2012/7/1  9:14

造反?  政治

先日、消費税増税法案が衆議院で可決されました。
この時、民主党から多数造反者が出たことは、
もう皆さん周知のとおりです。


これに対し野田首相は、
「造反がでました、誠に残念な結果でございました。
政党でありますので党議拘束がかかっておりました。
幹事長とよく相談しながら党内の所定のルールにのっとり、
(造反者に対して)厳正に対処いたします。
それもだらだらとでなく精査の上速やかに断行します。」
と、相当に語気を強めて怒りのコメントを出していました。


この時の野田首相の怒り表情を見て、
この人は自分が国民との約束を裏切り続けているのに、
そのことに対しては、国民への後ろめたさや申し訳なさを
微塵も感じていないんだなぁ と改めて思いました。


自分が裏切られることには敏感に反応するのに、
自分が人を裏切ることには、まったく何も感じていない。
例えは悪いかもしれませんが、
共犯者の裏切りで逮捕された犯人が、裁判の公の場で、
自分の犯罪にはなんの反省もなく、
「自分が逮捕されたのはあいつが裏切ったからだ」と叫んでいる。
そんな風景に似ていると思いました。


「懸命に約束を果たそうとしたが、どうしてもできなかった」
っと言うことなら、国民にも寛容さがあるでしょう。
ですが、国民との約束の真逆の方向に突き進むのですから、
呆れて言葉もありません。
「約束を果たせないこと」と「裏切り」は、
その言葉の持つ意味合いは、全然違います。


こんな感覚の人が政治をやっていては、
日本の未来は見えています。



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2011/10/30  16:35

TPPの正体(フジテレビ「とくダネ!」より)  政治

10月27日フジテレビ放送の「とくダネ!」の中で、TPPに関する議論がされました。
TPPの実態というか、その正体について分かる内容でしたので、その動画をご紹介します。
かつて、小泉改革と称して日本の制度がアメリカの言いなりに変えられ、日本社会がズタズタにされた、それと同じことにならないように願うばかりです。
(動画をご覧になれない方のために、文章でもその内容をご紹介します。)
TPPについて、更に考えていただく機会になればと思っています。


番組の要点を自分なりにまとめてみました。
●日本の工業製品の関税はかなり低くて、関税が撤廃されてもほとんどメリットはない。しかも6〜8割はもう既にアメリカに工場があるし、円高で更に工場が海外に移転すると言われている。内閣府の経済効果の試算は10年間で2.7兆円。日本の1年間のGDPが約530兆円ということから見ても、大幅に輸出が増えることがないと政府が認めているようなもの。
●環太平洋と言いながら、交渉参加国のGDPの7割がアメリカ、2割が日本。アメリカは輸出倍増戦略を国是として掲げていて、GDPの規模から見てもアメリカの輸出先は日本しかない。日本をターゲットに日本の市場を取るという話。交渉参加国の中で、工業製品の輸出に頼っている国は日本だけ。他の国は全て農産品や一次産品の輸出国。アメリカの有利に決まっていく。
●農業問題に矮小化してしまっているが、実際にはそれ以外の問題の方がずっと大きい。例えば食の安全とか雇用、環境など様々な分野で、「改革」と称して日本の制度・ルールをアメリカに有利になるように変えさせようとするもの。日本の健康、安全、環境に関することが、自国で決めることができなくなってしまう。米国と韓国の自由貿易協定(米韓FTA)でも、実際に韓国は酷い目に遭った。
●交渉参加したら、国際常識では交渉から抜けられなくなる。形式的には出られることになっているが、それをやったら世界中から信頼を失い、日米関係もグチャグチャになる。実質上、一旦交渉に参加したら抜けられない。それなのに、何の情報もないのに交渉に入るのか。
●アメリカに対して日本政府は弱腰。この問題に対する日本政府の姿勢も見えてこない。政府は、「○○の問題についてはテーブルに乗らなさそうだ」とか説明しているが、まだ交渉のテーブルにもついていないのだから、どうなるかは全く分からない。「テーブルに乗ったらどうするんだ」ということを皆心配している。日本政府に対する不信感である。いつも「国際公約だから」としょうがなく言ってしまうので、やはり先に国内で議論を尽くさないと禍根を残すことになる。
●日本政府は、オバマ大統領が選挙を控えて苦境に陥っているため、オバマ大統領に花を持たせるたいという思いが真っ先にある。そういう中で、国内の議論がまったく進んでいないにもかかわらず、野田総理が前のめりに「TTPやります」と手を挙げてしまったことが問題。そのため、この問題を先延ばしする選択幅はとても小さくなってしまった。先延ばしすると、日米関係にも影響があるし、野田総理の党内の影響力にも影響してくることから、政府はTPP参加に目を向けている。




