すっかりご無沙汰なブログです。PCの前にいる時間が少ないので、フェイスブックを始めてからは小さな日常はスマホでささっと済ましてしまって…
でも、馬に関すること、特にきちんと記録として残しておきたいと思うことはここで打ち込んでいきます!
5/28は全乗協の乗馬指導者資格審査員研修会(ながっ!)でした。これはどうも3年任期の始まりにやるようです。私は2回目の研修会になります。
前回は馬のコンディション、ボディコンディションスコアの講義などがありましたが、今回は乗馬事故について。ここ数年、ほ〜んと全乗協の職員から事故〜裁判の話を聞きます。その中で心に残ったお話を…
T 1:29:300の法則
大きな事故…1に対して
かすり傷・小さな事故…29
事故には至らないヒヤッとした失敗…300
U クレームの分析
@不満を持った会員の96%はクラブに何も言わない
・クレーム1件に付き問題を抱えた会員は29人
・そのうち1件は深刻
@クレームを訴えた会員の54〜70%は問題が解決すれば会員であり続ける
@クレームを訴え、問題が解決した会員は5〜8人に話す
@問題を解決しようとして成果が得られなかった会員はその悪い経験を6〜9人に話す。
V リスク(事故発生の可能性)を決定する5項目
・管理の欠如(組織力・指導力・統制力など)
・情報の欠如(情報網・情報・伝達分析の不足)
・時間の欠如(業務多忙など時間管理の問題)
・感性の欠如(瞬間的意思決定力・洞察力・前兆など)
・人格の欠如(知性・教養。思い上がり・損害の過小評価)
W クラブのハザードマップを作る
起きてしまった時に迅速な対処ができるよう、スタッフと情報を共有する。
(以上、株式会社アスク リスクコンサルタント島田氏のお話から抜粋)
乗馬活動中の事故と「ヒヤリ・ハット調査」報告
@ヒヤリ・ハット調査(指導者256名解答。調査期間1年)
・事故の有無 あり139名 なし117名
・事故の原因 落馬125 噛まれる24 蹴られる21
踏まれる11 (複数回答)
・怪我の状況 骨折52 1か月以内の入院8
1か月以上の入院4
・ヒヤリ・ハットの状況
馬が驚いた137 部班174 (馬同士の距離の問題75)
速歩162 (バランスの崩れ46 馬のつまづき31)
駈歩194 (スピードコントロール40 尻跳ね20)
手入れ時195 (虫42 噛む30 踏む22 蹴る17)
@ヒヤリ・ハット調査(騎乗者263名解答。馬歴1〜33年)
・受傷経験 あり69名
・受傷の経験 落馬49 噛まれる22 蹴られる11
踏まれる9
・受傷の程度 1か月以内の入院2 あとはほとんどが軽傷
・ヒヤリ・ハット経験状況
手入れなど(噛まれそう踏まれそう、滑る等)139
駈歩(スピード・跳ねられる)123
部班(距離・驚く)90
馬が驚く(風の音・飛翔物等)90
速歩(馬のつまづき)83
(以上、全乗協乗馬安全委員会 三木氏リポートより抜粋)
指導者ガイドブック、また改訂しました。
あと、レッツエンジョイと規程集も手元にあります。欲しい方はご連絡ください。うちに乗りに来ている方には規程集をお配りします。

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