先日書いた「夏の庭」は、集中するでもなくだらだらとでもなく、2日かけて読んだ。
なるほど、こどもには自然に入っていける面白い話だと思った。考えてみれば、同じ対象年齢の頃読んだ「坊ちゃん」だって、ただ坊ちゃんの正義感とか、卵をぶつけるシーンの愉快さだけが心に残ったものだ。こどもにはそれで良いのだ。説明せずに感じさせる・・、私も学ばねば。
大人として期待していた何かは、十章の終りの方に少しあった。あと夕焼けに照り返る養老院?の建物、そこに小さく浮かび上がる手を振って見送るお婆ちゃん。情景がいつまでも残る。そう考えてみると、葬儀特に火葬とその後の骨拾いなども、実体験より先にここで教われるかもしれない。うん、やはりただ筋の面白さだけではない。
英語版で読んで湧いた疑問というか興味
1.主人公と友達それぞれのあだ名
キヤマ Beanpole = 豆の樹の幹 → のっぽ or ひょろ?
ヤマシタ Pudge = ずんぐり → ?
カワベ Four-eyes? = 四つ目 → メガネ?
2.Kokoの姓、どんな漢字を書くのか
3.北海道の話のAshibari、Abashiri(網走)の間違いだ(笑)
そのうち教えてくれる人が現われるか、又は日本に行き原著を読むこともあろう。いつになるか分からないが。次回の訪日は楽しいものにしたい。

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