2008/2/4  21:12

19のままさ  ライフスタイル

 大学入学のために上京したのは19歳の春。「森尾由美みたいなマネージャーがいるサークルに入って、おそろいのスタジャンを着たい」――そんな夢は、入学直後から崩れていきました。軟派なやつら、キャピキャピした女の子達に馴染めませんでした。「おしゃれ=アイビー」には興味はあったものの、キャンパスライフに「ちょっと違うんじゃないの?」と疑問を感じ、もっぱら田舎から上京してきた友達や一緒のアパートに住む友達と付き合っていました。

 田舎モノだったからと言ってしまえばそれまでですが、当時は土地も株価も天井知らずのようにどんどん上がり、先行きに対する楽観論が蔓延していました。学生も世の中の気分同様に、まさに映画「バブルへGO!」に出てくる劇団ひとりたちのよう。

 「貧乏学生で、次男坊の俺なんか東京で家持てないよ、これじゃ」と、かなり自分中心の考えながら、世の中に対するものの見方が変わっていきました。勉強らしい勉強はしませんでしたが、「スモール・イズ・ビューティフル」や「オルタナティブ・テクノロジー」といった成長一辺倒とは一線を画す理論の本を読み、リベラルな考え方にシンパシーを抱くようになりました。

 アイビーやロックンロール、プロレスを通じて知った「健康的」「豊か」「明るい」アメリカに対しても、冷静に見る目を持ち始めたのはその頃でした。
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 こう書くとなんだか相当まじめに学生運動でもやっていたのかと思われてしまうかも知れませんが、そんなことはありません。アパートの友達O君に誘われダンパに行きましたし、夜の繁華街をうろちょろ。もちろん健康的で明るいアメリカは大好き。アルバイトで稼いだお金で、こつこつとへリーンボーンのツイードジャケット(マクベス)、袖が革のスタジアムジャンパー(ゴールデンベア、サークルに入らなかったためワッペンや刺繍なし)などマストアイテムを買い揃えていきました。

 世の中に対する見方や趣味も、また不恰好な人付き合いの仕方も19歳のころと大きくは変わっていません。言葉を変えれば、「成長していない」ってことですか!?

19のままさ(浜田省吾)
 

路地裏の少年(浜田省吾)


 浜田省吾のファッションセンスは僕と相容れません。ただ、彼はアパートの友達O君が通っていたK大学の先輩で、同大学のキャンパスも2駅先。なんとなく気になる存在で、社会人になってCDを買って聴くようになりました。取り上げた2曲は19歳の頃の甘酸っぱい思い出を甦らせてくれます。
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