遅くなりましたが・・・
2017年、本年もボチボチと無理のないペースで、12頭の馬と、そしてこのブログの管理を邁進してまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。
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娘の冬休みの話です。
反抗期?真っ盛りの娘、今までの相棒フルーリーの時は、大人がつきっきりで指導していたので(馬の能力も幸いして)それなりに乗りこなせた。それでも私たちからすると馬への指示があいまいでもっと意思をもって乗らないとダメなのに、「優勝とか入賞」というタイトルを頂いたせいでたぶん本人は「この程度でいいのか」って気持ちになっていたんだと思う。
相棒の馬が4歳の若馬になった2016年。乗り手はフルーリーと同じ程度の無気力さ、あいまいさで乗っていた。馬もまだ手抜きを知らなかった初めのころは、いたずらばかりするフルーリーより上手く動かせていた。けど、馬も年頃になって自我に目覚め、経験も積み、自分の意思を出すようになってきて、娘のあいまいな指示や苛立ちながらの指示に反抗するように。
「人馬が良好に動けるように」と、私が下乗りやレッスンしようとするも娘は拒絶。
親子だと感情的になりがちだけど、ケンカにならないように心掛けながら助言するも娘は言うことを聞かない・・・・
そんな経緯があっての冬休み。
ツイン(相棒の若馬)のことは好き。乗るのも嫌いじゃない。だけど下乗りされるのも途中で乗り替わられるのも、指導されるのもイヤ!
というのが態度で分かって来たので、冬休みの課題は「ラージ&スモールサークルを左右、2〜3回づつやったら終わり」自分一人だけで。自分の判断で乗る前に調馬策してもいい。
休み前半は20分で終われることもあった。2時間近くかかる時もあった。私は厩舎作業しながら、また、自分の担当の馬に乗りながら、言いたい気持ちは山々だけど(言っちゃったときもあるけど)我慢我慢で見守るのみ。
年が明けて休み後半。だんだん手こずり始める。なかなかできない。跳ねられたり動かなくなったり。2時間たっても進歩がない。
馬も娘も限界かな〜。と、休みの終わる前日に声をかけた。乗り替わることもアドバイスも素直に聞き入れた。
できなかったところは、指示を出すタイミングと手がうるさかった(手綱を使いすぎる)こと。
馬が指示通り動いた時の褒美(リリース)がないこと。それだけ。
「馬に苛立ちをぶつけてケンカしてもいいことないよ」
〜〜乗馬は人馬が協力し合わないと上手くいかない。
それと同じで、レッスンだって教える人と教わる人が協力し合わないと上手くいかない〜〜
そんな余計な言葉はかけないけれど、解ってくれたんじゃないかと、娘の態度が少しだけ素直になって馬に対しても穏やかになった(気がする)

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