以下のYou Tube動画をご覧ください。

【とくダネ!撃沈!】 TPP問題で中野剛志氏がフジテレビを論破!壱

【とくダネ!撃沈!】 TPP問題で中野剛志氏がフジテレビを論破!弐


司会 小倉智昭
アナウンサー 笠井信輔
コメンテーター 立教大学教授 山口義行
ゲスト 京都大学大学院准教授 中野剛志
フジテレビ解説委員 安倍宏行

(小倉)
非常に難しい問題で、皆さんにもされぞれお考えがあると思いますが、お客様をご紹介しましょう。
京都大学大学院准教授 中野剛志さん、フジテレビ解説委員 安倍宏行さんです。
中野さん、TPPに反対されているという、その理由を一言でと簡単に言うとって、難しいかも分かりませんが、どういうところに?
(中野)
一行で言うと、最大の問題は、国民にとってほとんどメリットがなくて、メリットがあると言われていることは全部嘘っぱちで、デメリットはたくさんあって、しかも農業ばかりじゃなくて、食の安全とか雇用とか環境とか、色々あるにもかかわらず、それについてまったくマスコミが報道していないということにありますので、最大の問題はマスメディアです。

(小倉)
そうですか。デメリットばかだと言うこと…。
安倍さん、TPPへ参加するという人が大勢いるわけですけど、その意見の根拠っていうのは、どこにあるというふうに思いますか。
(安倍)
先ほどの東京大学の伊藤先生が仰ってましたけども、彼らの主張というのは、TPPを推進することによって日本の貿易が増えるんだと、言うふうに彼らは言ってますよね。
それによって、TPPという国際的な貿易のルール交渉に、取りあえず乗らなきゃいけないんだと。
乗らないと、要するに日本の主張もすることができないんだということで、乗り遅れてしまう、いわゆる「バスに乗り遅れてしまう論」っていうのがあるんですけど、それを前面に出して推進しなければいけないんだと、こう言ってますね。

(小倉)
笠井くん、TPPとはなんぞや。
(笠井アナの説明)
〜説明の一部抜粋〜
例えば、日本から海外に物を売る時に、関税がありますんで、テレビが100%の関税だとすると、10万円のテレビが20万円になるんです、関税を通過することで。
ただ、これを全て取り払うことができれば、10万円のテレビをそのままの価格で、10万円で輸出することができる。
それだったら競争力がつくし、物がたくさん売れるでしょう、というのが一つの見方。
フリップ -----------------------------------
「日本のGDPにおける第一次産業の割合は1.5%だ。1.5%を守るために、98.5%のかなりの部分が犠牲になっているのではないか。(去年10月19日の講演より 前原誠司外相(当時))」
「内閣府が試算したTPP参加の経済効果  GDP(国内総生産) 2.7兆円増加↑(おととい発表)」
------------------------------------------
(小倉)
中野さん、この話を聞いてまず最初に分からなかったのは、何で環太平洋パートナーシップ、環太平洋の国だけの話になっているんですか、これ?
(中野)
それはもう環太平洋っていうか、実質的には環太平洋じゃなくて、アメリカがメインなんですよ。
フリップ -----------------------------------
「TPP交渉参加国と日本のGDP比較 アメリカ69.7% 日本21.8% オーストラリア4.3% その他7カ国 4.2%」
------------------------------------------
TPP交渉参加国が9カ国あって、それに日本を加えて、経済規模つまりGDPで見るとですね、7割がアメリカ、2割が日本なんですよ。
だからこれは環太平洋っていうのは嘘っぱちで、アジアの成長を取り込むなんて言われてますけど、アジアなんか無いんですよ。
それがTPPの本質を示してますね。
で、さっき第一次産業が1.5%で、残りは犠牲になっていいのかという発言があったわけですけど、あれは去年ですけども、
「じゃあいいんですか、東北の被災地の第一次産業は多分0.5%くらいですよね。そうですか、残りの99.5%の人はいいんですね、東北の被災地の第一次産業は犠牲にするんですね。すげーな、最低だよ日本人。」って、そういうことですよ。

(笠井アナ)
ただこれを前原大臣が発言したのは、外務大臣当時ですんで、震災前…。
(中野)
震災の後は?

