2006/7/18

個人の尊厳  V応援する会の運動
7・15集会に参加されたルポライター鎌田慧氏のコラムです。板橋高校藤田裁判や立川テント村裁判に触れています。

          個人の尊厳
                                      鎌田 慧

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 もう二年前の卒業式になる。都立板橋高校の元教員が、式の開始前、出席していた保護者に、「君が代」斉唱が強制されている不当を訴えた。その発言が「威力業務妨害」に問われ、起訴された。
 驚くべきことに、検事側は「懲役八カ月」を求刑した。さすがに裁判所はその異常を排し、「罰金二十万円」の微罪にした(五月三十日)。
 しかし、発言しただけで二十万円の罰金、とはこれまたひどい。判決を内外各紙が批判的に報じたのは、言論機関として当然のことだった。
 三日前に、その控訴審にむけての集会があった。わたしも参加した。これまで、都教委から、「日の丸、君が代」問題で処分された教員は、三百四十五人にものぼる。この人たちや、立川の自衛隊官舎に「派兵反対」のビラ入れをして、やはり罰金刑にされた被告も出席、個人の尊厳と市民の権利を守りきれなくなった裁判所への批判が続いた。
 わたしは、発言を聞きながら、「派兵」や「君が代」の強制を批判する言論が抑圧され、政策への抗議行動が委縮させられながらも、まださまざまな「個人」が集会にやってくる頼もしさを感じていた。
 都教委の処分の連発は、多分に政治の「不当な支配」による。いじめがなくならないのは、いじめる者への迎合と黙認による。
 行政の横暴を断つ裁判官個人の勇気が今、歴史的に問われている。(ルポライター)
   [東京新聞 2006/7/18朝刊「本音のコラム」]

2006/7/17

7・15集会報告  V応援する会の運動
  ◎7・15板橋高校卒業式刑事弾圧裁判
   不当判決抗議・控訴審勝利決起集会報告◎


 グリーンホール会場を埋め尽くす支援者の熱い声援の下、控訴審勝利に向けて闘いの継続を確認した。
 鎌田慧さんは講演で、「マスコミの報道がすごくいい。大法廷の傍聴席を、組織ではなく個人の思いで毎回満席にしてきたことは素晴らしいこと」と支援者をねぎらった後、「冤罪というよりでっち上げ事件、『異論』を唱えて何故いけないのか」と、少数の声を無視しようとする日本社会の世相に警鐘を鳴らした。
 加藤文也弁護士は、「無罪を出せる状況があったのに何故出せなかったのか。裁判所は、東京都の教育行政を否定する勇気がなかった」と、政治判断に言及した。
 大山勇一弁護士は、「サイテーサイアクの判決」と断じ「判決の問題点は、事実認定の明らかな誤認と『言論』を威力妨害としたこと」とし、控訴への道筋を示した。
 連帯アピールでは、大洞俊之さん(立川反戦テント村)、近藤徹さん(被処分者の会)、金子潔さん(君が代解雇裁判原告)から、力強い闘いの報告があり、
 会場発言では、渡辺厚子さん(大泉ブラウス裁判原告)、北村小夜さん(障害児を普通学校へ全国連絡会世話人)、井口さん(武蔵野病院労組)から支援と連帯の挨拶があった。
 最後に、藤田さんから「村瀬判決は、控訴審でひっくり返してくれと言っているようなもの」といつものように元気よい控訴審に向けての決意表明があり、締めくくられた。
 交流会には、鎌田さん加藤さんも残られ、逆転無罪に向けて熱意を継続しようと意気を揚げたのであった。


       7.15集会アピール

 2006年5月30日、東京地裁刑事第9部村瀬均裁判長の判決は、「はじめに有罪ありき」の典型であり、権力に追随するまったく不当なものである。われわれは満腔の怒りをもって抗議する。

