9月24日(祝)「
第9回ひろしまバスまつり」が開催された。
昨年は台風13号接近の為に中止となった事もあってか、会場を従来の陸運支局から広島市中小企業会館へ移しての開催となった。
それを初めて耳にした時には「屋内開催で大丈夫か?」と心配したものであったが、それは杞憂に終わった。
何といっても「
天候に左右されない」、これに尽きる。前日の準備段階からの降雨、当日も時折降った挙句に終了後以降は土砂降りであった。
屋内展示場であるから「
冷房完備」である。今までの開催は昨年以外は大きく天候に左右されなかったが「ピーカン」が多く、日陰はテントしかなく大変であった。
冷房は贅沢かも知れないが、昨今の異常気象でこう暑くては熱中症などの心配もしなければならない。屋内にいる限りは快適であった(暑がりの人には少々暑かったようだが)。
心配されたバスの展示も屋内2台・屋外10台と意外なほど多く、屋外展示もゆったりと配置されていた。
今回は広島エリアながら今まで独自にバスまつりを開催して来た呉市交通局が参加し、虎の子のいすゞ
BXD30を展示、大人気となっていた。
他の屋外展示車両は広電:エルガノンステ・ブルリシティワンステ、広バス:エアロスターノンステ・UAワンステ、広交:ローズエアロ、芸陽:ブルリ(元・都営都市新バス)、備北:ローザボンネット、第一タクシー:リエッセ2台(カープバスとサンフレバス)
展示車でないが恒例の
献血バスは昨年導入の日デ/西工E−V。こういう架装は相当以前から存在していたのでE−V高速車の登場は全く驚かなかった。西工の得意分野のひとつである。
屋内展示車はボンバスのHRノンステと横川のかよこバス。HRノンステは来年から始まる期待のICカード「PASPY」の体験バスとなっていた。
↓:従来型運賃箱に読取器を設置するとこうなる
午後からはぽると出版「
バスラマ」編集長
和田由貴夫氏による講演が行われた。題目は「ひろしまのバス 日本のバス 世界のバス」で、スライドを使っての分かりやすい内容であった。
↓:和田氏と司会進行の大本さちこさん
私の所属する「中国地方バス趣味の会」は第1回から写真展示で毎年参加させて頂いている。
今年は広島200かナンバー1000番突破記念で「広島200ナンバー 1000の轍」と称して1〜1000番(実際には選択ナンバーでの欠番がある為に4〜999)までのバスの写真を展示した。
中には既に除籍されていて未撮影のバスもあり空欄もあるが、ほとんどのバスを網羅している。捕まえられなくて諦めていたバスが前日偶然撮れたものも・・・
いつもお世話になっている福山自動車時計博物館は鞆鉄ブースで「海を抱いたビー玉」や「ばすくん」などの書籍販売を行っていた。宮本様お疲れ様でした。次回はボンネットバスの展示もぜひ・・・
ぽると出版ブースでは恒例の「バスラマ」など書籍とミニカーの販売。
おもちゃマーケットブースにはなぜかミゼットも。売り物だったらしい・・・
みろくの里ブースにはいつかきた道から懐かしい電化製品も。
オタフクソースといえばコレッ! 開発には苦労されたようだ。
子供達の手から離れてしまった風船はこの通り。これが天井のあっちこっちでフワフワ。今までは回収されずに天高く・・・
主催者側はどう分析したか分からないが、私としては屋内での開催は概ね成功であったと思う。内外会場で分断されていたが行き来はかなり頻繁にあったようで、屋内が混雑した関係もあってか屋外も賑わっていた。
屋内は涼しく、屋外はバス展示が十分にあり、屋内が混雑した事を除けば成功だったと思う。座って休めるスペースがもう少しあれば・・・
交通機関も山陽本線・広電宮島線・広島バス25・50号線とあり、自家用車での来場も渋滞が無いなど問題はあまり無かったかと。
出展する側としても搬入撤収時に中までトラックが乗り入れ出来るので、こういう面でも天候に左右されないのは大変有りがたかった。
ただ屋内が涼しいだけに、ずっと外で頑張っていたスタッフには申し訳ない・・・
次回もここでの開催を期待したい。渋滞の心配が無いのでバス試乗会を復活させてはいかがであろうか。はつかいち大橋を通って木材港往復とか、そこから西広島バイパスへ回って戻って来るとか・・・
最後に、来場者の皆様、会場スタッフの皆様、この度はお疲れ様でした。

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