孝太はどうにか登園。やっと事務仕事が始められました。
この週末のティカルとオーナーさんはとても調和が取れていました。
初日の午前<午後<2日目午前<午後
と言う感じで、まさに右肩上がり状態の出来。
レクチャーしていてこれほど満たされることってあまりないです。そのくらいメキメキと状態が上がっていました。
馬も非常に意欲的に動くし、ちょっとヘルプしておけばヘッドはずっと固定したままどんな要求にもこたえて動きます。
直線に走らせていて、今まではヒップコントロールが出来なかった。ヒップをいじると止まっちゃったり辛くてヘッドが上に逃げちゃったりギッタンバッタンしちゃったり、肉体的にも精神的にもキャパを超える要求だった。でも今はその指示通りの動きが出来る!
そうなるとサークルがとても綺麗。ラージからスモールにしてもスムーズで、サークルがよくなれば当然スピンも良い。
ヒップが動けばリードチェンジの扉ももうすぐ開く。右から左はまだちょっときついけど、見通し明るくなってきた♪
そして人もとっても良くなりました。重心が(バランスが?)よくなったし、手の位置や乗り方全般に無駄がなくなってきました。
状態が良いので今回は直進もチャレンジ。
後ろから見てどちらのリードで走っているか分かりますか?
馬のリードとは、一番前方に着く肢のこと。
左前がリードなら右はもう少し後方に着く。という事は馬の身体は全体的に左側の方が前方に出た体勢で走っているということ。
という事はこの馬の身体は(尻尾は)左に傾いているから左リードの体勢で左リードで走っているということです。
直線を走るから馬をまっすぐに・・・と思っても物理的に絶対に身体は斜めになるので、例え直進させるのであってもリードを意識して人は扶助しないと一か八かになってしまいます。
扶助は、例えば脚なら外方(この場合右足)を後方へ引き、内方は少し前で、馬の肩が内側に倒れないようヘルプ(当てずに倒れてきたらすぐに対応できるよう)します。
ティカルの苦手な左リードでの後姿。実はこの写真の時、安定していないので参考写真としては分かりづらいと思いますが、出来るなら、私の理想は左前と右後の肢が一直線上に乗るような蹄跡になればしっかりとヒップインした駈歩かな〜と思います。
とにかく、このコンビ、一気にスキルが上がりました!
バラバラだったパズルのピースを一つ一つ合わせていたら一気に絵が見えてきた感じです。
ウエスタンの乗馬業界も、こんな感じで絵が見えてくる日も、そんなに遠くないような気がします!(独りよがりかな?いや、そんなことない!)
調和って気分が良いね!

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