2021/9/18

9年経って第61回目を迎えた「東電株主代表訴訟」  ]Xフクシマ原発震災
 ◆ 東電株主代表訴訟で証人尋問・被告本人尋問を聞く (S多面体)
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警備法廷の注意事項

 わたくしは、東電の株主ではないが、ときどき東電株主代表訴訟(以下、株代訴訟と略す)の傍聴に出向いている。この訴訟の原告団は広報のレベルが高く、たいてい議員会館で報告集会を行い充実した資料を配布するので、この訴訟のことがあまりわかっていないわたくしなどでも、問題点がわかりやすくなっている。

 ひとつは、事前に巨大津波を予測できたかどうか(具体的予測可能性)である。
 福島第一原発がメルトダウンしたのは全電源喪失しポンプが止まり、冷却水を送れなくなったからだ。それは(東電にとっては想定外の)15.7mの巨大津波が敷地に押し寄せ、海岸側の低い位置に設置された非常用ディーゼル発電機やポンプが浸水したからだった。

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2021/9/18

日本学術会議の仕事の一端(2012):高レベル放射性廃棄物の処分@回答  ]Xフクシマ原発震災
◎ 回 答
高レベル放射性廃棄物の処分について

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平成24年(2012年)9月11日
日 本 学 術 会 議

 この回答は、日本学術会議高レベル放射性廃棄物の処分に関する検討委員会が中心となり審議を行ったものである。(略)

 要 旨

1 作成の背景

 2010年9月、日本学術会議は、内閣府原子力委員会委員長から日本学術会議会長宛に、「高レベル放射性廃棄物の処分に関する取組みについて」と題する審議依頼を受けた。
 高レベル放射性廃棄物の処分に関しては、「特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律」に基づく基本方針及び最終処分計画に沿って、関係行政機関や原子力発電環境整備機構(NUMO)等により、文献調査開始に向けた取組みが行われてきているが、文献調査開始に必要な自治体による応募が行われない状態が続いている。

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2021/9/4

原発事故処理水海洋放出「風評被害対策」について、県内関係者に説明  ]Xフクシマ原発震災
 ▼ 海洋放出への波紋 政府の風評対策に懸念・注文相次ぐ〈福島県〉 (テレビユー福島)

 福島第一原発にたまり続ける処理水をめぐり、当面の風評被害対策をまとめたことなどを受け、政府と東電は28日、県内の関係者に説明しました。
 会議では、透明性実行性を確保するよう求める意見が相次ぎました。
 福島第一原発の処理水について、政府は再来年の春をめどに、海に放出する方針です。

 28日政府は当面の対策について、関係者にオンラインで説明し意見を聞きました。
 ○ JA福島中央会・菅野孝志会長
 「今回政府の拙速な海洋放出の決定によりまして福島県はもとより、国内外におきまして処理水に対する疑念が拡大している
 菅野会長はこのように話し、国民目線で情報発信するよう求めました。

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2021/8/14

Change.org:原発処理水の海洋放出に反対する署名  ]Xフクシマ原発震災
 ▼ 原発処理水の海洋放出に反対する署名にご協力ください

 ティックトック(TikTok)でyamamotozenyuuさんの投稿した処理水海洋放出に対する政府の本音の動画(http://vt.tiktok.com/ZSJg3URcj)を見て、すごく衝撃を受けました。
 その記事『「衝撃」処理水海洋放出政府の本音』https://tinyurl.com/5t6we9zu を読んで、風評被害が海外で深刻化していることを知って、放射性物質を含む原発処理水を海へ放出するなんてのことにがっかりして憤ってやまないです。

 「海洋放出は決めたことですし、一般人の態度なんて、どうでもいいです」という政府の本音が傲慢すぎて日本国民の皆さんも許せないでしょう。政府が民主主義をないがしろにして、理不尽な決定を強行しました。政府が国民の懸念について丁寧に説明しない限り、決して認めてはいけません!

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2021/7/16

福島原発事故「敗戦処理」から逃げない人々  ]Xフクシマ原発震災
 ▼ 福島第一原発事故の現場で仕事の本質を見る (Wedge)
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『廃炉 「敗北の現場」で働く誇り』(新潮社)

 敗戦処理、しんがり、といった言葉が日本語にはあるが、自然災害という大きな敵に敗れた福島第一原発事故現場の仕事はどうだったのか。『廃炉 「敗北の現場」で働く誇り』を上梓した稲泉連氏は「自分の仕事とはそもそも何か。非常事態になった時、人はその本質を考えるものなのではないか」と語る。

 本著は、東日本大震災に伴う津波によって電源を失い、原子炉の冷却ができずに水素爆発を起こした福島第一原発の一号機と三号機、四号機の建屋の廃炉作業に携わる人々の仕事やその想いを取材し、紡いでいる。

 稲泉氏はこれまで、東日本大震災の被災地に赴き、いくつものノンフィクション作品を書いてきた。発生から1か月後に宮城県気仙沼市の沿岸へ赴き、

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2021/6/18

中国広東省台山(タイシャン)原発で放射能漏れ  ]Xフクシマ原発震災
  たんぽぽ舎です。【TMM:No4223】
 ▼ 最新鋭のEPR(欧州加圧水型軽水炉)=電気出力166万kW
   故意に放出か?制御放出との報道も

