2005/2/25

日記2/2〜2/7  [藤田の部屋
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2005年2月7日(月曜日)     組織
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 組織というのはその組織体を守ることを至上命令とする。特に宗教組織となるとことは異様となる。
 2月6日付け、某新聞を見る。「・・の命より大事」と言われた・・の組織を断じて厳護せよ。これが正義。とあった。
 「組織を護ること」、が我が命よりも「正義」なのである。その宗教集団の中にいる者にとっては当然の理、何の訝ることもない。
 組織が振り回す正義なるものは昔からどうも生理的に受け入れ難かった。好き勝手に生きてきたせいであろう。
 高校の修学旅行もその間一人で旅行した。あとで色々面白い話を聞いてしまったと思ったが。
 軟弱な本を読んでいてああもこうも考えられるなる雰囲気に染まっていたからでもあろう。E・H・ノーマンの自決はよく分からないままショックであった。「説得かさもなくば破滅」、というなら「説得もしなければ破滅することもない」、といった逃避の世界にふらふらする心情を醸した。
 映画がまた一つの価値観に染まることを阻害した。
 まさに人生いろいろである。命賭けてまで護るべき組織はあるのか。命を粗末にする組織はそれ自体もはや犯罪的組織であろう。

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2005年2月6日(日曜日)     絶句
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 次々と事件が起こりそして忘れられていく。
 多くの人が犠牲となり一瞬世間の耳目に曝され忘れられていく。例えば交通事故の悲惨さは日々起こっているが、極端なケース以外は報道もされない。
 ニュースが一瞬頭の引き出しに放り込まれて消失していく。当事者たちは忘れ去られて、悲惨は彼等のうちにのみ滞留する。心の傷は負った者のみが抱え込んで人生を歩まざるをえない。それが世の中というものなのであろう。
 人は人に語ることによって心癒されるものであるが、語るべき友を持たない者も多い。また如何様にも語りえない事柄もある。語ることによって更に傷つく場合もある。一生黙したまま彼岸へ旅立つ者も多い。
 人それぞれに様々な危機があり、潰れたり助けられたりする。A君に対しての、「やくざと付き合うのはやめたら」と言う言葉の何と軽薄なことであったことか。「やくざのあのオジサンがあの時庇護してくれなかったら今の自分はありません」こう言い返されてそれ以上何が言えようか。親身になって人のために尽くすことのなかったわが人生の有り様を思って恥ずかしくも絶句するのみである。

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2005年2月5日(土曜日)     秩序
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 労働運動がすっかり後退した。
 大企業労働組合は、経営者と結託することによって本工労働者の既得権を守ることのみに汲々としている。もとより臨時工、準社員のことは切り捨ての対象としてしか考えていない。考慮する余裕すらない。
 官公労働者も自らの地位の保全のみである。民営化の波は失業しないという一点にのみ運動の焦点があてられる。すべての労働者の権利擁護、権利拡大という視点はほぼ消え失せた。
 弱肉強食の嵐の中にすべてが投じられる社会となった。資本の本源的蓄積段階の再来である。一日、14時間前後の労働、残業は無給である。嫌なら辞めろということ。小泉改革とはこういう事であったのだ。
 企業の社会的責任の放棄、労働者の使い捨て、低賃金、長時間労働、増税、社会保障の後退。病気したら終りだ。
 その一方でうまく立ち回った者、権力と結びついて情報を得る者、土地所有者、高級官僚、議員、資産家等々は更に富み栄えていく。
 犯罪が激増し裏の社会が表までも侵食して世の中が荒れてきた。
 警察・検察・司法による民衆弾圧でのみ秩序がようやく維持されるという社会となった。
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2005年2月4日(金曜日)     荒廃
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 今日、と言っても5日であるが、NHKスペシャル「フリーター漂流」ー製造現場を転々とする百万人の若者たちーを見た。
 製造業に於ける「請負」が解禁となって企業は生産ラインの変更による人員の増減を「請負会社」にすべて負わせる体制にした。
 いつでも一瞬にして解雇しかつ必要となれば雇い入れることが出来る。何のリスク、経費も必要としない。この請負会社は全国一万社という。前にも書いたが人買いである。
 「玉」と表現していた。「玉」をいかに揃えて送り込むかがそれら会社の事業となる。機械化しえない、又はそうすると採算が取れない部門の単純労働を担当させる。
 生産計画が変われば工場から工場へと漂流させる。これが現在の日本の製造業を支える現実である。
 三十五歳、或いは三十歳以下の若者を対象とする。それらの就職出来ない若者を集めて売るのである。
 何日働こうと技術が身に付くわけではない。あくまでも時給千円前後の使い捨て労働者である。
 企業が従業員の人生に何の責任も持たない。言うなればロボット、機械扱いである。人間の使い捨てである。社会が荒廃するとはこのことである。

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2005年2月3日(木曜日)     団結
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 結局、世の大勢を動かしているのは金の集積している組織であろう。資本家というより特権的謀略機関とでも言うべきか。
 国家を支配しかつ最大限に利用する。巨大な利潤を生むのは金融であり軍需産業であり食糧であり麻薬である。
 情報を独占しかつ操作しデマを飛ばして大衆から弱小国から金を巻き上げる。株価を支配出来れば馬の着順を事前に知るのと同じ結果を得られる。為替レートの変更も彼らは事前に知りうる。巨大な規模でのインサイダー取引である。かくして貧富の格差は益々拡大し、地球上での南北格差ははなはだしきものとなる。
 ブッシュの鸚鵡のように繰り返す「自由」とは、彼等が地球の隅々にまで好き勝手に振舞えるという「自由」に他ならない。
 歯向かう国家はブッシュの言う「悪の枢軸」であり、ならずもの国家であり非民主的国家である。空軍を歩兵を艦隊を派遣して屈服させるということとなる。
 イラクの地に強固な恒久的軍事基地を築き上げることはアメリカの悲願である。世界の油田をエネルギー源を支配することは彼等の世界戦略の根幹である。
 恐ろしいスローガンのみ跋扈する。 「万国の資本家団結せよ」

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2005年2月2日(水曜日)     星影
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 ソクラテスの無知の知ではないが、還暦も過ぎたというのに知らないことが多すぎる。というか世の中の多くを知るには人生はあまりにも短い。日頃仕事に追われて暮らしていれば当然のことだ。
 FMで音楽を聴いているとこんなにも素晴らしい曲があったのかと感動する。チェロとかバイオリンの曲にそれが多い。パガニーニやバッハの曲、ロマの楽曲、歌曲、生まれて初めて聴くのだから感動も新鮮だ。何も知らないということも或る意味素敵なことだ。
 宝物が世の中には無限にある。世界中の美術館を廻ったとしても一生かかるであろう。まして世界中の音楽を聴くなど不可能である。人の数ほど街の数ほど世界には善きもの美しきものが満ち溢れている。そして又その数ほどの残虐さや醜さ悲惨もある。
 「星影」の意味をつい最近知った。言葉は知っていた。「星影のワルツ」なんていう曲もある。しかしあらためて考えてみると「星影」を見たことが無いのに気が付いて愕然とした。チェジュドでそれを体験した人が書いていた。「夜空の星の光が真っ暗な地面に反射して、地面いっぱいに星が映るの・・・」と。

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