三木から帰って犬の預かり、怜奈の遠足となんだかバタバタしていてついでに風邪ひき声が出なくて更新も出来ずじまいで・・・
よ〜く思い出しながら書いていこうと思います。
*
あんなに喜んでいた新幹線も、怜奈は乗る直前のホームに入ってきた時が最高潮で、乗ってしまえばつまらないものに(笑)1時間もするとブーブー言い出しダダこねて、眠りに着いた頃に到着で起こされ、なんともご機嫌斜めな3〜4時間でした。
でも、三木ホースランドパークに着いて馬たちとパパに再会した頃にはすっかり上機嫌(笑)
三木HPはいつ行っても綺麗な施設です。
ここの屋内馬場は非常に上品な作りで、広さもちょうど良くて1番競技がやりやすかったです。でも、グラウンドはイマイチでしたが、今は更に(レイニングには)不向き。ウレタンチップが入っていて完全にグリップ効いて全く滑りません。
今回の舞台は屋外のメインアリーナで助かりましたが、こちらのグラウンドはこれがまた乗りやすく、ストップしやすい軽い砂でした。
懇親会で初めてお会いする方がほとんどでしたが、皆さんのノーブライドルへの期待を感じました。「いい演技しないとな〜」と思いつつその夜は爆睡zzz
スクーターは体調もテンションも良好でした。自分でも久しぶりの人前での走りに意欲が湧いていたのでしょうか。思えばスクーターは約5年間の隠居生活。5年のブランクははたしてあるのかどうか・・・
放送席に提出したBGMはもちろん「威風堂々」。もうこのテーマ曲で走るパターンも自分たちの中では定着してます。
そしていざ、その時がやってきました。
TOMO&フルーリーと2頭で入場。馬場の中心でプロフィールの紹介。それが終わり、ブライドル(頭絡)をはずしてTOMOさんに渡し、そのままTOMOさんはいったん退場。私とスクーターは馬場に残ります・・・と、スクーターはこの時初めてソワソワし、帰りたいという意思表示。今まで何度もやってきて、帰りたがったのは初めてのこと。「帰りたい」といっても行動には出ていないので、観客からは恐らく気づかれていないと思うけれど、でも私にとってその不安げな態度は明らか。
別に規定のコースがあるわけじゃないので、お決まりのパターンを走るのはやめて彼が不安にならないように、楽しめるように、そしてある程度は魅せれるようにと、そして私の頭の中はボーっとしながら「無」のままで音楽が終わるまで走っていました。
内心は引退の「決意」まではしていなかった。でも、スクーターのあの意思表示、身体の衰えと気持ち(自信)の衰えは、ずっと付き合ってきた私にしか分からない。やっぱりスクは引退だ。
出来も良くなかった。頭ではわかっていても全盛の頃(JRAホースショーのころ)とは比べ物にならないほどだった。歳をとったのだから当たり前なんだけど。
演技を終えて奥にはける時スクーターへのねぎらいのアナウンスが聞こえた時、今まで軽く流していたその言葉が痛切に響いてこみ上げる物がありました。
「スクーターと出逢って15年、道中いろいろあったけどあなたは私の誇りです。今まで私を乗せてくれてありがとう!」
これからも今までと変わりなく、毎日うちにいて世話をして、時には乗ることもあるかもしれません。でもこれで一区切り・・・一区切りが出来てよかった。こんなに華やかな引退記念が出来て本当に幸せ。今回のイベントを組んでくださった五色ホースクラブの滝本さんや関係者の皆様には本当に感謝しております。子供たちからのステキな花束のサプライズも本当に嬉しかったです。ありがとうございました。
でも私って本当に感動屋さん(笑)こんな調子でスクが死んだらどうなっちゃうんだろ。
あ〜、でもこれでスッキリした。もし今回も完璧に出来ていたらまだスクに期待してしまう所だった。これですっきり、後継馬探し?作り?に目が向けれる。でもいるかな〜。紳士で自信があって信頼できる馬。画的に映える毛色も重要です。
ま、それはいずれの話ですけどね。
ステージパパが撮ってくれました。他にもたくさんのウエスタン乗馬ファンが来てくれました!とても嬉しかったです。ありがとうございました。
そして・・・
来年、ここ三木でこの競技会と合同でウエスタンの競技会(?)を開催することになりそう・・・なる?・・・なったのかな(!?)です。ローカルですが参加して良かったって思ってもらえるような催しにしたいと思っています。ウエスタン部門は坂下智之が音頭をとって行く予定です。
お楽しみに。

0