11時になりました。
いよいよ1時間めの始まりです。
教習車はホンダCB750の古いやつでした。(新しいのは検定用とのこと)
自動車学校の備品であるニーガードとエルボーガードを装着するよう指示されます。
まずは大型と中型の違いについて説明を受けます。
大型は重いので止まらない、曲がらない、立ちごけしやすい。
その反面、パワーがあるのでアクセルの回しすぎに注意するよう指示されます。
最後に大型免許所有者は普通免許所有者の手本となるべきとの訓示を受けました。
その後は、センタースタンドはずし&センタースタンドがけ。
センタースタンドはずしは、習ったとおり1回後ろに引いて反動をつけると簡単でした。
センタースタンドがけは、思い切りスタンドを踏んづけて体重をかければうまくいきました。
次は恐怖のバイク引き起こし。
虚弱体質の私は全く自信がありません。
体力テストはいつも悲惨だったし、運動も全くしてないし、仕事もデスクワークばかりだし、ちょっと動くとすぐ腰を痛めるし・・・
教官より腰を痛めずに引き起こすやり方をおそわった後は、いよいよ自分の番です。
「ふ〜ん!おりゃぁ〜」とやりますが、バイクは全く起き上がりません。
教官より「もう少し足を引いて、バイクから離れて!」などと体勢の注意を受け再チャレンジ!
「ふ〜ん!おりゃぁ〜」するとバイクが簡単に起き上がりました。
どうやらバイクを持ち上げるのではなく押し出すように力を入れればいいようです。
その後はバイクに慣れてもらうとのことで外周をぐるぐる回りました。
気持ちいいのもここまででした。
雨足はだんだん激しくなってきます。
自動車学校の備品であるカッパを着込みました。
「普通免許を持っているので慣れているね。じゃあ課題の練習をしようか。」とのことで連れて行かれたのは1本橋。
なかなかうまくいきません。2、3度落下してしまいました。
教官から「上半身を左右に揺すってバランスを取るのではなく、ハンドルを小刻みに振ってバランスをとること、視線を足元ではなく遠くに持っていく」旨の指示を受けました。
雨は本降りになっています。
1本橋はうまく行かないし、内心もうやめたい気持ちで一杯でした。
「次ラストね」の声を聞いたときは心底ほっとしたのを覚えています。
最後の1本橋は途中までは順調だったもののバランスを崩し落下。
それでも教官から「途中までは良かったね。まだ1時間目だからその調子で大丈夫」との言葉をもらい、ほっとして1時間目が終了しました。
☆次回につづく。