馬の馬房内で起こり得る悪癖のひとつ、熊癖(ゆうへき)。
熊癖とは同じ場所に立ちながら身体を左右に揺らす行動です。神経質な馬に多く、不安な時などに表れる傾向があります。
半年くらい前からだったかな?1歳の頃からリルの馬房は一番端っこにしていました。一番端っこの馬房は、入り口だけ外に顔が出せてあとは全て1.8mくらいの壁。
隣りの馬との接触はお互いがう〜んと顔を上にあげてどうにか確認できる程度。
しばらくしてリルはゆすり行動が出始めました(ガーン!)
特に隣りのMimmyがいなくなってしまうと激しくなっていたので、レナを元の場所に戻したのをきっかけにリルも場所移動です(もっと早くやればいいのにね笑)
性格的に寂しがる馬は、やっぱり端っこだとダメで結局リルの母親のCCと交換。
CCは全く動じず。むしろこの馬房は顔が外に出せるので満足そうです。
CCの元いた馬房は上半分が格子で開放的。隣の馬とも鼻先を入れてコミュニケーションも取れます。こちらに入れたその日からリルのゆすり行動はピタッと見なくなりました。
「何でもっと早くやらなかったのか!」と自分に突っ込み。
熊癖は、肢に良くないんですよね〜。特に若馬じゃねぇ。
リルはまだゆすり始めて間もないので「癖」にはならない・・・・かも!?
先日載せた
JRA総研のサイト内にも熊癖と馬房の間取りの関係が実験として載っていました(探したけど見る所いっぱいでちょっと見つからない!汗)
確か外が見える所が1箇所だけと2箇所と小さなパドック付きで出入り自由の3パターンの間取りでのゆすりの頻度を検査した物で、やはり1箇所だけしか外が見えないというのが一番ひどく、2箇所はかなり軽減、出入り自由はほとんどやらなかった・・・と書いてあったような・・・(間違ってたらごめんなさい)
やっぱり馬は元々の習性から、ひらけた場所が安心するので壁でその向こうが見えなくなると不安になってその不安がゆすりの行動に出てしまうのでしょうね。
逆にCCのように全く動じない馬というのは、不安がないというかどっしり構えてるというか・・・ということは例えば1頭でトレッキングに出かける時なども見当が付きますね。
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レナはもう乳房もかなり小さくなって、お乳は搾っても出なくなりました。
ということは良好ってことですね!よかった。早いな〜。

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