昨日、イスタンブールから首都のアンカラに移動してきた。
おとといまで酷い雨風で、せっかくのイスタンブール観光が最悪なものになってしまった。
昨日から回復を見せ、今日は見事な快晴!!
…とはいえ、一ケタ台の気温で寒いことには違いがないんだけど。
傘を持たなくていいっていうのは、良いことね。
10月27日に、ミマール・シナン大学のデニッツ教授にお会いして、いろいろコネクションを広げさせてもらった。
でも、できない子ね〜って思われてんだぁ…(自己嫌悪)
トルコの建築の教授がどの程度「アタチュルク廟」のことを知っていて、どの程度研究が進んでいるのかを知っていたら、質問の仕方も違うんだろうけど、まぁ空気的にこの人はトルコ建築界の上層部の一人。
若手に入るんだろうけど。
専門家ではないけど、国民だからある程度は知ってるだろう。
どこまで知ってるものとして質問をしていいのかわからなかったんだよね。
彼女が何を専攻しているのかも知らなかったし。
とにかく、参考文献がほしいんだ!!ってだけ主張してた。
大学の図書館に一緒に行ってくれて、司書さんに通訳してくれたけど、あんまり良い資料は出てこなかった。
そしたら、彼女がchairmanをしているchamber of atchitects of Turkeyてとこがあってそこの図書館に行きなさい、って言われた。
そこでは、欲しかったら買うこともできるからって。
デニッツ教授とはそこでさよなら。
あ”ーーーーっ!!
スナップ撮ってもらうの忘れた!と思ったのは、ホテルに帰ってきて大分経ってからだったんだよね。
来年、日本に来るだろうから良いかぁ〜ってなったけど。
chamber of atchitects of Turkeyって…
なんだろー。何やってるとこなんだろう?建築学会とも違うんだろうけど。
図書館があって、ショップがあってっていう感じはギャラ間みたいな?
でも、出版社は限定されてなくて、とにかく大学で出版された本とかも、建築、都市計画、ランドスケープに関わらず、本が集められてる…って感じのとこだった。
そこの司書のSelmaが良い人で、2〜3時間本探しをずっとアシストしてくれてた。
お陰で…もう…トランクが破裂するくらい本買った。
それでも日本円にすると6000円くらい?
さらに、最近のトルコ新建築雑誌的なものはないか?って言ったら、タダでくれた。
トルコはね、怪しい人と良い人の差が激しいの。
日本人を鴨と捉えるか、親日と捉えるかの違いかな?
単純に旅行者には優しいんだよ、ツーリストだからねって言ってたのは、国鉄の駅員さんだったかな(笑)
うん。まぁだからね、トランクがさ…
一度荷物を日本に送りたいんだけど…大丈夫かなぁ。
なんだか方々からトルコから送ってもちゃんと届くかわかんないなんて話を聞くと、この後のエジプト旅行にまでこれを持って歩くのか!?ってげんなりなんだけど。
それも今、まだ旅が始まったばっかりよ!?
これから本陣に乗り込んでいこうっていうところよ!?
はぁ〜〜〜。
そう。で、翌日の10月28日。
イスタンブール最終日。
大雨・強風。
私、傘を2本買って、2本とも折れて捨ててしまった。1300円が〜〜〜Σ
そんな中、観光なんて最悪。
日本だったら絶対ひきこもってる。
でも、最終日だから行かなきゃ…
そのあとのアンカラ滞在が長いんだから、後でイスタンブールに戻ってくる弾丸ツアーも敢行すればいいんじゃんって思ったのは、翌日の朝方だった…。
なんだか、無駄に疲れたね。
はい。かの有名なハギア・ソフィア
清水Tの授業でドームのかかり方やりましたね?(知り人ぞ知る)
まぁ、2回目なんですけどね。
夢枕獏の「シナン」を読んだ後だと、前回見たときより感動的なんですけどね。
シナンが、キリスト教教会として建てられたハギア・ソフィアに神を見て、イスラム教はこれを越えることはできないのかという当時の若きスルタンに問われ、生涯を賭けてモスク建設を行った…って話。
キリスト教教会だった証拠ね。
モザイク画が、あっちこっちにあるの。
そのあと、
ブルーモスク:
は、外観だけ。礼拝の時間になっちゃったからね。シナンの最高傑作ってことになってるはず…。
トプカプ宮殿:
ん〜。いらんわ。どうしても興味がもてないんだもんよ。
考古学博物館・古代東方博物館:
アンカラのアナトリア文明博物館と所蔵品を二分しているから見とかないとね。でも、肝心のカデシュ条約が書かれている粘土板を探し出せなかった。どこにあったんだろう…
