2013/7/24
この時期市原市でも局所的であり、数多くは見られないがオオムラサキを観察することができる。毎年出現するフィールドに出かけたところ、トンボ池の会の仲間のkさんが既に陣取っていた。クヌギの樹液を求めて時折飛来するということで、炎天下待った。しばらくして、ゴマダラチョウ1羽が飛来した。黄色の口吻が印象的だ。その後、待つこと数十分。ようやく雄が飛来した。左前翅に少し欠損はあるものの、青紫色が綺麗な個体であった。飛来直後は、翅を広げたり閉じたりするが、樹液を吸い始めると、ほとんど翅を開かず一心不乱に樹液を吸っていた。やがて、キイロスズメバチにちょっかい出され、どこかに飛んでいってしまった。
(ゴマダラチョウ) (オオムラサキ:オス) (オス) (オス)
その後、大部時間をおいて再び雄が飛来し、その後、一回り大きいメスも飛来し、オスがメスを追いかけ始めた。葉陰で休んでいたと思われる別のオスも加わり、3頭の乱舞。やがて、メスがクヌギの木に止まり、1頭のオスが近くに止まった。オスがメスの正面に移動し、じっと見合っている。やがて近づき触角と触角を合わせた。交尾が始まるのを期待したが、オスがメスの背後に回り込もうとするとメスもオスの正面になるように位置取りし、なかなか後ろを見せない。オスが飛んでは背後に回ろうとするが、メスが拒否するといった行動を続けていた。やがて、オスがあきらめたのか飛び去っていった。メスはしばらくその場にいたが、これで子孫を残せるのであろうか?数が少ないうえに交尾しなかったら増加しないのではと不安になる。
(求愛行動)
樹液には、アカタテハ、キタテハ、ヒカゲチョウ、キイロスズメバチ、カナブン、ハナムグリなどがやってきていた。
ぶらぶら自然散歩!!

2013/7/21




(モートンイトトンボ♀) (ハラビロトンボ) (捕食されているハラビロトンボ)(チョウトンボ)
さらに別の池では、ベニイトトンボ(Aランク)、キイトトンボ(Cランク)、モノサシトンボ(Cランク)、オオイトトンボ(Bランク)を見つけた。それでも簡単に見つけれれるものではない。葦で覆われた水面近くを双眼鏡でスキャンするように探す。根気で見つけることができた。何といっても今まで見つけられなかったところで見つけたベニイトトンボは今日の最大の発見。




(オオイトトンボ) (ホソミイトトンボ(連結産卵)) (キイトトンボ) (ベニイトトンボ)
その他、水辺で陣を張るウチワヤンマ、まだ顔の青みが薄いマイコアカネ。久しぶりの出会いだ。




(ウチワヤンマ) (マイコアカネ) (ナツアカネとモノサシトンボ) (ゴマダラチョウ)
その他、ハグロトンボ、アジアイトトンボ、クロイトトンボ、ショウジョウトンボ、ギンヤンマ、オニヤンマ、オオシオカラトンボ、シオカラトンボ、コフキトンボ、アキアカネ、ナツアカネ、ノシメトンボなどをトンボ三昧であった。絶滅の危機に瀕しているトンボを見る機会が年々減少している気がする。保護したいものだ。
ぶらぶら自然散歩!!

2013/7/20




(コムクドリ) (チュウサギの食事)
ぶらぶら自然散歩!!

2013/7/14
初日は、伊那市の「トンボ王国」。休耕田をトンボ池に利用している。ここの目玉はハッチョウトンボであるが、数が多く容易に見つけることができた。親指の先端から第1関節ほどの大きさ。本当にアブほどの大きさだ。小さい。地域でしっかり保護活動がされていることにも感動した。




(ハッチョウトンボ♂) (ハッチョウトンボ♀) (キイトトンボ) (風景)
その他、ハラビロトンボ、ショウジョウトンボ、コフキトンボ、シオカラトンボ、アキアカネ、ミヤマアカネ、ホソミオツネントンボ、オオイトトンボを確認。モートンイトトンボを見つけられなかった。
蓼科温泉に宿泊したが、早朝散歩の際、宿の横の水路でミヤマアカネの群落を発見。水辺を観察するとオオシオカラトンボの羽化が複数見られた。また、ロープで羽化するオオアオイトトンボも複数発見。何気ないところで、トンボを発見することができた。




(ミヤマアカネ♂縁紋が赤) (ミヤマアカネ♀縁紋が白) (オオシオカラ羽化)(オオシオカラ成体)




(オオアオイトトンボ羽化)(オオアオイトトンボ羽化) (オオアオイトトンボ成体)(白駒池)
最後は白駒池で、ルリイトトンボを堪能した。ここは密度が濃い。




(ルリイトトンボ羽化) (ルリイトトンボ♂) (ルリイトトンボ♀) (ルリイトトンボ交尾)
入笠山や霧ヶ峰にも寄ったが、アサギマダラを数多く観察できた。




(アサギマダラ) (ギンボシヒョウモン) (ヒメシジミ) (霧ヶ峰:ニッコウキスゲ群落)
今回も、様々な動植物に会えて楽しい時間を過ごすことができた。
ぶらぶら自然散歩!!

2013/7/14
車山高原では、ニッコウキスゲ咲く高原で、ノビタキやホオアカが囀っていた。




(ジョウビタキ) (ノビタキ) (ホオアカ) (ホオジロ)
(トンボ観察その他に関しては別途アップ予定)
ぶらぶら自然散歩!!

2013/7/7
会社仲間と7月5-7日までの2泊3日で登山予定で月山にでかけた。梅雨末期であり、ある程度は覚悟していたたものの、それでもいちるの期待を抱いていたが、日頃の行いのせいか、天気は好転しなかった。それでもリフトで上まであがれたが、霧に加え雷雨注意報も出たため登頂を断念し、すぐに下山した。それでも月山山麓の自然をささやかながらも楽しむことができた。リフト沿いには、ニッコウキスゲ、ショウジョウバカマ、ハクサンチドリ、オトギリソウなどが咲いていた。月山山頂の勇姿は見れなかったが、遠く姥ヶ岳を望む地蔵沼周辺では、多くのアマゴイルリトンボが羽化していた。モリアオガエルの卵塊、アカハライモリも見ることができた。湯殿山の麓の水辺では、トウホクサンショウオの卵塊を見つけることができた。
(地蔵沼からの姥ヶ岳)(姥ヶ岳&スキー場) (ニッコウキスゲ) (ミヤマスミレ)
(アマゴイルリトンボ羽化) (羽化直後のアマゴイルリトンボ) (トウホクサンショウオ卵塊)
翌日は、反対側の弥陀ヶ原を歩いたが、霧深く、湿原の景色を楽しむことができなかったが、湿原の植物に少しだけ触れることができた。雨にならなかっただけ幸いであった。
(霧の弥陀ヶ原) (霧の弥陀ヶ原) (ヨツバシオガマ) (イワイチョウ)
(花が終わったチングルマ) (トキソウ) (ウラジオヨウラク) (ズダヤクシュ)
(マルバシモツケ) (ベニバナイチゴ) (ゴゼンタチバナ) (コバイケイソウ)
その他、ハクサンフウロ、タムシバ、オオカメノキなど。
いつか、天気が良い日に、リベンジしてみたい。
ぶらぶら自然散歩!!