2006/5/12

5・11藤田支援集会アピール  V応援する会の運動
     アピール

 この集会に参加した私たちは、東京地裁が藤田さんに無罪の判決を下すであろうと確信しています。
 昨年4月以来の審理の過程で明らかになったことは、藤田さんの行為は何ら威力業務妨害罪を構成する要素がないということでした。検察側の証人の証言は合理性を欠くものが多く、虚偽ではないかと思われるものもありました。そのことを証明するものとして、板橋高校の卒業式は出席した保護者、生徒、教職員のいずれもが感動的であったとの感想を語っていることが挙げられます。
 今回の起訴自体が「日の丸・君が代」を強制する東京都教育委員会の政治的な意図で行われたと考えます。10・23通達が発令された以降の最初の卒業式で厳しい監視と恫喝で「日の丸・君が代」を強制する都教委は、行政処分の対象にはならない藤田さんには刑事罰を課すことによって自らの権力を誇示することを図りました。
 卒業式での「君が代」斉唱時に大部分の生徒が不起立であったことについて、卒業式後の管理職による担任への事情聴取、管理職からの都教委への報告、都議会での士屋都議の質問と横山教育長の答弁、続いて都教委及び板橋高校校長の被害届の提出などの一連の動きはこのことを証明しています。
 「日の丸・君が代」強制に反対する者は許さないという都教委の姿勢は、内心の自由、言論・表現の自由を蹂躙する暴挙としか表現できません。その都教委の意向を受けた公安警察、検察が一体となり、総がかりで弾圧体制を敷いてきています。
 いま、教育基本法が改悪される危機に陥っています。東京で行われている「日の丸・君が代」の強制は、改悪教育基本法体制を先取りしたもので、管理と指導に名を借りて強制・強要によって学校を支配しようとしています。
 国家への忠誠を強制する教育に対して、私たちは思想信条の自由、表現活動の自由に基いた豊かな教育活動を追求して行かなければなりません。そのために「日の丸・君が代」を強制する都教委の不当な指導を撤回させていかなければなりません。
 藤田さんの行為は都教委の「日の丸・君が代」強制への異議申立であり、表現の自由が確保される民主主義社会では当然のものであります。この裁判は威力業務妨害罪で争われるものではなく、日本国憲法が保障する国民の権利を司法が擁護する判断を下すか否かの問題だと考えます。
 私たちは、審理を行ってきた東京地裁が「藤田さんは無罪」と判決することを強く求めます。

2006年5月11日

 5・11勝ち取るぞ無罪判決!板橋高校藤田裁判判決前集会 参加者一同

2006/3/23

3・25板橋映画会&集会のお知らせ  V応援する会の運動
板橋上映実行委員会
高岩仁監督作品「教えられなかった戦争−中国編」

(シリーズ第5作目、05年夏完成)
 ◆と き 3月25日(土)開演14:00〜
 ◆ところ 板橋文化会館大会議室
 ◆鑑賞券 前売り 800円/当日 1000円

本編上映後、高岩仁監督の制作報告。
藤田勝久さん(板橋高校卒業式君が代強制裁判被告)から、結審後最初のご挨拶。
増田都子さん(ノムヒョン大統領への手紙事件、思想改造長期研修闘争中)から、決意表明。

かわむらひさこさんを励ますつどい
 ◆と き 同じ日 開演17:30〜
 ◆ところ 引き続き同じ場所
 ◆資料代 ¥500

板橋から、平和の声を。
重い命と暮らしを抱えているから、私たちの胸にいつも平和への想いが溢れている。
家庭も、職場も、地域社会も、ホントはもっと変えられる。
わたしたちは気付いている、きっかけさえあれば…
知恵を出し合って、住みよい街にしようとか、戦争に加担しないいきかたをしようとか、
わたしらしく…と、静かに発信している。

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2006/3/15

3・25映画上映会&集会のお知らせ  V応援する会の運動
東京板橋のかわむらひさこです

標記の上映会実行委員会での準備が進んでいます。
板橋在住でなくても、どうぞお誘い合わせてご鑑賞下さい。
転送大歓迎です。

〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜 ご案内 〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜

