このところ、なかなかブログも更新できずにいました。昨日ちょこっといじっていた時に気になったことがあって、調べものをしていた時に知りました。
Ray Hunt つい先日、3月12日に死去。80歳でした。
http://en.wikipedia.org/wiki/Ray_Hunt 英語版ウィキペディアより
RayHuntは、ホースウイスパラーと呼ばれる代表的なひとりで、黄色い旗を使うのが特徴的でした。確か2〜3年前の雑誌でもいまだ現役との記事を読んだ記憶が。彼の愛弟子チーム、ウイスパラーズの中には
Buck Brannamanや
PatParelliもいたとか(間違っていたらご指摘ください)
Monty Robertsも似ていますが、私の個人的な印象ではMontyは怖がるウマに対してやさしく問いかける馴致方に対して、Ray Huntは厳しく律してヒトを尊重するようにしてから安心感を与える(崖に突き落としてから救う)方法という感じがします。
先を読んで行動するようなクォーターや野生馬にはこの方法が非常に効果的だと、私の少ない経験からも感じています。
私がまだウマを仕事として間もない頃に、担当のクォーターの問題点を直すのに独り悩んでいた頃に装蹄に来ていたTOMOさんの助言で頭の中のモヤモヤも、ウマのジレンマも一気に改善されたことがきっかけで今に至ることになったのですが(笑)その考えは当時の私にはまったくなかった考えで、それを境にウマの心理や身体的な構造、本能などを第一に考えるようになったのです。
なぜTOMOさんはその考えを身に付けたのか。
それは彼は馬を始めて間もない頃、当時の私のような頃にアメリカでRay Huntのクリニックを受けて、目の前が開けたこと。もしかしたらそれがきっかけかもしれないと言っていた記憶があります。
そのクリニックからもう20年以上。今でも彼の影響は強く残っているようです。
乗る技術だけ磨いたってウマを知る事はできない。ウマという個体と、魂と向き合って初めてお互いの本性が分かり合えるのでしょうね。
我が家の永遠の追求となった「ホースマンシップ(精神)」開眼の原点。Ray Hunt安らかに・・・

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