(笠井アナ)
前だと思うんですけど。
(中野)
じゃあ、震災の後は撤回したんですか?

(笠井アナ)
撤回はしてい…
(中野)
してないじゃないか!
それから、さっきあなたの説明であった関税ですけど、アメリカの関税、自動車の関税って何%かご存じですか?
2.5%ですよ。テレビは5%ですよ。
しかも円高だからって言われて、海外に工場が移転するって言われてるんですよ。
既にアメリカに工場があるんですよ。6〜8割はもうアメリカに工場がある。
つまり関税の向こう側に工場があるんで、関税の撤廃の効果なんかないんですよ。

(小倉)
もう今や既にないと。
(中野)
もう既に自由貿易なんですよ。

(安倍)
日本はもうかなり関税は低くてですね、開かれているんですよ。
ですから、中野先生が仰るとおりですね、まさにこの2.7兆円押し上げるという数字がさっきありましたけど、2.7兆円で「あっ」と思われるかもしれないけど、GDPベースで見ますとね、日本のGDPって530兆円くらいですから、0.54%でしかないんですよ。
で、それは取りも直さず、政府が「TPPに入ったからと言って、そんなに輸出がバーンと増えるわけじゃないよ。」と認めているわけですよね。

(中野)
ついでにさっきの2.7兆円のGDPの根拠っていうのは、確か去年も同じような数字が言われていましたけど、これは確認した方がいいですよ、これ10年間の累積ですからね。

(安倍)
そうです、そうです。

(中野)
そうでしょ。
(フリップに)どこにも10年間って書いてないじゃないか!

(安倍)
単年度で見るとですね、それはもっとずっと少ないということですよ。
要諦は、この交渉に乗ることによって、国際的な貿易の枠組みに日本が入んなきゃいけないんじゃないかという、その点はどうなんですか。

中野)
これは根本的な間違いですよ。
国際的って言ったって、これはアメリカしかないんだって。

(笠井アナ)
アメリカに、関税撤廃によって物が売れていくという、そういう想定はできないんですか?
(中野)
できません。
どうしてかって言うと、アメリカは輸出倍増戦略を国是として掲げて、輸入は増やさない、輸出を伸ばすと言ってるんですよ。
だから今円高なんじゃないですか。
円高だったら輸出できませんよ。
しかもアメリカは輸出倍増戦略で、アメリカの輸出先はこのグラフでどこですか、日本しかないんですよ。
日本の市場を取るっていう話なんですよ。
でどうやって取るのか、日本の制度、ルールを改革と称してアメリカに有利なように変えさせるためですよ。
時間があれば申し上げますけれども、実際そういう事例はあるんですよ。
米韓FTA、米韓が自由貿易協定を合意したと、こういうふうに言われてますよね。
その結果、みんな日本のTPP推進論者は米韓FTAを羨ましがって、「日本もだ」って言ってるけれども、じゃあ韓国がどういう酷い目に遭ったのかと、それを知ってほしいんですね。
韓国は、確かにアメリカの関税を撤廃してもらいましたが、日本と同じで現地生産やってるから意味がないんですよ。
その代わりに何を失ったか、米の自由化は阻止しましたけど、あとは全部自由化ですよ。
米の自由化についても、アメリカもこれから要求していくと言ってます。
それだけじゃないんですね。
農協・漁協の共済、郵便局の保険サービス、これは3年以内に解体。
で、アメリカの保険会社が入れるようになったんですよ。
それから、自動車の排ガス規制、安全基準、それから自動車の税制、これ全部アメリカに有利になるように変更させられるようになったんです。
知的財産権制度も、アメリカの要求を丸呑み。
医療については、韓国政府が決定した薬の価格について、アメリカの製薬会社が安すぎるといった不服がある場合には、韓国政府に見直しをさせることができる。
ついでにテレビについても申し上げておきますが、放送法の外資規定は緩和になりました。
すなわち、韓国は自分の国の健康や環境や安全を、自分たちで決められなくなったんですね。
で、アメリカの大統領は、一般教書演説で「米韓FTAによって、アメリカの雇用が7万人増えた。」と凱歌を挙げたんですけど、これはどういう意味かと言うと、韓国の雇用が7万人奪われたってことなんですね。
ついでに言うと、韓国に対してアメリカがやったことと同じ要求を、既にアメリカは日本に対して言ってるんですよ。