「教えられなかった戦争−中国編」上映会

◆と き 3月25日(土)開演14:00〜
◆ところ 板橋文化会館大会議室
◆鑑賞券 前売り 800円/当日 1000円
      車椅子スペースあり
◆上映時間 98分


◇高岩仁(たかいわ じん)さんの紹介
 1935年福岡市生まれ。東映株式会社を1968年に退社。以後、主に記録映画のフリーカメラマンとして活躍。公害問題や労働運動、在日韓国朝鮮人の活動など、さまざまな社会問題を記録映画という手法で伝える。1990年からは日本のアジア侵略の実態と侵略戦争の社会構造的原因を追及する「教えられなかった戦争」シリーズを制作し続け、昨05年夏に第5作目となる「中国編」を完成させた。

2006/2/28

3/1藤田裁判傍聴の呼びかけ  V応援する会の運動
板橋高校卒業式「日の丸・君が代」刑事弾圧裁判第12回公判
  3月1日(水)午前10:00〜午後4:30
  東京地裁104号法廷。(東京メトロ霞ヶ関駅A1出口)先着順
  午前は、検察側証人2人(元校長・現教員)。午後に、藤田さん本人の被告人尋問。
  ★報告集会:弁護士会館5Fの508ABC


勝ち取るぞ、無罪判決!もう一押しだ!不当弾圧をはね返せ!

 板橋高校藤田裁判は、まもなく第一審が結審します。ここまで、検察側の立証計画はことごとく破綻し、裁判は大変有利に展開してきています。
 残すところ、3月1日と3月23日の、2回となってきました。

 この裁判は、藤田さんが、卒業式が始まる前に、誰からも制止されず、静かな中で週刊誌のコピーを配った行為が、卒業式の進行を妨げたとして、「威力業務妨害罪」に問われたものです。
 実際は、「威力」も「妨害」も行われていません。そこをさも「威力」が用いられたかのように、検察側は何とか事件を立証しようと図ってきました。
 校長・教頭は「制止にも関わらずそれを振り切ってまで配り続けた」と明らかな嘘の証言をしたり、これまでの卒業式でもありがちだった開式の数分の遅れを、とりたてて今年だけ、藤田さんのせいで遅れたかのように粉飾した説明を行ったりしてきました。
 しかしそれらの嘘は、弁護団の鋭い反対尋問、また一部始終をつぶさに見ていた教師・保護者・卒業生ら弁護側証人の勇気ある証言により、ことごとく覆されてきました。

2006/2/19

板橋のつどい−2006  V応援する会の運動
「日の丸・君が代」強制に反対!板橋のつどい−2006
  日時 2月25日(土)午後6時半
  場所 グリーンホール504(東武東上線大山駅北口、都営三田線板橋区役所前)


◆板橋の地域から声をあげていきましょう。

 昨(2005)年10月、自民党が「新憲法草案」を発表しました。民主主義、主権在民、基本的人権や非武装平和の思想が抜き去られ、「国家」と協力する「国民」像が浮かび上がってきます。
 その「国民」づくりを担わされるのは教育です。子どもや教師の思想・良心の自由が奪われ、上意下達の服従の「教育」が押し付けられています。昨年の「つどい」では、そうした「教育」が、戦争ができる国づくりのためであることを学んできました。
 教育基本法改悪案も今国会中には与党案がまとめられようとしています。良心的な教員の方々の教育現場での努力や抵抗がまっさきに縛られれば、子どもたちの未来はどうなるのでしょう。私たちは東京都教育委員会の10・23通達以来の顕著になった権力の暴走に驚き、「君が代・日の丸」強制を通して見えてくるさまざまな問題を考えてきました。
 「つどい」後の卒・入学式に向け、生徒、保護者、教職員の内心の自由を尊重し、生徒が主人公の式を行っていただけるよう、都・区教育委員会、区内の小学校・中学校・都立高校の学校長に要請をしてきました。
 そして、その後の処分者に対する研修問題や、解雇裁判、人事委員会審理など、また教科書問題などにも不充分ですが目を向けてきました。
 わたしたち地域住民や保護者、教員や学生、職場での管理や競争のしめつけのただ中にいる労働者、仕事につけない若者…、立場はそれぞれですが、この「日の丸・君が代」強制問題を一緒に考え、おかしいことには声をあげ、手と手をつないで、処分と闘っている方々を支えていきたいと思います。
 ぜひ、つどい2006にご参加下さい。

