先日物置の片付けをしていたら、とっても懐かしいアルバムが出てきました。
いや〜、かなり恥ずかしいけど懐かしい写真です。20歳の頃だと思います。
実家近くでは当時はウエスタンがなく、クレインでバイトしながら乗っていて、夏休み・冬休みには憧れのウエスタンのある御殿場のクラブ、アルカディアでバイト・・・のはずなのに、クラブが力を入れているジャンプ(ブリティッシュ)のグルームになる羽目に。
当時の担当馬は全てヨーロッパ産の馬たちで、結局のところ「馬」自体が好きな私なのでかなり目を輝かせて担当の馬(5頭くらいだったかな?)の世話とのちには鎮静とかで乗せてもらうこともでき、とにかくいつもピッカピカに仕上げていたし、他のグルームはみんなグルーマーとして海外から来ている言わばプロの外人たちだったので、毎日教わることが多かったです(と言っても英語であんまり理解できていなかったですが)
上の馬は担当馬でひそかに私のお気に入りだったコブドー。ジャンプホースとしては小柄でしたが美しい飛び方で、馬房では非常に穏やかで当時サラしか知らなかった私は「こんなに大人しい馬がいるのか」と驚きました。ジャンプも芸術的な馬の動きがあって、魅力があります。また、コブちゃんはゴム鞠のような柔らかさの中に一本芯が通ってる乗り心地でした。
私は今まで何頭の馬に乗ったのか(3桁いってると思いますが)分かりませんが、乗ったことのある馬はほとんど全部、どんな乗り心地だったか覚えてます。あ、自分が主導権を持って乗った馬は。です。
その後、ウエスタンに配属になったと思ったら今度はクライスデールの担当も兼任で。当時は国内にこの2頭しかいなかった「バドワイザークライスデール」ビールのバドワイザー社に認められた馬だけがこの呼び方をされると聞きました。
体高180cm体重1tくらいの巨大馬ですがこのジョニーとジェイクはと〜っても気の優しい馬で人が足元で座っていようが寝ていようが、いる間は絶対に動かないし足を踏むことも絶対なかったです。
この2頭は最高でした。六本木でのバドワイザーのパレードにも一緒に行って、彼らのスター性も垣間見ました。
その後、また4頭のバドワイザークライスデールの後がまたち(猛者たち)が入ってきて、この馬たちは先代とはうって変わってのヤンチャ坊主ばかりで、私も両足キックで飛ばされたことがあるし、当時装蹄をしていたTOMOさんも何度か危ない目にも合っていましたが、徐々にいい馬たちになりましたけどね^^; 放牧してたら140cmくらいの柵をあの巨漢で飛び越えて火花散らして道路を逃走したのには驚きました。
みんなでクライスデールを並ばせて裸馬でパレードの動きを教えたりするのは仕事抜きで最高に楽しかったな〜。

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