(笠井アナ)
あの先生、今の韓国とアメリカの2国間協定、自由化という取り決めがありますよね、もう。
今回は9つの、日本が参加すると10の国々の取り決めをしようということなので、また少し違ってくるのかなという印象もあるんですが、1つこちらをご紹介したいのが、
フリップ -----------------------------------
去年11月APECでのオバマ大統領の演説(横浜市)「この地域への輸出を増やすことに、アメリカは大きな機会を見いだしている。今後はどの国も、アメリカへの輸出が繁栄への道だと思うべきではない。」
------------------------------------------
これは去年11月APEC、横浜での演説の時にオバマ大統領は、このTPPっていうものを意識して、こういった話をしています。
この地域、アジア主に日本ですけども、「この地域への輸出を増やすことに、アメリカは大きな機会を見いだしている。今後はどの国も、アメリカへの輸出が繁栄への道だと思うべきではない。」と。
つまり、日本の皆さん、輸出はしますけど、アジアの皆さん、アメリカに輸出できると思わないでください、っていうようなことを言っていて…。
(小倉)
だからそれは今中野さんが仰ったとおり…。
(笠井アナ)
そうなんですよ。
ですから、こういったことが、韓国とアメリカの交渉でアメリカが勝ったと先生が仰ってましたけど、この環太平洋の多国間の間で、アメリカが突出してアメリカだけが有利になるように決まっていくのかなという印象が、今疑問…。
(中野)
決まっていきますねぇ。
どうしてかと言うと、この諸国の中で、日本のように工業製品を輸出して、農業が弱い国があるんですか?
他の国はみんな、工業製品じゃなくて、農産品か、一次産品つまりエネルギー資源とかの輸出国なんですよ。
日本と同じような条件の国なんかないんですよ。
しかも、アメリカが圧倒的にデカいじゃないですか。
こんなものはどう考えたって、アメリカの有利に進むに決まってますよ。

(笠井アナ)
そこでもう一つ、このTPPなんですけど、実は車やテレビだけではございません。
とにかくあらゆると言っていいぐらい、広いところで自由な貿易、自由な人の動き、お金の動きを実現化させていこうという自由経済を目指していて、
フリップ -----------------------------------
TPPで交渉されている21分野
物品調達 原産地規制 食品検疫 安全規格 貿易救済 政府調達 知的財産
越境サービス 商用者移動 金融 電気通信 電子商取引 投資 環境
労働基準 貿易手続き 制度的事項 紛争解決 協力 競争政策 横断的事項
--------------------------------------------
様々な物がこの交渉に上がっていると、今言われております。
そうした中で、実際にこちら。
フリップ -----------------------------------
懸念される自由化による主な分野への影響
●食品の検疫
 輸入牛肉→安全基準の引き下げの可能性
●製品の安全規格
 遺伝子組み換え食品→製品の表示に影響も
●金融サービス
 郵便貯金、簡易保険→郵政改革法案に影響も
------------------------------------------
日本がこのTPPに参加して、この交渉に入った場合、こういった話になってくるんではないかと。
自由貿易するんであれば、輸入牛肉、日本はBSEの関係でとても厳しいですけど、自由にやるんですから、基準は海外並に一緒にしましょうよと、引き下げられる可能性があるという話。
もう一つは遺伝子組み換え食品。海外では一般的になっているところも、日本ではまだまだハードルが高いところもあります。
これもやはり自由貿易なんだから、自由に輸入できるようにしてくださいと言われる可能性がある。
そして金融サービスも、郵貯銀行や簡保など巨大な金融機関があって、この民営の金融会社がいるんで海外から参入できませんと、何とかしてくださいと言われる可能性もある。
ただ、これに関しては、やはり郵貯の大きさに困っている日本の企業もあると思いますから、ありがたいということかもしれませんけど。
となると、こういったことが話し合われると思いきや、実はこういったことが、安倍さん、交渉になるかどうかも分からないんですって?
(安倍)
それは、日本は交渉のテーブルについていませんから。
特に郵貯、簡保のお金をアメリカが狙っているんじゃないかという議論については、政府側の説明はですよ、「いや、そういうものは議論に上りませんから」とか、混合医療なんかも、「議論には上がりませんから」とか。

