最近仕事が減って時間も少し余裕があるし
気候も良くなってきたので、ブレーキフルード交換を
することにしました。
たぶん一年半くらいはほったらかしにしているので
きっとそこそこヤバくなっているのではないかと…
ブレンボブレーキフルードは容量500mlで
前後を継ぎ足し法で入れ替えても半分は使いません。
しかしキャップをしただけで放置しておけば
確実に水分を含んで劣化してしまいます。
そこでラッブで口を塞いでキャップをし、さらに
乾燥剤を入れたジップロックに入れて室内保管
していました。
でもどれだけ水分を含んでいるかは肉眼ではわかりません。
そこで ブレーキフルードテスターを使います。
今回といっても一年前くらい前に購入しました。
簡易型でネットで¥1000台〜¥3000で入手できます。
一年半くらい保管していたフルードからサンプルを
とってチェック。
グリーンゾーン水分量0%で合格です。
正直これほど良好に保管できているとは思いませんでした。
使える事がわかったので実作業にはいりましたが
フロントのマスターを開けると…
ダイアフラムの上に水滴が
って毎回こうですが…
中のフルードも立派に澱んでいます( ̄◇ ̄;)
テスターを入れると
意外にも1%程度でOK範囲ですね(ほんまかいな?)
しかし底の方は…
ゲル化していました(@_@;)
気をとり直して新しいフルードを継ぎ足しながら
古い液を抜いていきます。
抜くときは空気を噛ませないように慎重に
底の穴が出ないようにフルードをこまめに継ぎ足して
キャリパーのドレンから新しいフルードが出てくるのが
確認できたら終了です。
気泡が出てくる場合は空気を噛んでいるので、気泡が
出てこなくなるまで同じ作業を繰り返します。
MAXレベルまで満たしてもう一度確認。
計測の際、先端の電極をマスターのフレーム内面に
接触させると電気が流れてエラーするので注意!
言い忘れていましたが、このテスターは単3電池一本で
作動し、フルードの中の水分が多いほど電流抵抗が
少なくなる性質を利用して判定していると思われます。
面倒なので今回リアは見送りです。
交換後試運転してみると、レバーの感触がしっかりし
手応えがリニアにフィードバックされ、交換の効果は
明らか。
交換前はフロントのジクーのパッドの立ち上がりの
鋭さがいつの間にか無くなって、マイルドになって
来たなと思ってたのですが…
それはパッドがマイルドになったわけではなく
あのドロドロ状態を観ると、レバーの入力もそりゃ
ダイレクト感が無くなって当たり前ですね(^^ゞ
フルードはテスターの判定に関わらず、
定期的に交換した方が良いようです。

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