昨日は全乗振(全乗協とも言います)の指導者資格委員会の研修会に参加しました。
馬事公苑久しぶりです。
全乗振の中級以上の指導者資格を持っている人は審査委員として、年に1度全国からこの研修会に出席し、セミナーを受けるようです。
受講メンツはオリンピック選手や雑誌でよく見る方々。講師には青木修氏も。
内容は
現在の乗馬界について
乗用馬の使用管理と栄養学
AEDの取り扱い方
指導者として知っておくべきバイオメカニクス
そして指導者の養成講習会・指導者認定試験について(W・B別室)
1日でこれだけの事を消化したので、内容はさらっとしたものでしたが、それでも色んな情報や学べる物があるし、なんといっても自覚を持つためのいい場なんだと思う。
全乗振(全国乗馬倶楽部振興協会)は、国が認める機関で、乗馬の普及と乗馬クラブと指導者の質の向上、提供する馬や設備の支援、そして騎乗者・指導者のライセンス発行などをしています。
わが厩舎は「乗馬クラブ」の規定に入らないのでウエストウインド(乗馬クラブ)としては加入していませんが、個人の指導者として私もTOMOさんも有資格者です。
それもあってか、私には新鮮な情報もありました。
まず、ウエスタンライダーの方が取得できるライセンスについて
技能試験(ライダーライセンス)5〜3級まではウエスタンブリティッシュ関係なく受験できるそうです。加盟クラブで初級〜中級指導者が審査する試験です。
2級以上は、協会としては作りたいところだそうですが、現状で中級指導者以上の有資格者(ウエスタン)が数が少なくてそこまで手が回らないのが現状のようです。でも、私も意見としてウエスタンの技能試験2級以上もあったほうがいいと伝えました。
ウエスタンのライセンスは指導者資格しかないものだと思っていました。だから近年指導者以外(ノンプロ)の方の受講が目立つのだと。でも、指導者試験はあくまでも指導の仕方やお客さんの安全確保など、そちらも多分に要素に含まれているのでノンプロの方で資格を取りたいと思うのなら、ぜひとも技能試験(ライダーライセンス)を勧めたいと思います。
そしてそのライセンスについてですが、
このライセンス(技能・指導者ともに)は何度も言うように国が認可するライセンスです。自動車や船舶の免許と同じで、取得すれば全国どこでも共通でその級でその人の技量がわかるものです。
それには、1つの級でのレベルは統一で適正であるべきで、その判断を任されるのが指導者資格を持つものです。初級指導者は技能試験5〜4級を審査可能、中級指導者は技能3級と指導者試験の審査が可能というわけです。
国の目は指導者資格を持つものたちにゆだねられているということを、私はひしひしと実感しました。
場所によって・審査委員によって・騎乗スタイルによっては甘いとか、辛いとかは特に指導者試験に関してはあってはならないこと。そこに受かった者が今度は他人をジャッジする側に立つことになるのだからね!(ブリティッシュに比べるとウエスタンは甘め!?)
とにかく、今回のセミナーでは完全収穫とまでは全然行かないもので、もっとこの組織を知らないといけないし、特に資格についてはこれからウエスタンライダーの目標とできるものかもしれないので大衆ライダーの端くれとして耳をダンボにして情報をかき集めてみたいと思います。

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