今日はスクーターTwo T King Scooterの紹介です。
この馬は坂下オーナーに頼んで、唯一ゆう子名義にしてもらっている馬です。
カウボーイと同じ86年生まれ。今年で21歳になります。早いものです・・・・
彼は私たちが念願の初めて持った馬(正式に言うとその前に大学からもらったサラがいましたが)で、当時装蹄先のクラブの練習馬。障害飛んだり外乗に使われたりしていたそうですが、肢が悪く1年くらいは使っていなかったようでした。ビッコが治らないから出してしまうという話を聞いたダンナは、クオーターっぽいし若いし(当時7歳)興味を持ち、唇をめくったら番号の刺青(これは当時40頭?輸入したレイニングホースの中の1頭の証し)これは!ということで買う事に決めたのです。しかもこの時の健康手帳から千葉で輸入後、神奈川→埼玉→神奈川と分かるだけでも3〜4箇所のクラブを転々としてたにもかかわらず、血統書の原本も残っていたのはラッキーでした。
自分たちの馬になってもとにかく蹄が悪くそこからのビッコがひどい。入れっぱなしだったので筋肉も落ちていて、初めの1年半くらいは速歩までしかやりませんでした(というかやれなかった)速歩の伸縮や柔軟体操。ビッコと良い歩様の繰り返し。
駆歩が出来るようになったころにはレイニングの記憶が戻ったのか、毎回「こんなに出来る馬なんだ」と嬉しい発見の連続でした。その頃から遊びでノーブライドルはしてました(笑)
初めて持った馬があの馬だったから、ビッコにさせない乗り方や、レイニングのこと色々を勉強できました。
彼に対しての想いは特別です。フルーリーは能力に長けていて「戦友」のような相手ですが、スクーターは駆け引きナシの安心できる「親友」でしょうか。言葉にすると平べったいですが。
意思表示をハッキリ出す馬ですが、今はまだ隠居はしたくないようです。これからも程よいスパンでレイニングの楽しさをいろんな方にいろんな形で提供していけたら。それがベテランスクーターの活力源でもあり、使命かなと。

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