昨日朝、競技場に向けて3頭は出発しました。
車に乗せる順番は、勇気のある馬を最初に乗せてそれに続けて馬の相性や性質で載せていきます。
今回は3歳のリルがリーダー(笑)リルは車の中をよく見ながら落ち着いて乗車。その次にティカル。ティカルはおっとりしているくせに緊張しいだから、ちょっとビビりながらの乗車。フレニーは昨年2月にアメリカからここへ当時6歳にしての初の移動。輸送バンを着けた直後からピリピリしてたから、大変覚悟で引いて、ゲートを目の前にして目が飛び出ちゃいそうなくらい見開いて(カワイイ笑)いたけど、私はそれ以上引っ張らずに自身が安心するまで待ってやったら1分もしないうちにスタスタと自ら乗車。と、なんとも簡単でした。
私は午後に会場入り。
古馬で初体験というのは、慣れるのにとても時間がかかるので、また他の馬に対してけんかを吹っかけに行くフレニーは気がかりで、初日は他人に迷惑がかかるので1日早く入ったのです。
他のクラブはまだほとんどいなかったからか、フレニーは案外落ち着いていました。
馬場も誰も居らずある程度自由に調馬索〜乗馬して、かなり落ち着いていました。(なんか拍子抜け)
でも、今朝の話だと、背面の馬が入った途端に立ち上がって興奮気味だったそうです(汗)今日はTOMOさんに馬場に連れ出してもらいます。たくさんの馬がいる中でちゃんと落ち着いてくれるだろうか・・・
リルちゃんは、一人ぼっちだと挙動不審になるけど(それも困るけど)乗ったり引いたり、人がいれば落ち着いています。人を信頼してくれているのかな〜。若い時期の経験は非常に重要で、この時期の接し方次第で馬のマナー(気質)は決まる気がします。
馬の輸送時から雨は止んで、会場でも降られることなく子供たちはピクニック気分。
夕飼いに間に合うようにそそくさと帰ってきたら・・・
牧場の入り口付近でCC親子が「フリーダム」笑
馬房の下の扉をくぐって出ちゃってた。エサの配達の時にすでに出ていたならきっと配達員さんはビックリしただろうな。
うちは複数で脱走しない限り、馬が逃げてても慌てません。馬運とかでもそうで、急いで捕まえようとか、早く載せようとか、変に気負うとそれがきっかけで捕まえようとすると逃げちゃったり、余計ビビッて乗車しなくなっちゃったりするように思います。これはそれまでのその馬の経験が大きいと思いますが、馬は自分に求められていることは充分分かっていると思うので、あとは自身が決意できるまで待ってやるのも手じゃないかと思います(踏ん切りつかない馬にはきっかけを作ってやるのも重要だと思いますが)
車から子供たちと荷物と降ろしてからCC親子を迎えに行って馬房にしまいました。
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小淵沢から帰るラジオのニュースで増井光子さんの訃報を聞きました。
イギリスで亡くなったとしか言っておらず、ネットニュースで検索したら落馬が原因か?と書かれていました。
増井さんは横浜ズーラシアの園長で、上野動物園の元園長で、パンダの人工授精、トントン誕生に貢献された方で、エンデュランスの選手で、この10年くらいは国内外のエンデュランスに出場されている方です。
今回もイギリスでの競技中と一部で伝えています。
エンデュランスはレイニングと同時期からFEIで公認種目になり、日本でも人気のある種目。馬は種別を問わないようですがアラビアンが多く使われているようです。
もし本当にエンデュランスの競技中の落馬事故が原因だったなら、落馬のきっかけになったのは何だったのかとか、詳しく知りたいと思います。
日本のエンデュランス界に、多大に貢献されたでしょう増井さん、ご冥福をお祈りいたします。

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