
読もうかと思いつつ未だ巻頭少ししか読めてないのだが、兎に角それは又後で述べよう。
昨日は雨が降る前に又少しは開墾作業も進めようかとも思ったが、曇り時々雨の予報は完全に裏切られて、朝から小雨がパラパラ来てそれが止んだら又降り出したり〜で、結局は曇り時に雨の状態。気を削がれてモウ戦意喪失の風であった。そう冷たい西の風がずっと吹いてたせいもある。
それで色んな所用を終えて、むいでに本屋にも寄り道、気を紛らせながらホボ1日を又潰してしまった。チラッと目に映ったのは古い学友が賀状の戒め〜
◆明日死ぬかのようにして今日を生きろ、今日死ぬかのように学問すべし、〜インド独立の父、マハトマ・ガンジーの言葉らしい。
もう私には精神哲学じゃなくて実質の残された時間は確かに残り少なくなったのが有りありと解る、歳だもんなぁ〜
▼ 小池都知事「東京に来ないで」 買い物は3日に1回に…特売チラシにも"待った"で波紋
〜〜毎日300万人の方が、通勤通学で都内と首都圏での往来がある。特に都外にお住まいの皆様方には、エッセンシャルワーカーなどどうしても出勤が必要な方以外は可能な限り東京に来ないでください。
〜毎日のお買い物をたとえば3日に1回程度に減らしてください。かつての緊急事態宣言ができた頃、皆さんも緊張しながらご協力いただいた。そのことを思い出していただきたいと思います。
〜スーパー、商店街の大売り出しとかチラシひとつとってみても、催し物が人流の拡大につながるという懸念が。
方や関西、大阪では駅に関所を設けて東京や名古屋からの入域をシャットアウトする〜とか。遂には首都東京での再度の都市封鎖を宣言したかの様だ。
都知事の発言が意図する発想は確かに観戦拡大への差し迫った懸念から来てるのだが、どうしてもお山の大将の衆愚に対する「オラが村に侵入するな」意識に似ていて、今度はとうとう日常生活の謹慎状態を提案している。
自分だけで朝から晩まで普通の生活をせねばならぬ大衆にゃ、もはや2日間は息をするな、3日目に素早く顔出せめいた仕草の推奨でもある。そりゃあ日々、生活の糧たる金銭にもタンマリ余裕があり過ぎる高級な富裕層なら、何の事もなかろうが、やはり一般の大衆には日々の行動にまで手カセ足枷をはめられたら、もう息も止まってしまうかの逼塞状態に陥ってしまうだろう。
集団ヒステリーの様な精神状態に取り憑かれたヒトが出現する可能性もコレで出るかも知れない。
都の職員の大半が東京都内でなく埼玉や神奈川に千葉と隣県から往来する現状を鑑みても、東京へ来ないで〜などとドノ面上げて言ってらっしゃる〜と思うのだが、コレで飲食店や夜の街の次にはスーパーやデパートなど買物への制限が公言された。そして学校や病院へもそれは広がり会社にも行くな〜みたいなドミノ論に繋がろうか。
どうして一々アンナに記者会見を開いて仰々しいお言葉を発せられようか〜彼女の頭の中はモウコロナ禍で慢心なのだろうが、そう言って見たところで感染が抑え込める訳でもなかろう、と愚考するのだが、こんなど田舎から見たコロナ劇場の感。田舎の人間は逆に都会のゴミやウィルスを持って来ないで〜と単純反発するのが落ち。
でも都市が単細胞で他の地方と隔たってる訳でもなくあらゆる面で物質的にも人的にも密接に繋がって複雑に絡み合って複合体として徳川幕府の時代から面々と陸続して出来上がった化け物なんだから、大体が都市封鎖すら不可能なのだが。
それで思い出した半世紀以上も前の有名な詩文、アレはもう過去の志操なんだけれど今も亡霊のように想い出される。タイトルもそのものズバリ「東京へ行くな」〜
★★★谷川雁詩集より
ふるさとの悪霊どもの歯ぐきから おれはみつけた 水仙いろした泥の都 波のようにやさしく奇怪な発音で 馬車を売ろう 杉を買おう 革命はこわい
なきはらすきこりの娘は 岩のピアノにむかい 新しい国のうたを立ちのぼらせよ
つまずき こみあげる鉄道のはて ほしよりもしずかな草刈場で 虚無のからすを追いはらえ
あさはこわれやすいがらすだから 東京へゆくな ふるさとを創れ
おれたちのしりをひやす苔の客間に 船乗り 百姓 旋盤工 抗夫をまねけ かぞえきれぬ恥辱 ひとつの眼つき それこそ羊歯でかくされたこの世の首府
駈けてゆくひずめの内側なのだ
革命家の抒情なのだが、彼自身は結局は敗北宣言さえも放棄してその革命さえ手放してしまい、この激烈な過剰なレトリックそのままな人生を生ききひ、最後の煌めきを僕らに示してあの世へ旅立った。
その経緯や精神は壮年のある日私のココロの内奥に提示されたが、ここでは純粋にこの詩神をのみ承っておこうか。

0