「ブライアン・アダムスBryan AdamsB18Till I Die〜MTVアンプラグド」
ロック

シングル「Please Forgive Me」や映画のテーマソングでバラードがヒットしたこともあってバラードシンガーとの見方が定着したブライアンでしたが、1996年、5年ぶりとなるオリジナルアルバム「18 TIL I DIE」はバラードシンガーのイメージを払拭しロック・キッズ、ブライアンの本領を発揮したものでした。
「18 TIL I DIE」死ぬまで18才・・・まさにブライアン・アダムスそのものともいえるこのアルバムは日本やイギリスではヒットしたもののアメリカでは不発に終わり、アメリカとイギリスでの人気が逆転してしまいます。

そしてちょうどこの頃MTVではアンプラグドのLIVEがちょっとしたブームになっていてブライアンもこのLIVEに出演します。このLIVEはよかった!!!
MTVのアンプラグドは90年からスタートしポール・マッカートニー、マライア・キャリー、エリック・クラプトン、ニール・ヤングなどの大物スターも参加。
アンプラグドとはロックアーティストが本来のエレキ楽器を使わずアコースティック楽器により行う公開スタジオ・ライヴのことです。
80年代にビデオクリップでアーティストの本質を見失わせたMTVが皮肉にも90年代にアンプラグドでアーティストの本質に迫るという、MTVの罪滅ぼしともいえる現象になったのです。

もともとブライアンはLIVEでサブステージを設け、よりシンプルにより観客と近い世界を築いてきたアーティスト。
90年代後半はブライアンにとってサウンド的に模索していた時期で、アンプラグドとの出会いはその後のブライアンの音楽活動に大きな影響を与えることになるのです。

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