
さても過ぎてしまえば早も2月、花のお江戸は俳聖は芭蕉翁の名著名言を待たずともいつの世も月日は百代の過客で有り、更にサラサラ遡って鎌倉室町辺りは迷い込めば彼厭世?坊は兼好法師が行く川の流れは絶えずして云々、この地球に偶然にも必然にも命を得て生まれ育ち、ようよう幾星霜、昔ならば生命の懸崖に立ち尽くすかの人生航路の果てかの歳、図らずも未だに生を得ているこの爺ィ。
昨日もそうだったが今朝の寒さはヤハリそれなりに体に堪えるもの、外気温は3〜4度なれどもヤハリ体感温度は限りなく零度に近い1〜2度。流石に氷は庭の桶には張ってもいない、しかも朝日がパァッ〜と射し込んで来たからにゃ、あぁ嬉しとと子供並みに喜んだもの。
ラジオからは心地良いピアノで、お誂え向きにソニークラークが軽快に弾く曲「朝日の如くさわやかに」が流れた〜^_^
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英国なきEU 原点に返り統合維持せよ (西日本新聞)
〜〜英国が欧州連合(EU)から離れ、別の道を歩み始める。第2次大戦後、6カ国の経済共同体から始まり28カ国に拡大したEUにとって初めて経験する加盟国の離脱である。
平和と民主主義を理念にした史上例のない「壮大な実験」と呼ばれる欧州統合は後退してしまうのか。国連安全保障理事会の常任理事国で経済力もある英国の離脱は、国際社会でのEUの存在感も揺るがしかねない。歴史的な事件である。
さすがはヨーロッパに於ける日出ずる国よ〜かつては世界の七つの海の覇者たる女王陛下の大英帝国、あんな小っぽけな(地図で欧州大陸に比すれば^_^〜)大陸にへ貼り付くかの様な島国の王国が、このミレニアムの世でもヤハリ世界に冠たる一大国家として今たまた孤高の栄光を抱こうとしてるかに見える。
ソレは一方ではユーラシアアジア大陸の極東に立する我がニッポンも似た様な見方も又見えなくもない。イヤ何も大英ブリテン王国に比するヨナものでもなかろうが、ヤヤもすれば今や前世紀の眠れる獅子とも揶揄された一大文明発祥の地をそのDNAに宿す中国、ソレが前世紀末には赤い帝国として世界経済にも強力な影響を与える迄に肥大化し、ソレが経済支配体制の異なる共産主義一党独裁国家帝国として猛威をふるう現在、そのかみ日出づる国として紛いなりにも独立を保って皇統を得て同じく前世紀には無謀にも世界大戦の一角で軍国大日本帝国が戦争の大罪を犯しつつも敢なく敗戦、それでも米ソ冷戦構造下に見事に復興なり来て今に至る〜何となくその姿が、地図で見れば似た様な島国は大陸にへ貼り付くも孤立はしてる。してるもヤハリかつての栄光を未だに保ち得るかに振る舞って行かねばならない。
欧州でのEU〜ヨーロッパ経済共同体の理念が大陸中心に行われねばならなかった理由は、第一が通行〜先ずは経済、市場の自由化であったし、2度の世界大戦の嵐が吹き荒れた中心のゲルマン民族などの国ドイツとフランスとが先ずは手を結んだ、その構想から全てのヨーロッパ諸国の世界がEUとして1つに纏まるかな見えたが、矢張りかつての栄光を捨てなかった島国ゆえのブリテン英国は、北アフリカや中東アラブ諸国の政治経済の混乱から逃れた難民問題〜これこそ現代の民族大移動なのだ〜に対処出来なくなってしまった。その原因は多岐に渡るが、恐らくは小子高齢社会と化した我が国にも当てはまりかねない問題を孕んだものいる。
即ち労働力の減少に伴う移民問題、現在のニッポンの底辺を支える労働力を何割かを既に占めているのも短期であれ不法であれ、外国人なのだ、という現実。しかも社会経済の中心にも有数の中国人や韓国人なども当然ながら立派に活躍してるのだからして、万世一系の皇国日本などとは笑止千万〜多民族とは言えねどヤハリ多数の人々が寄り添う未来国家像を描いてみる、この先に日本人なる国がどの様に成り立つかも、アチラ対岸の火事〜それが歴史を見る方途なのかも知れない。
あ、画はこの地は大隅半島の遥かな昔、数千年も前に活躍したであろう縄文時代の人々のある人々が造り使用した、黒曜石のヤジリ鏃〜弓矢の先ッ穂、数年前の発掘調査で地中深く眠ってたのが出土した夥しい遺物の中の僅か1a足らずの一点。人間自体は全く消え失せてしまい、何処へ消えたかも知れないが、彼らが私らの遥かな祖先とは断じられない。それが歴史の寂しい果てなのだ。コレもまた立派な宝石〜人間の宝物なのだ。

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