
昨日の霜月とは打って変わって本日より師走、となった途端に北風のホント冷たい事よ!
何でこうも寒さが一段と厳しくなったものかとウェザーニュースを覗いて見れば、まぁまぁ列島ど真ん中を大陸の低気圧から伸びる前線が真っ二つに分断するかにおじゃる丸〜(笑)
ほうかぁ〜これかよ!あの白馬の山岳遭難のニュースに関連した天気の急変に対応出来なくて多分、避難下山の判断を謝ったらしき。確か未だ40代の働き盛り、ムベなるかな!あたら惜しかりき。
逆に待ち望む声も聞かれたのは、当然冬山の楽しみのスキーヤーがプレイ。長野の奥山よりもモウ県境に近い白馬や八方尾根の峰々にドカ雪を降らせる荒れ模様。
こればっかりは人の不幸なぞ構ってられるかぁ〜とホクソエンデる模様。それはコンナ私でも30代前の一時期には、冬となれば信州等の山の天気が気がかりになり、毎日新聞やテレビの積雪情報に一喜一憂しながら週末や祭日前の楽しみを描いてた頃もあったのだ。
下手の横好き、って言葉がお似合いだけれども、幼少の砌に雪の上を走り回り、それこそ滑り倒すなどといった楽しみがあるスキー遊びなぞ体験した事がなかった南国生まれ、やっとスキーの板を担いで雪上に立てる、歩く、滑る動作を覚えてから又いわゆるゲレンデを滑空する快感に浸る瞬間を持続させ得る様に少しずつ修練してゆくのも面白いのだ、兎に角も雪山の恐ろしさなぞ知らぬ存ぜぬ、ただ好きな仲間同士でワイワイガヤガヤ〜アーレー!とばかりに、そしてヤッホー!だよなぁ〜(笑)ヤッパ!
九州の北方の山々にも夙にスキーの出来る空間が開発もされたらしい、らしいけどもヤッパリ信州よりももっと北方の日本海から吹き募った風を抱いた雪質を知ると、どうしても贔屓の引き倒しで見てしまうもの。
前にも記したかも知れぬが、クマことコノ私目が初めてスキー靴を履いて板を装着した格好
で、イザ滑らんかな〜って出立ったのは青森のマサカリ突端に近いむつ市、イタコの死者を呼ぶ声が木霊する恐山の麓。海上自衛隊の津軽海峡を睨む重要語基地がある北方防人の町の、町営スキー場であった。
青森の小さな港町に近い海に迫った山を利用して造営された時節柄、町営なので当然にも私を除いた殆んど全員が地元の老若男女、特に小・中学校の子供らはヤンチャ盛りなのでゲレンデのぼうそうぞく振りは半端ない。
大体がスキーの板の上に満足に立つ事さえも初めて尽くしのチョー初心者。先ずは雪の上で立ったり座ったり、歩く事さえも出来ないのだった(笑)
滑るどころじゃない、立とうとすれば板の方が勝手に滑って有らん方向へまがってしまい、足も身体も腕もバランバラン、朝から夕方までかかり何とか立てる様になった! それが嬉しかった。
嬉しかったが、素直になれない。
習うよりも慣れろ〜が一番の手順と教えてくれる隣人は勝手に遊んでるから、一人で黙々とスキー靴と板との悪戦苦闘、零下数度以下の環境でコンナに汗かくスポーツだったとは思わなんだ〜
スッテンコロリ〜なんてマダ良い表現でソンナ生易しいもんじゃなちのだ、ドタドタ〜ズルズル〜なんじゃ!
しかも小さなギャングども達(笑)が頻りに滑り回る、ドケ!そこで寝てるな〜(笑)ナンだもんなぁ〜〜
別に好きで寝転んでた訳じゃない、手を着こうとすればズボッと埋まり、足を曲げようとするもスキー板が有らぬ方向へ向かってる、つまり起きられないのだ、仕方なく苦労して靴から板を留めてるヴぃンディングなる金具を外して重たい靴で立とうとすると今度は雪の中へ嵌まり込んで〜〜
二日目にやっと立てる様にはなった。なったが、今度は動けない。つまり滑ると言うのは雪の上を歩くこと、身長よりも長い板の上に重い身体を乗せて滑り出す、頭で考えずに身体で動け〜と教えて貰ったが、その意味が解らない。解らんままに身体の安定を欠いてズルッ〜スッテンデン、バタバタ〜ズボズボ〜雪まみれ汗まみれのドタバタ劇を一人で繰り返してる内に、そう、何の気はなしにスゥイ〜っと滑った!のだ。滑り出したのだ〜〜ト、止まらない。止まらないから身体ごとにバランスを失って倒れ込む。
未だちびっ子ギャングが襲い掛からんばかりにビュンビュン迫り来るし、悪態を付いて走り去る。
それでも雪の上を立って滑る〜ことの嬉しさにはヤッパ参った。
長々とお粗末な習い事の始まりなんぞ聞きたくも無かろう、続きは又いつの日かにでも。
ホント、今夜は冷える。
今朝、起きた時は風がビュウビュウ〜ゴオゴオとうなってたものな。ここまで荒れ狂うとは昨日の夕方には思わなんだ。
雨降る、とかで畑の玉ねぎや辣韮、春菊、キャベツ、白菜、ブロッコリー、カリフラワー等に追肥を施して一汗かいたのだが、ここまで寒さが募るとはね。
かくて、12月の始まり。令和3年今年も最後の月、荒れ果ててそのままに雑草雑然としてた庭木の剪定をやり、渋柿を数十個ばかり千切り、干し柿の準備。デカイふろふき大根が一本百円だったから5本だけ買った。干し大根用ね。やること野暮用は多い、何も生産的なこともせず、老人は日が暮れるばかり〜〜頭も途方に暮れるのみ。

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