数週間前からうちの実家の犬を預かっています。
この子は我が家で産まれた子で、私としては失敗(失礼!)・・・というか、予想も、もちろん希望もしていなかった出産で(汗)私の怜奈の出産近くのころにボーダーコリーのオスとラブラドールのメスのイケナイ情事が起こってしまっていて、当時スタッフに全部任せていたので私は自分の出産後、ラブのお腹が大きいので気が付いた子たち。
生まれたのは4頭。ラブラドールそっくりの体型と性格が2頭。ボーダーそっくりの体格と性格が2頭。カラーは全頭おんなじ。
この子はボーダー色がかなり濃い。
TOMOさんは当時「自分の相棒として毎日車で連れて歩くんだ!」なんて言っていたけど絶対無理なので却下して、知り合いの方に声かけて全部もらっていただいた(ちゃんとワクチン・駆虫済みですよ!もちろん)
望んでいない出産をさせてしまった〜とかなり反省したけれど、その反面ボーダーコリーとラブラドールの混血。というのには作業能力とか知能の高さとかは優れているだろうとその点は興味あり。
案の定、この子は順応性も高くて反応も非常にいい。しかも私にピッタリとくっ付いていていつも私の目を見て指示を待ってる。けっこう遊び甲斐があってきっと教えればいくらでも物事を覚えていくと思う。
混血は両者の長所を取り組める利点があって、そうやってより目的に近い品種を改良していくものなんですね。このボーダーラブ(仮名)はアジリティーやフリスビーに向いてるかも。
馬も、今は新たな純血種として定着しているクォーターホースも歴史は割と浅くて、色んな品種が掛け合わされています。うちにある品種本には昔のスペイン馬(イベリア馬)にアラブやバルブ種サラブレッドが掛け合わされたと書いてあります。ムスタング(野生種)なんかとは近年まで一緒だったでしょうね。
それだけ混ざっているクォーターは、やっぱり順応性は高いので、物事を考えたり覚えるのは早い。
一方アラブは現存する馬の品種では最古といわれるほど歴史のある品種。純血にこだわりその要素は今でも強い個性として残っています。
うちでお預かりしているフレニーも、素人でも分かる独特な容姿と走り方。
でもやっぱり純血は「頑固」というか、順応性という点ではちょっと劣ります。でもそれは良い悪いではなくそれがその品種の「個性」だからその個性にあった方法で扱いやすく乗りやすく馴致していくことが必要ですね。
そしてまた話は犬に戻りますが、我が家で繁殖しているグレートデンもそういう点ではかなり順応性に欠けて、非常にデリケートな犬なので気を使います。
うちで産まれ残っているたオスは特に繊細で、前いたオスは私が3晩外泊すると下痢が始まりそこで対処しないと血便が出る始末。今いるオスは一晩預けただけで下痢。でかい図体してノミの心臓。微笑ましいけど困りものです(苦笑)個性は大切にしながらもやはりこれも馴らしていって強くなってもらわないと!
純血・混血、これはどちらが良いとは言えないし、混血も必要性があればそれはいずれ新たな純血種として認められます。
個性を楽しみ、順応性を楽しむ・・・と話しが長い割りには支離滅裂か?(笑)


昨日の空。富士山に笠がかぶるとやがて雨が降ります。

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