山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

◎ AFP、BBC、ロイターなどが一斉に「中国原発で放射性ガス放出」「放射能が漏れている」などと報じている。
 問題になっている原発は中国広東省台山(タイシャン)にある中国広核集団・CGNの建設したEPR原発で、放射能が漏れているとの報告を米政府が過去1週間にわたって調べているという。

◎ この原発はフランスのフラマトムが設計した最新鋭の原発。
 EPRとは「European Pressurized Water Reactor・欧州加圧水型軽水炉」第三世代プラスまたは3.5世代原発と呼ばれるもの。
 全世界で2基が運転中、4基が建設中であり、フィンランドのオルキルオト3号機とフランスのフラマンヴィル3号機。そして台山原発で2基が運転中、2基が建設中だ。1号機と2号機は2018年と19年にそれぞれ運転を開始している。

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2021/6/16

福島県の相馬・双葉地区に誘致された東京電力原子力発電所  ]Xフクシマ原発震災
 ◆ 「敗訴」に屈せず警鐘鳴らし続けた先人たちの記録 (キリスト新聞社)
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『裁かれなかった原発神話』松谷彰夫[著](かもがわ出版)

 東日本大震災から10年という節目に出版された『裁かれなかった原発神話』(かもがわ出版)には、今から約50年前、原子炉の設置許可をめぐって国や大企業と闘った地元住民の記録が克明に記されている。当時、新任の高校教諭として戦列に加わった著者の松谷彰夫氏(日本キリスト教会福島伝道所会員)に話を聞いた。(ライター 黒岩さおり)

 「原子力発電所が福島県に建設されることになった時から、その安全性については懐疑的だった人々がいた。地元の人々は、多少の不安は抱いていたものの、国や県、東京電力がその安全性を保障する中で、冬場の出稼ぎに変わる働き口ができたと歓迎し、不安の声もかき消されていった。しかし、東日本大震災の原発事故で、『まさか』が現実のものとなった時、皮肉にも全世界が放射能の恐ろしさを知ることになった」と松谷氏は語る。

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2021/6/12

「女川原発運転差止請求訴訟」提訴に当たって原告団見解  ]Xフクシマ原発震災
  =「女川原発運転差止請求訴訟」を仙台地方裁判所へ提訴するに当たって=
 ▼ 東北電力は、避難計画が実効性に欠けている状態で、
   女川原発2号炉の運転をしてはならない

2021年5月28日 女川原発再稼動差止訴訟原告団・原伸雄

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 1、東北電力を相手にした本裁判の意義

 私たち原告団は、一昨年11月、宮城県知事と石巻市長に対し、女川原発2号機再稼働への同意差止を求めて仮処分申立を行ったメンバーを中心とした17名です。
 同仮処分では、女川原発2号機の再稼動への同意に当たっては、避難計画の実効性の確保が必須の要件であり、現場を見ない机上プランに過ぎない現計画の下では、再稼働に同意すべきではないという主張をし、詳細な証拠資料を提出しました。
 しかし、宮城県及び石巻市は、かかる避難計画の実効性についての論点には認否さえ行わず

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2021/5/30

海洋放出は原発事故責任の放棄  ]Xフクシマ原発震災
 ▼ 放射能汚染水 無害主張はウソだ (週刊新社会)

 東京電力の福島第一原発敷地内にたまり続ける放射能汚染水を政府と東電は、あたかも無害のように偽って海に捨てようとしている。この閣議決定についてNHKの世論調査(5月)では賛成29%、反対22%、どちらともいえない43%となっている。ウソとごまかしの政府主張の主な論点を整理する。

 ▼ 「トリチウムは自然界にもあるし、通常の原発からも海に流している」

 確かにトリチウムは普段原発から排水しています。だからといってこれ以上流していいとはなりません。原発周辺では、がんの発生率が高いというデータが報告されています。
 トリチウムは飲んでも平気と公言する政治家もいますが、トリチウムが有機物の水素と置換して有機結合型トリチウムとなり、生物に取り込まれた場合、食物連鎖で濃縮される可能性が指摘されています。

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2021/5/16

イチエフの現場で働く作業員に、9年間にわたり話を聞き続けた記録  ]Xフクシマ原発震災
  〔週刊 本の発見・第200回 レイバーネット日本〕
 ◆ ひたすらな記者魂に脱帽する 評者:志真秀弘
   『ふくしま原発作業員日誌−イチエフの真実、9年間の記録』(片山夏子、朝日新聞出版、2020年2月刊、1700円)
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 4月13日、政府は東京電力福島第一原発の汚染水(現在約125万トン)を海洋放出することを決めた。炉心溶融事故から10年、避難したままの人たちは、いまだ4万人を超える。どれだけ多くの人たちがさらに傷つけられればいいのか。放出汚染水は処理されているから「普通に飲める水ですよ」と嘯いた大臣がいるらしいが、もはや人間の顔を粧っているに過ぎないと断じたくなる。

 本書は2011年3月の原発事故のあと、イチエフの現場で働く作業員に、9年間にわたり話を聞き続けた記録である。2011年から年毎に章立てがされている。

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