間の「交際費」とは違って、国民の「血税」であることをお忘れなく。
 ワーキングプアのどんな小さい所得にも、所得税(最低5%)と住民税(最低10%)は非情にも掛けられている。政治家は、国民の生き血を吸わないように、心して使って欲しい。

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