こうの史代原作「
夕凪の街 桜の国」が映画化され、7/28の全国公開に先駆け、地元広島では昨日21日から公開が始まった。
さっそく昨晩見に行ってみた。封切日に行くなど初めてである。
原爆という重たいテーマなのであるが、それをことさらに強調してはいない。それでいいと思う。
元々七波役の田中麗奈は好きなのであるが、皆実役の麻生久美子に惹かれてしまった。今までほとんど知らなかったけど、いいなぁこの人。
子供の頃から原爆については父から何度も聞かされてきた。当時は大手町に住んでいたらしい。
祖父母は灼熱の市内を逃げ惑ったという。
叔父は自宅前で即死、祖母は家の中にいたので下敷きになったが助かったらしい。
子供の頃住んでいた己斐の家は爆風で少し傾いていた。そう、欠陥住宅でよくあるボールが床を転がる。まさにそれ。
基町のバラック住宅は子供心に鮮明に覚えている。映画ではうまく再現していると思う。
バス撮影には時折行く平和公園。久しく入っていない資料館にもそろそろ行ってみようか。
大手配給会社数社に配給を拒否されたので上映館は限られるし、広島以外では上映日数も回数も少ない。
でも見れる方はぜひ見て頂きたい。
おまけ:映画に出てきたのは・・・
バス:
広電の東京線エアロクイーンI(東京>広島)と
縞々エアロキング(広島>東京)が登場。原作でも広島と中国JRのクイーンIが登場している。
電車:
広電651号と西武(型式は?)
親父へ
生きとってくれて ありがとう
こうの史代さまへ
よく描いてくれて ありがとう
佐々部監督へ
よく撮ってくれて ありがとう
キャストの皆さまへ
よく演ってくれて ありがとう
私は今も昔も元気です

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