地下宮殿:
いいよ〜ここは。あの照明がまたいい味出してんだ。なんともミステリアスなどこに繋がるのか未知な雰囲気を。蛍光灯だったら興ざめなんだろうな。そこにステージを設けて、何かイベントがありそうな様子だったけど、見て見たかったね。
ペラパラスホテル:
アタチュルクさんが来たっていうホテルで、ミュージアムになってるから行ってみたら…not open now…。なんで!?結局とにかく見れず、セキュリティのお兄さんにこやかにダメって…。うぅぅぅ〜〜〜
ショッピングモール:
来なくてもよかったんじゃないか!?って言うね。グランドバザールに行くくらいならこっちに全部あるよっていう情報を信じたんだけど、全然ない。…この時点で7時になってたから、バザール閉店時間。…アンカラに期待を込めて。
チェンベルリタシュ・ハマム:
一度、ホテルに帰ろうかとも思った。靴下びしょびしょだし、お風呂入った後、同じもの着るなんて嫌だって思ったけど、ホテルに帰ったら、もう一度出る元気なんてない!!ってことで、そのまま向かった。
ここもシナン設計のとこなんだけど、お風呂だからね…写真撮れないよね。艶めかしく、非常にボンレスハムのようなおばちゃんたちが洗ってくれます(笑)
モスクのドームっていうのは、機能的にどうしたいのか、よくわからないんだけど、このハマムのドームに関しては蒸気と水滴の流れの関係がすごく効率に合ってるんじゃないかって思った。
部屋の壁には一見、そういう形の部屋かなって思うんだけど、溝が掘られてて、そこをちゃんと水滴が流れてる。
エフェソス遺跡でも思ったけど、装飾の中にちゃんと機能が含まれているところが好き。
とまぁ盛りだくさんの一日だった。
お風呂も入っちゃってるからね。そのまま就寝。
10月29日:トルコ共和国記念日
やってきました、本番当日…っていっても私は何もしないんだけどね
移動日です。
友人とは別行動で、私は飛行機で先にアンカラに向かいます。
飛行機の中では左右男性に囲まれた…。両隣、すごくいい人で、ん〜〜子供だと思われてんだな、きっと。
すごく気を使ってくれてた。
私がトルコ語全然できないって事もあったんだろうけど。
ガムくれたり、話しかけてくれたり、お昼だぞって通りすぎたCAを呼んでくれたり…が右の人
私が窓の外をのぞきこんだのをきっかけに、「まだ雲ばっかりだぞ」って会話になったのが左の人。
この人はその後も面倒見てくれて。。。
NY在住なだけあって英語がすごくきれいで、一瞬同じ観光客かと思ったら、里帰りの人だった。
何しに行くんだ?勉強か?アンカラでは誰かと会う予定はあるのか?空港についたら誰がpick upしにくるんだ?ホテルはどの辺なんだ?弟が迎えに来るから、送ってってやるよ!
あざーす!!
みたいな会話がありまして…お願いすることになりました。
しなきゃいけない情報収集は彼や、彼の弟さんからした。
あんまりね、ホテルが良い場所じゃないんだ。夜遊びはできない感じ。
6時以降は外出禁止かな。
ホテルにはダイレクトどころか、ホテルマンは英語喋れないだろうからそこまで送るよって言ってくれて、全部やってくれた。
全部、イスタンブールで近寄ってくる胡散臭い喋りじゃなくて、本当に心配している口調なんだよね。
大丈夫かい、君?っていう。
胸を張って大丈夫じゃないです!っていうよね!!
あぁ…彼は外交官だったらしい…すごい人だったんだ…。
ホテル着いたら、とりあえずwelcome teaで一息ついてから、洗濯して、アタチュルク廟へ
普段なら、ここで明日でも良いかって思うんだけど、記念日は今日しかない!てなれば、行くしかないでしょ
で、行ってみた。
極寒の中、ディズニーランド並みの長蛇の列
寒くて寒くて…即行帰りたいって思ったけど、ぐっと我慢。
長蛇の列に並んで、とりあえず、ムードを写真に収めに行きましたよ。
いろんな角度から、ミュージアムの中…とかもうそういうのは後でいいや、と終わったらわき目も振らず帰ってきた。
ホテルに着いたら友人も到着済み。
イスタンブールのホテルより、こっちのホテルの方がいろんな面で良い感じ。
清潔そうだし。お掃除のおばちゃんはトルコ語しかできないけど、もう仲良し。
切れたランプ交換してくれたり、TVのつけ方教えてくれたり、してるからね。
そのおばちゃんに、部屋掃除するからって追いだされて今寒いロビーにいるんだけどねっ!!

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