(中野)
それは日本が入ってないから議題に上がってないんですよ。

(安倍)
(政府側は)というようなことを言うんですが、そこは分かんないんですよね。

(笠井アナ)
そこでこれなんですよ。
フリップ -----------------------------------
TPP交渉の参加について
賛成派 交渉に入ろう
反対派 交渉に入るべきではない
------------------------------------------
今のニュースは、TPPに参加するかしないかの前段階で、11月のAPECに日本は交渉のテーブルにつくのかつかないのかというのが今の一番のニュースです。
ですから、賛成派は「とにかくテーブルにつきましょう」と。「こういったことも交渉に入ってくる入ってこないか分かるし、それからそれでも国益が損なわれるんだったら、そのテーブルから離れればいじゃないですか。」と言うのが賛成派の意見。
しかし反対派の意見は、「とにかく交渉に入ってはいけないんであります。」と、「交渉に入ってテーブルについたら、それでほぼ決まってしまいますよ。」と言うことで、ここで今交渉に入るか入らないかで、今は揉めている段階です。
(山口)
どういう姿勢で交渉にはいろうとしているかっていう政府の姿勢が見えないんですよ。
だからさっきのような保険なんかは狙い目ですから、我々の医療の制度なんかは、世界最高と言われている制度がどうなっていくかというのは大きな問題でしょ。
こういう問題が出て来たら、我々はこういうふうに交渉しますって政府がはっきり言えばいいんだけど、どうもそういうものは交渉のテーブルに乗らなさそうだって言われても、乗ったらどうするんだっていうことを皆心配するんで、その姿勢がはっきりしない限りは、「交渉に乗るべきじゃないですよ」っていう意見が強くなるのはやむを得ないことだと思いますね。

(中野)
先生、そのとおりで、しかも交渉参加っていうのは、国際常識では婚約なんですよ。
参加が結婚で、交渉参加っていうのは、結婚を前提としたお付き合いなんですね。
それで婚約を破棄するとどうなるかって、それは日米関係はグチャグチャになりますよ。
世界中から信頼を失うんで、したがって一旦交渉に参加したら、形式的には出れるんだけれども、実質上、国際政治上出られなくなるんですよ。
そんなことは国際常識で、玄葉外相はだからそう仰ったんですよね。「それは簡単に抜けられるもんじゃありませんよ」と。
それなのに、何の情報もないのに入るんですか?

(山口)
農業問題ばっかりに矮小化しちゃってるんですよね。

(安倍)
それ以外の方がデカいんですよね。
ただ、TTP加入に仮に決めた時とかね、関税完全撤廃協定なんかは、国会で批准ですよね。
だから最終的には国会が同意しなければいいという人もこれまたいるわけですよね。

(中野)
だから、それをやると日米関係がグチャグチャになるんですけどいいですかっていう話ですよね。

(山口)
いつも国際公約とかが言われて、しょうがなく行っちゃうんで、やっぱり先に議論する時間と議論する雰囲気を作ってもらわないといけないですよね。

(安倍)
議論があまりに短すぎると。
一応APECに野田さんが行くのは11月10日の夜と言われているんで、あと2週間あるから、まだ党内の議論が進んでないんですよ。
反対派も「一応反対派です」って言っている人たちも200人くらいいると言われている中で、党内の議論すらまだ始まっていないという所に、まず大きな問題があるんですね。
で、アメリカのこういう要求っていうのは、94年から年次改革要望要求書っていうこんな分厚いのが毎年アメリカから出てるんですよ。
一連のそういうのの流れのわけで、逆に言うと中野さんが腹立たしく思っているようにですね、日本政府が弱腰でアメリカの言うなりになるんではなくて、むしろそこは霞ヶ関に奮起してもらってですね、こういった仕組みに仮に組み込まれていくんであれば、日本の要求を堂々と主張していかなきゃいけないんだということになると思いますよ。