手と手・声と声/「日の丸・君が代」強制に反対!板橋のつどい実行委員会

  ○板橋高校卒業式事件の当事者から
  ○都立高校で処分を受けた教員から
  ○小学校で処分を受けた教員から
  ○保護者の立場から
  ○地域でのさまざまな課題から

2006/2/4

いよいよ最終局面−3月結審  V応援する会の運動
■第11回公判 2月8日(水)10:00〜12:00
 東京地裁104号法廷(地下鉄霞ヶ関A1出口) 弁護側証人板橋高校関係者2人


板橋高校卒業式・「日の丸・君が代」不当刑事弾圧事件、いよいよ最終局面−3月結審

教員・保護者・卒業生の証言で、都教委−警察・検察の作為は完全に破綻
しかし、検察は突然の証人追加で不当弾圧正当化を依然として画策

藤田さんの当然の無罪へ、傍聴−支援を要請します


 元板橋高校教員藤田さんへの不当な「威力業務妨害」起訴−「日の丸・君が代」不当刑事弾圧裁判(東京地裁)もいよいよ最終局面を迎えようとしています。
 1月18日には、第10回公判が開かれました。前回に引き続き弁護側証人として、卒業式に参加した保護者・教員・卒業生が証言をし、その真摯さと勇気は傍聴者に感銘を与えました。

2005/12/31

11・26集会の記事  V応援する会の運動
11・26の藤田支援集会を、こんなに丁寧に紹介してくれた新聞があるのですよね。
ちょっとマイナーな(?失礼)『週刊新社会』12月13日号です。
(ネット上では読めないのですが、政党機関誌にしては政治臭の薄い市民向けリベラルな編集で、マスコミでは取り上げないような興味深い記事が満載されている。)
今年最後に、あの日の熱気を思い出してみましょう。
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          新社会党ホームページ


板橋高校・藤田裁判起訴1周年抗議集会
  控訴させない無罪判決を


 東京都立板橋高校の昨年の卒業式で、威力業務妨害罪に問われた藤田勝久さんを応援する会は、11月26日、東京・板橋区内で起訴1周年大抗議集会を開いた。
 集会冒頭、問題の卒業式風景がビデオ上映され、「国歌斉唱」の司会の声で卒業生のほとんどが着席した風景が映し出された。
 動揺を隠せない管理職、来賓の都議の怒声が飛びかう情況に、今回の裁判が明らかな政治的意図で進んでいることが示された。

2005/11/28

11・26起訴1周年大抗議集会報告  V応援する会の運動
■■■12月1日(木)板橋高校藤田裁判 第9回公判日程■■■
  午前10:00〜午後4:30 東京地裁104号法廷。(東京メトロ霞ヶ関駅A1出口)
  証人尋問:板橋高校関係者=検察側から1名、弁護側から2名。法廷の場で激突!?
  傍聴券は先着順。9:40まで、地裁玄関前においで下さい。
  (関連裁判の日程が重なり厳しい中ですが、お一人でもお二人でも傍聴にお越し下さい。)


 12月1日(木)10:00〜の表記第9回公判に向けて、「日の丸・君が代」刑事弾圧事件勝利に向けての集会が、地元板橋グリーンホールで行われた。
 これは、教基法憲法改悪反対12・3全国集会の1000箇所行動の一つでもある。
 藤田支援集会も4回目を数えるが、3月結審の可能性が見えてきているだけに、いつもの教師、元同僚、日の丸・君が代関連裁判支援者に加えて、地元板橋の市民運動グループ、公安事件裁判支援者、卒業生、そして弁護団からも多数の参加者があり、大変内容の充実した集会となった。



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