2ガロンタンクの方のオパエを見て驚いた。小さいのである。これまで特に比較してこなかった(この他に1/2ガロンのタンクのもある)、特に産直のプライベートポンドから来たばかりの野生のものとは。元はこの2ガロンの中の彼等もそうなのだが、皆して少しずつ少しずつ縮んでいったから、気が付かなかったのだ。
自分の不明と無知を恥じる。小さなところに閉じ込めるから小さくなっていくのだと思っていたが、広いところに入れても同じ。餌が十分与えられていなければ、やはり小さくなってしまうのだ。
フクボンサイの勧める通り、一度に一時間以内に食べ終わる量、中2、3日空ける。こんなやりかたをしてきた。だが、恐らくフクボンタンクほどバクテリアも居ず生態系が出来上がっていない我が2ガロンタンクでは、他に食べる餌がなく、栄養価の甚だ低い珪藻を食べてひもじさを凌いできたに違いない。
なら脱皮をしなければと思うのだが、そうもいかないのだろう。(脱皮しないのに縮むってことありますか?人間と同じで節と節の間が縮まって背が低くなるというのはなし。もしそうでも少なくとも太さは変わらない筈。)

右の写真は5ガロンの100匹に餌を与えた時の様子。ものすごい勢いである。これはまだ良い方で、しばしば運動会の「棒倒し」競技状態になっている。
与えているのはヤドカリの餌。Hermit Crab(ヤドカリ)餌としか書いてないが、絵と与え方の説明からオカヤドカリ用として売っているのは確かだ。(左の写真参照)
成分は、クリル、魚、アルファルファ、魚油、β(ベータ)カロチン、スピルリナ等。難しくて分からないのは省いた。(^^;
最後のスピルリナは、ご存知オカヤドカリにも推奨されるスーパーフード、フクボンサイの推奨で別売もしているオパエ用餌だが、やはりこれだけでなく他の物も入っていた方が良いのではないか。肉を食べたら野菜も採らにゃいかんよ、みたいな。でもスーパーフードだから、全部兼ねてるのかな..。栄養士さんいらしたら、教えてください。

何はともあれ、匂いはこっちの方が強く(というよりキツイくらい。スピルリナは匂いがしたっけか)、気が付くまでの時差はやはりあるが、水面に浮かぶ粉末より格段に早く気が付く。潰さずペレットのままあげると、えび団子になりながら転がしふやかし、凄い勢いで剥ぎ取り食べていく。
これなら、水を濁らせることも少ないのでないか。とにかくこんな大喜びでがっついてくれるなら、水面逆さ走りで食べる芸を教え込むのはもう止めだ。あの餌の与え方では小さくなってしまう。
オパエさんを飼い始める前、アクアの基礎とエビの飼育法をとネットを歩いていたら、エビは細く長く、餌を与え過ぎると太く短くになってしまう、といったような記事を、どちらかで見た覚えがある。
だが、少なくともうちへ来た生物達には、飢えから免れ、昼寝も出来る生活を与えたい。これはオカヤドカリもオパエも、その他どんな動物も同じ。天敵などを入れ、自然の状態弱肉強食の世界を再現するつもりはないのだ。好きな動物がのどかに生きている様子を見ていたい。私はアクアリストでも自然観察派でもない、甲殻類飼育愛好家なのだ。(^^
まとめ
オパエさんを大きく、幸せに育てるには、餌を与える必要がある
餌を与えるには、豊富な水量、又はろ過システムが必要になる
@@さんにカニ跨ぎされた餌はオパエさんに。毎日でもOK

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