(山口)
日本政府に対する不信感なんですよ、要するに。
ちゃんとやってくれるんだろうかという不信感があるんですね。

(小倉)
今のお話をお聞きしていると、TPPに関してはまったくそのマイナスのものしかないっていう感じに聞こえるんですが、それなのに何で安倍さん、政府はやっぱりTPPの方に目を向けるわけですか?
(安倍)
一つにはですね、オバマ大統領が非常に選挙を控えていてですね、非常に苦境に陥っているわけですよ。
そういった中で日本は、普天間という日米関係の中にノドに突き刺さった骨みたいなものがある。
そういう中で、せめてもAPECの場所でオバマさんに花を持たせたいということが先にあってですね、真っ先に言っちゃったわけですよ。
国内の議論が全く進んでいない中で、野田さんが「はいっ!」って手を挙げて「TPPやります」と前のめりになってしまったことに問題がある。
だから逆に言うと、野田さんがこれを先延ばしにするという選択幅ももうすごく小さいわけですよ。
もしそれをやったら、中野さんが言うように日米関係にも影響があるし、逆に言うと自分の党内の影響力とか、そういうものにも影響してきますよね。
だからそういう意味では、繰り返しになりますけど、党内の議論をまとめ、基盤をしっかりとして、国民にもこういうことのためにTPPに参加するんだという説明を尽くさない限り、これは禍根を残すと思いますね。

(小倉)
いろんな意味で議論の余地はたくさんありそうです。
これだけでは時間がちょっと足りませんけど、中野さん、どうもありがとうございました。


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2011/10/16  8:10

TPPで日本を潰す?  政治

TPPへの日本の参加の議論が盛んに行われています。
賛否が大きく分かれていますが、TPPに参加すべきという勢力の方が優勢のように思われます。


米国、ニュージーランドなどが、
TPPへの日本の参加を強く求めていますが、普通に考えて、日本のためを思って日本の参加を求めてくるなどはありません。
当然ながら、自国の利益を考えて、日本の参加を求めてきているのです。
ウィキリークスで、米国とニュージーランド間の話し合いの中で、以下のような発言があったことが暴露されました。


ニュージーランド外交貿易省のマーク・シンクレアTPP首席交渉官は、
「TPPが将来のアジア太平洋の通商統合に向けた基盤である。
もし、当初のTPP交渉8カ国でゴールド・スタンダード(絶対標準)に合意できれば、日本、韓国その他の国を押しつぶすことができる。それが長期的な目標だ」

と語った。(米国大使館公電から)

   ※発言部分は、米国側の発言ではありません

こちらのサイトもご覧ください。
井口和基さんのブログ


かつての小泉改革の時も、
改革の先に明るい未来があると信じて、
多くの国民が煽られるかのように改革に賛同しました。
しかしながら、小泉内閣が米国の言いなりにに改革を進めた結果が、労働者が使い捨ての駒にされて、
かつての日本人の美徳だった国民同士の心の絆が
ズタズタに引き裂かれた今の社会の悲惨な状況に陥っているのです。


今回、またしても米国などの思惑のまま、
日本はただ利用されてしまうのではと心配されます。
しかも、一旦参加してしまうと、脱退するのは現実的には難しいそうです。
TPPへの参加は、日本の10年先、20年先…、未来の世代への大きな責任を背負った判断になります。
目先のことばかりに囚われて、取り返しのつかない決断をしてしまうのでは…。
しかも、大手メディアはTPP推進一色です。


日本のTPP参加で、分野によっては、短期的にはプラスの面が出てくるのでしょう。
しかし、10年、20年先になって過去を振り返った時に、
「あの時にTPPに参加したために、日本は再び立ち直ることができない国になってしまった…。」
などということにならないことだけを願っています。


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2011/7/7  8:56

心のある政治家  政治

高飛車、高圧的と言われた松本復興省が、自らの方言が被災地の方々の心を傷つけたとして辞任しました。
松本大臣は、復興省就任の際、「被災地のみに寄り添っていく」と公言されていましたが、被災者の方々の心とはかけ離れたあの言動。
政治家は政策はもちろん何より大事ですが、それも心があってのものだと思うのです。
今の政治家を見ていると、人の心に寄り添うような素振りを見せながら、実は自分の出世、権力、地位、名誉、金銭の方が優先順位で上に来ている、そんな人たちがあまりにも多すぎる気がします。


政治の世界では、もう長い間「本当に私たちの心に寄り添ってくれる政治家がいるのだろうか」という状態が続いています。
「誰が当選しても同じ」という諦めの気持ちが広がっています。
ですが、世の中には、本当に国民の心に寄り添って、己の身を捨てるほどの志の高い人は少なからずいるはずです。


私たちは選挙の時、自分の地域、自分の業界、自分の会社…などに利益をもたらしてくれそうな人に投票してきたという経験も、少なからずあったりするのではないでしょうか。
でも私たちが第一に考えるのは、この国全体の、そして世界全体の幸せでなければなりません。
少しでもそういう志の高い人を私たちが選んでいくことで、そういう人たちが政治の表舞台に出てくこられる土壌が育ってくると思うのです。
地域、業界、会社…などの利益は、優先順位では2番目,3番目…にしなければ、この国は永遠に変わることはないのではないかと思ってしまいます。


