我が家にいるイングリッシュコッカースパニエルのフクちゃん。
フクちゃんは夜間だけ放してる。この10年間あの子はべったりで、特に私にはいつもおべっか。夜もほとんど私の寝ている部屋の扉の前で寝ています。これは「フクちゃんの恩返し」現象(笑)
経緯を書けば長くなるけど、フクちゃんはドッグショーの当て馬の役でショーをまわっていましたが、本命の犬がチャンピオンになり里親を探していました。
行きつけの獣医さんがもらい手を探し里子に出されても、運悪く家族がアレルギーになったとか先住犬と仲悪かったとか、奥様に反対されたとかで3度も出戻りを繰り返した。
うちのお客さんが黒っぽい小型犬を親へのプレゼントで考えてると言うので引き合わせようといったん私が預かることに。そしたらなんと貰われて行くはずの前日にドタキャン。獣医さんから「フクちゃんは戻ってくるたびにガックリしていた」と聞いていた手前、またここで返したら可哀そうかな?と思ってそのままうちで引き取った。
フクちゃんはあの日から捨てられまいといつも我が家のご機嫌取りをしていて、怜奈に何されようとじっと耐えてる。
そんなフクちゃんが朝から姿見せず、心配になって獣医さんに聞いたらうちから2キロくらい離れたところを彷徨っているのをたまたま通りかかった方が保護してついさっき獣医さんの所へ連れて来たという。
聞くとなんと国道バイパスをふらついてたそう。轢かれてもおかしくない。
私は保護してくれた方にお礼をしに言ったら、なんとその方は奥様に却下されて手放した里親さんのおひとりだった。何という偶然!
その方の親切心がなかったらあの鈍くさいフクちゃんじゃ無残に死んでいたと思う。
おととい、私が買い物に行く途中バイパスに乗る手前で1匹の老犬がちぎれたクサリを引きずりながら車道の真ん中をヨタヨタ歩いてた。
みんなブレーキを踏んで避けていて、私も避けながら「あれじゃ轢かれちゃうな〜」と保護しようかと思いながらも後続車もいたし、触った時点で責任も背負っちゃうしと思いながらそのままスルー。
翌日の昨日、放牧している馬たちがしきりに草むらを注目していたので見てみると、野良犬が伏せて馬を見てる。「このやろう!ノラめ!」と、いつも馬を追い立てる野犬と思い追い払っても逃げず、でも3時間以上そこにいておかしいなと思って近づくとクサリを引きずってる・・・
「昨日の犬だ!」
何という偶然。周りえお見るとその犬がたどって来たのが分かるほど草が寝ている。
どうも立てずにほふく前進してるみたい。
うちの敷地でノタレ死んでも困るしな〜と、フクちゃんの一件の恩返しの気持ちもあってうちのケージに入れた。
(あ〜、関わっちゃったよ〜」
仕方なく思いながらとりあえず缶詰をあげたらぺろりと平らげ、そしたら夕方には立って歩けるようになった。
あ〜、関わっちゃったよ〜。でも仕方ない。写真を撮って特徴を書いたプリントを近所の動物病院に配り歩き、今日は市役所と警察と保健所に連絡をしてとりあえず1週間はうちでみてやるか。
ロールパンナじゃないけれど(笑)私もそんなに善人じゃないので、1週間しても見つからなかったら獣医に引き渡すことにしました。そのあとは・・・知りませ〜ん。
クサリがついていたんだから飼い主さんがいることを願って、今は連絡を待つのみです。
ばあさんです。
ドギーマンの首輪を着けています。
そして今朝は「コガネマイマイ」ちゃんに出会いました。
昨年のよりは小さいですが、怜奈、きっと喜ぶぞ〜。

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