2015/2/28

処分撤回を求めて(341)  
東京・全国の仲間の皆さんへ。
(転送・転載・拡散歓迎。重複はご容赦を。一部報道関係者にも送信)
被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団の近藤です。

 ◆ 都教委、再処分を画策 緊急都教委要請行動へ!

 ◆ 裁判判決について「教育委員会での報告・審議はしない」
   ―「居直り・挑戦的な」都教委回答


 既報の通り、去る1月16日東京地裁は、東京「君が代」裁判三次訴訟(卒・入学式での「君が代」斉唱時の不起立、ピアノ不伴奏による懲戒処分取消等請求事件 原告50名)で「裁量権の逸脱・濫用で違法」として26名(31件)の減給・停職処分を取り消しました(不当にも戒告処分は容認)。
 この判決を受けて、被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団は、1月21日に都教委要請を行い、「請願書」を提出しました。請願に対しての都教委回答(2月12日付)は、裁判所で違法とされた行為を全く反省しないどころか、「居直り・挑戦的」とも言えるものです。その主な部分(抜粋)は以下の通りです。


 @「違法な処分への謝罪、再発防止策を講じろ、処分撤回、処分するな、累積加重処分をするな」の要求に対しての回答

 「職務命令違反があった場合には、個々の事案の状況に応じて厳正に対処します。また、懲戒処分の撤回は、考えておりません。なお、判決が確定した事案については、当該各事案に係る判決の内容に応じて必要な対応を行います。(所管:人事部職員課)」

 A「問題の解決のために都教育庁関係部署の責任ある職員と被処分者の会・同弁護団との話し合い」の要求に対しての回答

 「そのような考えはありません。団体からの要請等については、総務部教育情報課を通じて御意見等をお聞きするとともに、必要に応じて回答をしているところです。(所管:指導部指導企画課、指導部高等学校教育指導課、人事部職員課、教職員研修センター研修部教育経営課)」

 B「請願書を教育委員会で配付し、判決について慎重に検討、議論し、回答すること」との要求に対しての回答

 「既に方針が決定済みの事項であることから、東京都教育委員会事案決定規程等に基づいて回答します。教育委員会への報告及び教育委員会での審議は行いません。(所管:指導部指導企画課、人事部職員課)」

 @で「判決が確定した事案については、当該各事案に係る判決の内容に応じて必要な対応を行います」というのは、違法行為を働いた都教委が謝罪せず、(給与等の経済的損失分の)「お金を払えばいいだろう」という「居直り」に他なりません。

 ABの「回答」には唖然とします。問題解決のための「話し合いを行わない」で、教育委員会への請願であるのに、「教育委員会への報告及び教育委員会での審議は行いません」というのです。これは、「居直り」どころか、「挑戦的」態度という他ありません。しかも懲戒処分は教育委員会で決定するのに、その処分が取り消された事実さえも教育委員会に報告せず、高裁に控訴したのです。

 ◆ 処分取消の26名中、5名のみ控訴―21名の処分取消は確定

 処分撤回を求めて(339)で既報の通り、三次訴訟原告50人全員が、「戒告処分の取り消し」と「全員の損害賠償(精神的損害に対する国家賠償)」を請求して、東京高裁に控訴しました。

 都教委側も29日に控訴しましたが、その内容が明らかになりました。従来、都教委は、敗訴部分(減給以上の処分取消)全員について控訴してきましたが、今回は、異例なことに26名の内、5名のみ控訴し、21名の減給以上の処分取り消しについては控訴を断念して、処分取消が確定しました。

 5名について都教委は、「減給又は停職の処分を相当とする特別事情がある」として、大泉養護ブラウス事件・処分後の校門出勤闘争(1名)、前任校卒業式でのあいさつが不適切とする「校長指導」(1名)、生徒への「内心の自由」説明による「指導部長厳重注意」(3名)を控訴理由にしたと思われます。

 控訴審では、このような不当な言いかかりによる分断攻撃に一致団結して徹底的に反撃し、戒告を含むすべての処分取消、損害賠償請求を認めさせ、憲法判断での前進を勝ち取るため闘い抜きます。

 ◆現職教員9名の再処分を画策する都教委―敗訴したら現職教員をねらい打ち

 都教委は、都教委が控訴を断念して処分取消が確定した21名の内、在職者9名(現職教員7名、再任用職員2名)のみを切り離して先行させ、給与等の実損回復のため「給与等の是正措置に伴う必要書類の提出について」(2月10日付)と題する該当者宛の文書等4枚の書類を弁護団宛に送って来ました。

 在職者に対して「実損分の回復」の手続きを先行させてきたのは、都教委が、違法な処分を行ったことを謝罪することなく、減給処分が取り消された現職教職員(再任用職員を含む)9名に対し早急に戒告処分を出し直す(以下、「再処分」という)目的であるのは明白です。しかも今回の該当者の中には、二次訴訟の時に再処分され、現在都人事委員会で係争中の人も2名含まれています。

 これまでの例を見ると、来週3月第1週には、再処分を前提とした都教委の事情聴取が行われるかもしれません。

 ◆ 再処分を許すな!都教委要請行動に参加しよう!

 再処分は、職場で悪戦苦闘しながら裁判を闘っている仲間を恫喝して屈服させようとする都教委による理不尽な分断攻撃です。被処分者の会は、再処分前提の事情聴取をやめさせ、再処分を阻止するため明後日26日、「再処分を許すな!都教委要請行動」を行います。緊急ですが、一人でも多くの仲間の参加をお願いいたします。

 ★ 再処分を許すな!都教委要請行動
   2月26日(木)

   9時45分 都庁第2庁舎1Fロビー集合
   10時〜 同庁舎10F206会議室



 ◆粘り強く闘われている「日の丸・君が代」強制反対の裁判の傍聴を!

 ★ 東京「再雇用拒否」第三次訴訟第6回口頭弁論
   (東京地裁民事19部。原告3名。2011年再雇用拒否の損害賠償請求。)
 3月5日(木)
  10時30分〜裁判所前でビラまき
  11時 傍聴希望者集合(抽選なし・先着順) 
  11時30分 開廷  
  東京地裁527号(定員42名)

 ★ 東京「君が代」裁判第四次訴訟第5回口頭弁論
   (東京地裁民事11部。2010〜13年処分取消請求、原告14名)
 5月22日(金)
  15時30分 傍聴希望者集合(抽選未定 裁判所前で案内あり) 
  16時 開廷 
  東京地裁527号(定員42名) 
  報告集会:場所未定、追って連絡

 ★ 再雇用拒否撤回第二次訴訟・地裁判決→いよいよ判決です!
   (東京地裁民事36部。07・08・09年再雇用拒否の損害賠償請求、原告22名)
 5月25日(月)
  13時傍聴希望者集合(抽選なし・先着順 裁判所前で案内あり)
  13時30分開廷 
  東京地裁103号(大法廷・定員98名)
  報告集会:場所未定、追って連絡
 *早めにお出で下さい。旗出しがあるので傍聴抽選に外れた方も裁判所前でお待ちください


HPに三次訴訟判決全文、声明文、緊急連絡など掲載。
「お知らせ」、通達関連裁判進行状況等随時更新。
各種判決文、声明文、行動予定、資料等入手可能。
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「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「君が代」裁判原告団
事務局長 近藤 徹
携帯:090−5327−8318
e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
事務所:〒160−0008 新宿区三栄町6 小椋ビル401号
被処分者の会HP↓(2月22日更新。下の青のアドレスをクリック・アクセス可)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/
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