昨日の伝貧。
保健所職員は今年度から全員移動で一新。ちょと不安で思わず「ちょっと難しい馬を先に・・・」と漏らしたけれど(苦笑)そんな言葉にもちっとも動じないキャリアのある職員さんだったのでな〜んにも問題なく9頭スムーズに終了。 よかった(ホッ)
夏休みに入ってからしょっちゅうドリームワークスの「スピリット」のDVDを観て、「自分も馬に産まれたかった」と、言い出す怜奈は(あ〜、思えば私も同じ年の頃母に同じようなこと言ってたな〜)仔馬たちが可愛いようでちょこちょこ厩舎に行って遊んでいるみたい。
仔馬同士もけっこう遊びたがって、待ち合わせしてはCCの仔が姉貴分で先にたって遊びを見つけてる。
この日は置いてあった装蹄道具一式を調査。
そんな姉貴肌のCC仔もやっぱりまだまだ母親ありき。かなりCCから放れても思い出したように急に母の元に帰る。
怜奈はそんなCC仔ともっと遊びたかったのか、いつも解放していたCCの下段の扉を閉めてしまったようで、事務仕事している私はピーピー泣いて走り回ってるのに気づいて慌てて厩舎に。
パニックになるCC仔とパニックになる怜奈(苦笑)通路にあるエサの入った一輪車とかもぶっ倒して、CCの扉を開けてやってももう分かってない!
そして隣りの馬房のやっぱり下段が解放されてるMimmyの馬房に入り込み、なんとMimmyにピッタリと寄り添ってしまった。
間に割って入って追い払っても、もうCC仔はMimmyにくっ付いちゃって不安を拭おうとおっぱいをせがむ。さすがにMimmyもそれには不快感を表してピーっと鳴いて蹴る素振り。700kg近い重種に蹴られたら大変!と、私はMimmyに無口をかけて、空いてる馬房に移動して仔馬が入る前に扉を閉めた。
仔馬はまた少々パニックになって、そして今度は本当の母親の馬房に戻った。
やれやれ。
一部始終を見ていた怜奈は、初め固まっていたけれど落ち着いた頃に「面白かったね〜」などと(多分不安だった自分のバランスを取るためなんだろうけど)笑ったので、私は強めの口調で説明して忠告。
まあ、事件としては大した事じゃないけれど、馬は大人しいものとしか思っていない怜奈にはいい経験だったと思う。
それにしても仔馬って、不安になるとスキンシップを取って解消するのでしょうけど、もし実の母がいなくても誰か成馬がいれば代用できるのかもしれないな〜と感じました。「乳母馬」って聞いた事あるし、案外仔馬は柔軟なんだな〜って。成馬さえ拒絶しなければ上手くいくんだろうなって言うことが分かったような気がした。

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