鹿島鉄道第2弾はキハ430型432号。関東鉄道時代に加越能鉄道から移籍して来たキハ126号である。
所属する模型クラブの今年の競作お題目が「私鉄の車両」であった。当初は別のキットを意気込んで作り始めたがあまりに「事にならん」のであえなく挫折。それを見事に組み上げた、ごっぱぁさま、あんたはエライ!
さて、この鹿島430はあまみやというメーカーのブラスキットで、荻原教のキットばかり組んでいると、組み難い事この上無い。いや、簡単なキットなんだが、正面と側面の合わない事と言ったら・・・。まるで別の車種の正面でも付けて改造するような感じである。プレスはずれてるし、うん、単なる素材だこりゃ。
仙台の模型店で見付けて買って早いうちに箱にしたが、合わない継ぎ目にポリパテをてんこ盛りにしたまま挫折、7〜8年の乾燥期間に突入(笑)
それを今回引っ張り出して来て完成に持ち込んだ。何とか継ぎ目を目立たないように仕上げ(完全には消えていない)、塗装して完成。
今回は凝らずにストレートに組み、床下も付属の物である。変更点はチクビーム化と尾灯交換、雨どい位置変更、運転席と客席シート取り付け程度。
塗装は下地に初めてソフト99のプラサフを使ってみた。いつもはマッハのシールプライマーである。車のボディの下地に吹く物であるから食い付きはいいはず。真鍮に対してどうなのだろうか。経年でパリっと剥げそうで少々心配ではある。
実際とは色調が異なるが、マッハの国鉄一般型気動車のクリームと赤を吹いてある。屋根は気に入っているタミヤのシルバーリーフ。
サボと社紋は昨年実車を撮影した画像を印刷して貼り付けたので、ここだけリアル。
なお仕様は一応ワンマン化前の雨どいなど位置変更後の頃を想定しているが、厳密ではなくかなりアバウトなので、鹿島に詳しい方ツッコミはやめてね(笑)
これも出来たし、残るはキハ600である。高価なフクシマのキットも気になるが(入手困難)、ロコモデルのペーパーキットがあるしなぁ・・・。
今回撮影台にしたのはオークションで購入した物で、ダイソーのディスプレーケースをベースに加工してある物。なかなかいい感じで気に入っている。ちょくちょく出品されているので、次は複線のが欲しいなぁ。
さて、来年の競作のお題は「戦前の車両」である。ネタはいろいろあるがどうするか。夏休みの宿題状態にならないと重い腰を上げないのは毎年のことである。

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