今月いっぱいで退厩予定のユルリ。
どんな時も精神面は「ライダーからの指示待ち」状態でいられるように。身体面は後肢に重心を乗せて前肢を軽く足さばきをよくすることを目標にしてきました。
大雪の一件でなかなか騎乗での運動は取れなかったけど、丸馬場で前を軽くする運動や、ダブルレーンでヒップを外方に逃がさないなどをメニューに入れていました。
4日(火)、もう馬場の雪もほとんど融けて大雪以来の初騎乗。なんか元気で馬装の時からちょっとソワソワ。
でも、私はそのソワソワにはいちいち反応しませんよ(笑)お構いなしにサドルを振り上げると今日はビクついたのでリードでたしなめて動かなくなるまでやろうとすると、2回目には繋いでいなくてもその場から一歩も動かずにサドルアップを受け入れます。理解力のある子です。
(あ〜でも元気なんだな〜)と思いながら上の馬場に行きまずは1本のロープで追い運動(これは気持ちの発散目的)跳ねたりして発散するのはこの子の場合せいぜい1〜2回で、あとはトロッターらしく早いトロットではあるけれど気持ちの熱(元気)を閉じ込める(癖がある)速歩。
スッキリしてくれないと本題に集中しないので、この日はまだ馬場のセンターライン上にどけた雪の残りが高さ30〜40センチくらいあったのでこれを追いながらまたがせた。
ただのフラットワークよりも、なにか1か所障害物があると1周回る中に集中(緊張)の強弱が生まれてきて要らぬ元気はすぐに抜ける。
抜けたところで前回の復習、ダブルレーンで後肢を逃がさないおさらい。
今回は気持ちはスッキリ、身体は元気だったから自ら駈け歩。でもちゃんと苦手な右も正しいリードでしっかり走れました(えらい)
そして騎乗。
騎乗もその前の1本ロープとダブルレーンのアプローチと関連してる段階を踏ませているので、すぐにできた。
同じ運動同じ指示を何度も何度も(この子は10回くらい?)やると飽きて集中しなくなるのでいろいろな動きを求めて(Q&A方式に)いったら私の予想以上に出来がいいので最後に速歩で残雪の障害をまたがせても焦らずこちらの指示を待っていられるように。
とか、上の林につながるのり面(急斜面)を上ったり下りたり(これは馬に乗らずにはやったことあるけど騎乗では初めてで、最初は降りるときに焦りがあったけど、焦っちゃうサインを出されても無視する、または軽くたしなめるとユルリは落ち着いて上り下りするように)
全部で40〜50分かな〜。もっと少なかったかな?もう途中からルーズレインでいる時間は半分くらい。身体は程よくリラックスして柔軟。気持ちは程よく私の方に集中。とてもいい手ごたえでした。
この子は心配性というか、やったことないことに対してソワソワハラハラしながらの慎重タイプ。それがわかったころから私はこの子がそういうサインを出してもあえて無視して、そんなのどうってことないんだよ!と態度で教えてきました。
狭い個所を通る時もユルリはハラハラしながら「早く通り過ぎたい!」って気持ちになる(態度には出さないけど)ので、わざとそこで止めたり、いったん通り過ぎてからそのままバックさせたりしています。
今月は仕上げの月。今回みたいなソワソワしちゃう環境下でもライダーの指示待ちで「程よくリラックス程よく集中」していられるように。を課題にしていきます。

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