前回の衆議院選挙で政権交代を実現したのは、そういう私たち国民の切なる願いであったはずです。(民主党政権には、これでもかというほど裏切られましたが…)
しかしながら、”偽者”はすぐに馬脚を現します。
また”偽者”に裏切られることもあるでしょう。
でも、そういう”偽者”にはきっぱりと「NO」を突きつけ続けることで、本当の心を持った人が徐々に政治の表舞台に出てくるようになるんだと思います。(時間はかかりますが…)


あと松本大臣は、宮城県知事を恫喝した際の「今の最後の言葉はオフレコです。いいですか皆さん。書いたらその社はもう終わりだから。」とのコメントに恐ろしさを感じました。
政治家が力でマスコミを、そして情報、世論をコントロールしている側面が如実に表れていました。


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2011/6/12  9:22

嘘より酷い「騙し」  政治

今回の菅内不信任案騒動では、採決前に菅総理の辞任の情報を流して、不信任案が否決された後、「そんな話はしていない」と辞任の意向を否定するという筋書きが、民主党執行部の10人ほどで謀議されていたものだとの話がありました。
皆で話し合って「騙して」政権の座に居座ろうなどと、本当に汚い手段です。


先の民主党代表選挙でも、地方票の動向は最後まで情報を流さない申し合わせになっていたのに、国会議員投票の直前で「地方票は菅氏が有利」の情報をリークし、菅氏の勝利は間違いないと印象づけたことで、それまで日和見だった国会議員の票が一気に菅氏の方に流れ込んだとの話がありました。

まさに振り込め詐欺と同レベルのことを、何度も何度も繰り返して、良心が痛むことはないのか。(まあ、ないのでしょうね。)
菅氏と鳩山氏がの間で交わした書面について、岡田幹事長は「辞任の条件にはなっていない」と堂々と言っていたのに、形勢不利となるや「あれは辞任の条件だった」と臆面もなくあっさり認めています。
第三者からの情報なら「訂正」などもあるでしょうが、自らも同席したたった4人の会談の内容に、「訂正」などあり得ません。
正直に「嘘をついていました」と言えばいいものを!


そして最大の嘘は、放射能に関する都合の悪い情報はひた隠しにし、多くの国民が生命の危機に晒されてもまったく心を動かさず、自らの保身を最優先にしてきたこと。
今まで政治の世界にも嘘はつきものだとは分かってはいましたが、今回の菅政権ほど人間として軽蔑されるべき政権があったでしょうか。


ただ、菅総理は逆風もどこ吹く風でまだまだ居座りを決め込んでいます。
しかしながら、菅総理が去った後も、同じような考えの面々が政権運営をする可能性が高く、大きな変化は期待できないのが残念です。
私の予想が大外れとなるような頑張りを心のどこかで願う気持ちもほんの僅かには残っていますが…。
本当に国民が本気で将来のことを考えていかなければなりません。誰かが何とかしてくれる、何とかなるというではもう済まない時代になったんだと思います。


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2011/6/4  9:17

ペテン師?!  政治

国のトップが欺瞞にまみれている。
これまでも国民を欺き、国民を生命の危機に陥れてきた。
そして今回も、日本中が釘付けになって注目する中で、よくもあそこまで堂々とごまかしの言葉を発せられるものだ。


政権の座を守るためには、どんな嘘もつき、どんな手段も使うことも分かっていたが、まさかここまでとは思いたくなかったのに。。
想像を越える「闇」という他ない。
責任逃れできる言葉を用意周到に駆使するその姿はまさに醜悪。


これは政策云々以前に、もう人間性の問題。
国のトップだけでなく、その取り巻きもまったくの同類。


震災復興に停滞は許されないが、こんな政権に国を任せていて国民が守られるとはとても思えない。
政権争いも醜いが、「自らの保身と責任回避」を最優先にする人間に、私達の未来を預けていていいのか。
非常時だからこそ混乱を避けるのか、非常時だからこそ国民をないがしろにする人間に「NO」を突き付けるのか。
被災者の方々の気持ちを思うといたたまれないが、本当にこのまま進んで行っていいのか、将来に後悔を残すことがないよう、もう一度多くの国民に考えてほしいと切に願ってやみません。


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