2005/11/28

11・26起訴1周年大抗議集会報告  V応援する会の運動
■■■12月1日(木)板橋高校藤田裁判 第9回公判日程■■■
  午前10:00〜午後4:30 東京地裁104号法廷。(東京メトロ霞ヶ関駅A1出口)
  証人尋問:板橋高校関係者=検察側から1名、弁護側から2名。法廷の場で激突!?
  傍聴券は先着順。9:40まで、地裁玄関前においで下さい。
  (関連裁判の日程が重なり厳しい中ですが、お一人でもお二人でも傍聴にお越し下さい。)


 12月1日(木)10:00〜の表記第9回公判に向けて、「日の丸・君が代」刑事弾圧事件勝利に向けての集会が、地元板橋グリーンホールで行われた。
 これは、教基法憲法改悪反対12・3全国集会の1000箇所行動の一つでもある。
 藤田支援集会も4回目を数えるが、3月結審の可能性が見えてきているだけに、いつもの教師、元同僚、日の丸・君が代関連裁判支援者に加えて、地元板橋の市民運動グループ、公安事件裁判支援者、卒業生、そして弁護団からも多数の参加者があり、大変内容の充実した集会となった。


 特別発言として、教基法改悪をとめよう全国連絡会の呼びかけ人のお一人として全国を飛び回っている大内裕和松山大学教授から力強いメッセージをいただいた。
 自ら都立高の出身であるご経験もふまえて、自主性を重んじ多様な生徒が学ぶ場であった都立高が、企業社会と同じ新自由主義的競争原理の導入により役割を変えられつつあることから説き起こし、リストラ・不安定雇用・時給・数値目標など自己責任の論理で権利を奪われている、社会的に見えないマジョリティに希望の見える運動をいかに構築していくか、との問題提起があった。
 5人も参加された弁護団からは、政治的思惑が先行した不当起訴であることが、検察の立証計画の狂い、検察側の証拠・証人が弁護団からの反対尋問や旧釈明で次々と明らかになり、検察は追いつめられていること。結審が間近だが、一審での勝訴のみならず、検察が控訴を断念するくらいの徹底的勝訴を目指して、世論の声を傍聴行動を通して裁判所に伝えて欲しいとの報告があった。
 共に闘う仲間からの連帯メッセージでは、@公安の不当弾圧と闘う判決を目前に控えた立川反戦自衛隊監視テント村の大洞俊之さん、A都教委の「日の丸・君が代」強制と再発防止研修に不服従で闘う被処分者の会の近藤徹さん、B九段中「ノ・ムヒョン大統領への手紙」事件などで犯罪都教委&三悪都議と闘う増田都子さん、C全都で最初の再雇用拒否の不当性を裁判で訴え続ける田畑和子さん、D板橋地区で憲法・教育基本法を守り「子どもたちに平和な街と教室を」の運動を進めているかわむらひさこさんから、胸に迫り勇気がわいてくる発言をいただいた。
 会場では、「藤田裁判と私」と題した、藤田さんと思いを共にする23人のメッセージが掲載された小冊子が配布され、この戦いの異議をいろいろな角度から再確認することが出来た。
 開会に先立ち、大スクリーンには、板橋高校卒業式の模様のビデオが放映され、改めて近年にない感動的で素晴らしい卒業式であったことを全体で確認すると同時に、国歌斉唱卒業生不起立時に狼狽する管理職やカメラ付き家携帯を振りかざす土屋都議の愚行がさらされた。
 この会の盛り上がりと熱気を、残る5回の公判で、裁判所に伝えていきたい。


「無実の者は無罪に」藤田さんの無罪判決を勝ち取る11・26集会アピール

 2003年「10・23通達」から、東京都の教育は明確に国家主義・軍国主義教育へ向かって大きく右旋回を始めました。横山洋吉教育長(当時)は、恥ずかしげもなく、「国旗国歌の適正な実施は、学校経営上の最大の課題である」と公言し、不登校・いじめ・学級崩壊など直面する教育課題から目をそむけ、極めてイデオロギー的な教育内容への介入を、強権的に行ってきたのです。この教育破壊の攻撃の中で、数多くの良識ある教師たちがそれぞれの教育現場で、高校で、中学で、小学校で、養護学校で、不起立やピアノ伴奏拒否など様々な形での抵抗に立ち上がりました。
 退職教員の藤田さんも、来賓として招かれた板橋高校で、開式前待機中の保護者席に都教委の教育政策を批判した週刊誌のコピーを配布し、単身「君が代強制」の問題を訴えました。コピー配布には保護者も協力的で、静粛な中、誰からも止められることなく訴えは終わりました。しかしその後の「産経新聞」によるフレームアップ、横山洋吉教育長と土屋敬之都議の都議会におけるなれ合い質疑から、刑事事件化されることとなるのです。
 板橋高校の卒業式は、君が代斉唱時の大半の卒業生の自発的着席から、最後の「旅立ちの日」の合唱まで、すべてがとても感動的で素晴らしいものでした。ところが、来賓として招かれていた土屋都議は、意に反する卒業生の着席を目の当たりにして動顛し、卒業生の不起立の様子をカメラ付き携帯で撮影するという不作法を行ったあげく、卒業生不起立の責任を藤田さんに転嫁し、刑事告発させるという暴挙に出たのです。都教委と北爪校長の連名で出された「被害届」を受けた警察及び検察は、十分な証拠や取り調べもないまま、「威力業務妨害罪」という的はずれな罪状で、昨年12月3日強引に不当起訴に踏み切りました。
 外形的微罪で思想を弾圧するという手口は、反戦ビラ入れの立川テント村事件、政党ビラ入れの葛飾事件などと並ぶ、市民の言論活動をねらい打ちにするもので、検察公安部による法治国家を否定する権力的な弾圧です。藤田さんの静かなる「君が代強制反対」の訴えも、単なる業務妨害に矮小化されようとしています。
 あの不当起訴から1年、板橋高校藤田裁判は、強力な弁護団の周到にして鋭く気迫あふれる弁護活動と、毎回地裁最大の法廷を埋める傍聴者のあふれる熱意に支えられ、これまでに8回の公判を終えました。加えて検察の杜撰な立証も弁護側に味方し、藤田さんを「君が代に捧げられた生け贄」に祭り上げ無実の罪に陥れようとする検察・都教委のもくろみをもう一歩で打ち破るところまで、大変有利に展開してきていると思われます。
そしてこの裁判もいよいよ大詰め、来春3月結審に向けて、残すところあと5回となりました。藤田さんと思いを共有する私たちの最後のひと踏ん張りで、勝利判決を確実なものにしていきましょう。藤田さんの無罪を勝ち取ることは、言論・表現の自由、思想・良心の自由の権利を確認するだけでなく、数多い君が代関連裁判の帰趨を左右し、公安による思想弾圧攻撃をはねのける、大変意義深いものとなるでしょう。
 公安の理不尽な弾圧と闘う人びと、都教委・都議の教育破壊の攻撃と闘う人びとと共に、日本の民主主義を守り、憲法・教育基本法の改悪を許さない反撃の第一歩を、藤田裁判勝利で刻みましょう。

2005年11月26日
板橋高校卒業式事件(=日の丸・君が代刑事弾圧事件)裁判
11・26起訴1周年大抗議集会


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