2006/2/28


ここまでをおさらいしてみよう。

目的はナンバーつき軽2輪から所有者を探し出すことである。

方法1:警察→私有地なので取り合ってくれない。所有者の心象を害す恐れあり

方法2:軽自動車協会→個人情報なので開示されない。

方法3:市役所→課税台帳に登録なし。他の役所なのでわからない。

以上、公的機関からのアプローチは行き詰ってしまった。
さてどうするか。

とりあえずネットで検索してみる。
すると探偵のページが多くヒットした。

なになに成功報酬は最低でも3万、高くて7万!
これでは不用意に手は出せない。

しかし、探偵は全国どこでも所有者は判明すると自信満々である。
いったいどんな手をつかうのだろう。

ひたすら検索したが、商売道具を開示しているサイトは残念ながら存在しなかった。

↑につづく。      

2006/2/27


明くる日、市役所から電話がかかってきた。

ん?やっぱ依頼拒否なのか?

内容はこうだった。

市役所:「さっそくコンピューターで所有者を検索したんですけどぉ」
    「なんにも出てこないんですよねぇ〜」

私:「なぬ!?」 

市役所:「他の役所で税金が課税されているようなのでぇ〜」
    「本市ではわかりかねます!」

あ〜そうですか!そうですか!
他の役所って県内に40くらいあるぞ。また必ず県内である保証はない。

希望の光がついえて、漆黒の闇がゆっくりと目の前に広がっていった。

↑につづく。

2006/2/26

市役所課税課にて  おんぶセローへの道(完)

平成17年10月吉日、私は地元の市役所を訪れた。
目的はおんぶセローのナンバーから所有者の手がかりをつかむことである。

所有者名を教えてくれないことは、役所の守秘義務の観点から予想していた。

そこで私の描いた筋書きはこうだ。

「私は寮の管理人である。寮に放置バイクがあり、邪魔で困っている。
放置バイクにはナンバーがついている。
ついては、市役所から所有者に電話して管理人である私に連絡するよう
依頼してもらえないか。」

作戦はうまくいった。ちょっと拍子抜けするくらいうまくいった。
市役所の担当者は私の筋書きどおりの対応を約束してくれた。

空の太陽が明るく私の方を照らしてくれる、そんな気がする午後のひと時であった。

↑につづく。

2006/2/25

ナンバーから所有者  おんぶセローへの道(完)

ナンバーがついていれば陸事に聞けばわかるんじゃないのって
いう人は多い。

確かに軽自動車以外の車なら登録事項証明書を陸運支局にて
請求すれば、あかの他人でも所有者が簡単に割り出せる。

ところが軽2輪はそうはいかない。
車検制度がないため、登録ではなく届出だからだ。
つまり第三者に対抗する必要はないため登録事項証明書そのものが
存在しない。
昔は台帳の閲覧が可能だったようだが、個人情報保護法が施行された
今となっては閲覧は不可能だ。
個人情報はいかなる理由があっても開示されない。

では課税を担当する市役所はどうだろうか。
意を決した私は単身市役所に乗り込んだ。
↑につづく。

2006/2/24


民有地に放置されているバイク。
これを自分の物にするためには、落し物として警察に届ければいいという説がある。

確かにこのおんぶセローは民有地に放置されている。
しかし、ナンバーも付いたままで自賠責も平成17年6月まで付いている。

これでは所有権は放棄されていないと認めるのが妥当だろう。

落し物として警察に届けても取り合ってもらえない可能性が高い。

仮に警察が思いの外親切でナンバーから持ち主に照会をしたとする。
するとどうだろうか。
警察から電話があると誰でもいい気持ちはしない。
これでは持ち主の心象を害し、本来の目的であるバイク譲渡交渉にけちが付いてしまう。

更なる手を模索することにした。

↑につづく。

2006/2/22

所有者はいずこへ?  おんぶセローへの道(完)

所有者はいずこへ?
そんなもん寮なんだから住人の誰かに決まってるだろ!

と安易に考えた私は人脈を駆使して寮の管理人を探し出し所有者をたずねた。
「ずっと前から放置されてるよ。寮から出て行った人じゃないの?」

がび〜ん!

そういえばおんぶセローには数台の自転車がもたれかかり
フェンダーのステッカーはゆがんでいる。クリックすると元のサイズで表示します


入居者なら自転車くらいのけるだろう。

管理人の証言が重たく頭の中を駆け巡った.

↑につづく。


2006/2/21


放置されているセローは、いたるところにさびが出ているものの
外装はまだ艶がありきれいである。

走行距離は、まだ千キロ弱。タイヤの減り具合、外装の程度からして
まず実走行だろう。

しかし、裏返すと8年もの間、放置期間がそれだけ長かったといえる。

修理費用はどのくらいかかるのだろうか。
高ければ取得はあきらめたほうがいい。

私には幸いにもバイクに精通した友人が2人いた。
友人A:1階の大部分をガレージにあてたバイク好き。バイク4台所有。
友人B:大手バイクショップに勤務する現役メカニック。

年が明けた平成17年1月某日、セローの現状を報告した上で早速2人の意見を聞いてみた。
友人A:簡単なものじゃない。手を出さない方がいい。
友人B:最低が5千円、最高が10万ぐらい。

人間誰しも自分に都合のいいように解釈するものである。
友人Bの最低5千円という言葉に方針は決まった。

所有者をさがすど!

↑につづく。

2006/2/20

おんぶセローとは?  おんぶセローへの道(完)

おんぶセローとは「98年式SEROW225 WE」のことをさす。
タンクにかもしかのグラフィックがほどこされていることより
車体を「親かもしか」、タンクを「子かもしか」と見なすと
「おんぶかもしか」すなわち「おんぶセロー」という事になる。

ちなみに「おんぶセロー」(型式4JG6)は、20年のセロー225の歴代モデルの中でもトータルバランスで最も優れたモデルとの声が多い。

私の所有している「90年式 型式3RW1」に比べると数多くの改良がなされている。

1 タンク容量UP(8.8L→10L)
2 ライト光量UP
3 リアディスクブレーキ
4 リアチューブレスタイヤ
5 キャブの口径変更

等々セローリストにとっては大変魅力的なモデルなのだ。

2006/2/19

おんぶセローへの道  おんぶセローへの道(完)

会社の寮にひっそりと放置されている「おんぶセロー」!
タンクのかもしかがさみしそうにこっちを見つめている。

よ〜し俺がシャバに出してあげるよ。もう少しの辛抱だ。

この時、平成16年12月。
長い戦いが始まった。

2/20の記事へつづく。(以降、毎日更新の予定)

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